2017年11月27日

香港での「横浜市立大学講演会」

 去る9月24日の日曜日、「香港日本人倶楽部」の一室にて、「横浜市立大学講演会」が開催されました。主催は、海外在住の日本人子女を対象とした学習塾「epis Education Centre」で、同塾の説明会と抱き合わせで招聘される形(ありがたいことに渡航滞在費は先方持ち)で開催されたものです。同塾は2002年に香港でスタートし、現在では香港に2教室、中国大陸に2教室、そしてオーストラリアに2教室を運営しています。

 今回、横浜市立大学からは私が出張して、本学の概要や海外帰国生を中心とした入試制度の他、日本の大学入試・高大接続の課題や動向について、国際比較も交えて講演してきました。参加者は香港在住の日本人生徒やその保護者など30数名。大学受験を間近に控えた高校生(やその保護者)よりも、中学や小学生の保護者が多かったのですが、講演後には何人かの方から個別の質問や相談もあり、日本の大学入試の現状や中長期的課題について強い関心を持たれている事を実感しました。

 一口に海外帰国生と言っても、単身留学(国立大学では海外帰国生入試の対象とされない)なのか、親の海外赴任に同行しての事なのか、様々なタイプがあることは、普段の業務でも把握してはいましたが、今回は特に家族滞在で外国で学ぶ生徒の中でも、海外に赴いた年齢や滞在年数などにより特徴や課題の違うことを、肌で感じる事ができました。

 小学校の低学年くらいから現地校やインターナショナルスクールで学び始めた子ども達だと、中学や高校生くらいには英語も含めて複数の言語に習熟し、世界中の大学に楽々進学できそうな者も珍しくありませんが、意外にそうした子ども達の中には、一度は日本語で教授する学校(大学)で学ぶことにより日本人としての芯を確立すべく、一般的な(とは言えそれなりに国際的な)日本の大学や高校を選ぶ者も一定数いるものです。

 一方、中学校くらいで海外に出た子どもの場合は、適応に苦労するケースも多いようです。とりあえず日本人学校(ほぼ中等部まで)に入れば最初は楽ですが、その後の高校進学の際に様々な選択肢(単身で日本国内の高校に進学する事も含む)から、主体的に進学先を決められれば良いのですが、ともすれば一番楽そうな進学先に安易に決めてしまうような問題も見られるようです。

 ところで今回の出張は、18年ほどになる私の大学職員としてのキャリアの中で、初めての海外出張でした。それこそ、学生〜院生時代には留学や学会参加などで度々海外(返還直前の香港も含む)には出ていたものの、入試畑で過ごしてきた職員の仕事では、海外帰国生や留学生にも対応してきたとはいえ国外出張の機会は無く、プライベートでも最後に海外旅行をしたのが12年も前だったので、実にワクワクする経験でありました。

(出光 直樹)


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スゴイぞ!都短協

 先日、とても出来のいい冊子が手元に届きました。それは、一般財団法人東京都私立短期大学協会(以下、都短協)が、発行している「東京・関東 私立短期大学 進学ガイド 2018」です。この本の利用方法として、4点挙げられていました。
  1. 「進路決定の資料としてご活用ください」 進路決定までのスケジュールや各短期大学別学校紹介です。
  2. 「短期大学だからこそできる5つのこと」 社会で活躍する先輩たちの声VOICES!と短期大学だからこそできる5つのことが詳しく書かれていました。
  3. 「学校情報をわかりやすくご紹介」 入試制度と各短期大学別学校紹介です。
  4. 「オープンキャンパスへ行こう!」 私立短期大学の所在地やオープンキャンパス学校Chekシートがありました。

 社会で活躍する先輩たちの声VOICES!では、卒業生が様々な業種で活躍している記事が載っていて、とてもイキイキと仕事をしている感じが伝わってきました。短期大学だからこそできる5つのことは、1.知識と技術が学べる。2.多彩な進路先として、就職、専攻科、四年制大学編入、海外の大学への留学が挙げられていました。3.高い就職率として、2016年の四年制大学の就職率74,7%に対し短期大学は、79.2%と約5%高いことが挙げられています。4.資格取得として、多彩な資格が取れることが明記されていました。5.少ない費用で、実社会に必要な知識を取得できるという、お得感満載になっていました。

 中でも特に気になったのは、各短期大学の紹介は30校で、その中の在学生の出身高校です。掲載されている短期大学の所在地は、東京26校、神奈川2校、埼玉1校、千葉1校です。その中に書かれている在学生の出身高校の所在地は、東京7名、千葉4名、神奈川3名、埼玉3名、長野3名、各1名(山形、福島、新潟、茨城、、静岡、高知)となっていました。

 そこで興味がフツフツと沸き起こり、近隣の神奈川、埼玉、千葉の私立短期大学協会が発行している冊子かポスターを調べてみました。神奈川県には、冊子とポスターはありますが、在学生と卒業生の記載はなく学校情報でした。埼玉県には、冊子はなくポスターが作成されていました。そのポスターには県内の短大12校から卒業生と在学生が1名ずつ計2名掲載されていて、出身高校名は明記されていませんでした。千葉県は、大学と短期大学が一緒に掲載されているポスターがあり、大学22校、短大8校があり、在学生や卒業生の個別の写真は掲載がありませんでした。

 やはり一都三県の中でも、都短協の取り組みはピカイチなようです。東京都の学校を探している全国の高校生を対象とした結果が、近隣や地方出身の在学生をピックアップする結果に繋がっていると感じました。本学にも地方出身者が多いので、今後の募集広報におおいに役立つ冊子でした。

(秋草 誠)

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会報 『BIG EGG』 2017年12月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2017年11月27日(月) 午後6時〜9時+食事会

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