2018年02月27日

2018年度「大学アドミッション」のご案内

※先月の論考の続きは4月号に掲載します。

 桜美林大学大学院 大学アドミニストレーション研究科(修士課程)にて、私が非常勤講師として担当している授業科目「大学アドミッション」のご案内です。桜美林大学の正規の大学院生としてでなくとも、大卒やそれに準ずる学歴のある方であれば、科目等履修生(単位認定あり)や聴講生(単位認定無し)として履修する事が出来ます。科目等履修生・聴講生の出願締切は3月15日(木)必着で、入試広報部門の大学職員の方はもちろん、大学の入試広報や高大接続の課題に関心と何らかの接点をお持ちであれば、大学以外の機関に所属されている皆様も歓迎です。

 この科目は、社会人が通いやすいように夜間や土日にも開室している都心部(千駄ヶ谷)のサテライトキャンパスでの開講とともに、遠隔地の方の履修や、受講者による課題報告とディスカッションを重視した授業展開も意図して、毎週ベースではなく月に1回の間隔で、日曜日に集中開講しています。

 2014年度に新設されて今回で5年目となりますが、今まで富山や名古屋などから新幹線による日帰りや、沖縄から飛行機で前泊して受講された方々がおられました。受講者数は多い時で14名から少ない時で3名という規模ですが、毎回大学職員だけでなく、これから大学職員を目指す学部新卒の専業大学院生、専門学校や日本語学校、インターナショナルスクール、教育委員会などの様々な機関に所属される方が受講されており、毎回バラエティに富んだ課題報告とディスカッションが展開されています。

 2018年度の授業日は4月15日、5月20日、6月17日、7月15日の4回で、時間はいずれも10時〜17時(昼休み含む)です。

 初回は私による包括的なレクチャーで、「入学者選抜と高大接続をめぐる課題」を、歴史的世界的な視野に位置付けながら、我が国における課題の構造を整理します。2回目は「入学者選抜制度運用の実際」を実例を用いて検討すべく最初の課題報告として、自身の関係する大学等における具体的な入学者選抜制度を取り上げて、その特色や課題を報告します。3回目は「広報活動の課題」を探るべく、関係者へのインタビューを含めた広報活動の実例を報告します。4回目は「学生の目から見た大学選び」を検討すべく、3名以上の学生に対してインタビュー調査を行い、入学前の大学選びに関する意識や行動、受験のプロセス、大学入学後の適応などについてまとめ、報告します。

 そして最終レポートとして4回の授業の内容を振り返ってまとめ、それをもとに成績評価をいたします。シラバス等の詳細については、私のブログをご覧ください。

(出光 直樹)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:出光 直樹
posted by fmics at 18:04 | TrackBack(0) | 巻頭言

都心回帰ショック

 平成29年度から日大の芸術学部(以下、日芸)が所沢キャンパスから、練馬区の江古田に移転します。所沢に短大がある私としては、都心回帰が所沢も対象になったのか、という悲しい気持ちになりました。今まで都心回帰するのは、多摩地域にキャンパスがある大学の話だと思っていましたから、池袋からわずか22分、西武新宿から36分の所沢が対象になったことは大きなショックでした。それにも増して、都心回帰後の日芸の定員減という話になんだかやるせない気持ちになりました。現実は、音大や美大の受験生が減り続けてきていると聞いています。この分野の受験生が減っている社会の行き着く先に不安を感じています。個人的にこの分野には、ある一定のニーズがあるものだと信じていたので、就職が出来なくても選択する人がいることに憂いを持っていたのです。ところが、なぜか芸術家への志望が減ったという社会に、閉塞感を感じてしまうのです。この閉塞感は社会のニーズを読み解くことが重要だと思っています。

 整理すると、社会で働く人が減ってきていること。コンビニの深夜で働く時給1,100円の求人票を目にすることが多くなってきたのは、深夜に働く人が減ってきた事実だと思っています。この深夜に働いている人の多くは外国人です。汗をかく仕事には人が集まらなくなってきているのが都心部の現状だといえます。

 全国の至る所に、観光客が増えドラックストアなどのレジには、二種類のレジがあります。一つは、タックスフリーの外国人用と通常のレジです。当然ですが、外国人用のレジには、英語と中国語が出来る人材が雇用されているようです。

 また、IT関連の会社には、新卒採用しない会社も増えてきているようです。この3つの事実をつなぎ合わせてみると、この先に何が起きるのか予想できるはずです。

 これからの社会は、人材が不足し楽な仕事を選ぶ人たちが増えるはずです。そうなると、学歴を問わない企業が増え、高卒、中卒でも採用したいという会社も出てくる予感がします。そして、待遇面でも語学ができる人たちに手当てが多く支払われる企業が増えるはずです。私が感じた閉塞感は、冒頭の音楽や美術を親しむ余裕などなく、働くことだけが全てだというような社会に変わるのではないかという要因だったのです。

 この社会の行き着く先には、どのような人材が求められるのか考えると、一緒に仕事がしたいと思われるようなコミュニケーション能力と語学力が重要視されるのです。そこに高等教育が本当に必要なのか、問われるでしょう。

(秋草 誠)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:秋草 誠
posted by fmics at 18:02 | TrackBack(0) | 巻頭言

会報 『BIG EGG』 2018年3月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2018年2月27日(火) 午後6時〜9時+食事会

続きを読む
posted by fmics at 18:00 | TrackBack(0) | 会報発送作業