2018年07月13日

出光ゼミ 91

●この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●前回5月25日(金)の参加者数は5名。横浜市立大学医学部医学科の国際バカロレア入試、秋田県立大学の簡略版大学案内、「大型研究拠点を整備へ:岐阜大と名大運営統合協議|岐阜新聞Web」、「『地域枠医師』北大生応募ゼロ 勤務に不安? 道、締切延長」、悪質タックル問題における日本大学の初期対応のまずさ、といったトピックスが寄せられました。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。

●資料(コピー)は8部程お持ちください。当日、会場でのコピーにも対応します。

【日時】 2018年7月13日(金)午後7時〜9時+懇親会

【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス Y305教室

【参加費】 100円+懇親会3000円程度(収入による増減あり)

【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学)
 naoki(アットマーク)idemitsu.info
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html
*お名前、ご所属、懇親会への参加の有無をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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国際バカロレア入試の新展開<中編>

<前編から>

 医学部医学科で何らかの入試を導入するとなると、難関のレベルに相応しい学力担保の仕組みが必要となります。そこで、2019年度の入学生より導入する横浜市立大学医学部医学科の国際バカロレア入試では、国際バカロレア資格(IBDP)において、次の(1)〜(3)のいずれにも該当する(見込の)者という要件を設けました。

(1) 全体の成績評価が39以上
(2) 言語Aを日本語(HL・SLのいずれでも可)により履修し成績評価4以上、または言語Bを日本語(HL)により履修し成績評価6以上
(3) 物理、化学、生物から2科目および数学の3科目を履修し、うち1科目はHL成績評価4以上、他の2科目はSL成績評価5以上又はHL成績評価3以上

 国際教養学部・国際商学部・理学部・データサイエンス学部の国際バカロレア入試では、IBDPは(基本的に全体成績45点満点中の24点以上で)取得(見込み)であれば良く、履修科目の要件も全く設けていないのに対して、かなり高水準なものです。このレベルのIB生であれば、北米等の大学から奨学金付きの合格がもらえ、日本の普通の大学には見向きもしないと言われるレベルですが、この要件は、岡山大学医学部医学科の国際バカロレア入試の出願要件と同じで、それをそのまま用いることにしたのです。

 岡山大学は、2012年度に国立大学で最初に国際バカロレア入試を4つの学部で導入し、2015年度にはすべての学部で実施するに至っています。その特色は、国際バカロレア教育の質とIBDPの成績を高く評価し、大学独自の筆記試験は課さず、基本的にIBDPの成績や出身校からの評価書、自己推薦書等の書類審査のみで合否を決めている点にあります。

 岡山大学でも医学部医学科や教育学部などの対人専門職養成の学部では面接も行っていますが、あくまでも総合評価の一部として位置づけられ、基本的にはIB生が受けてきた国際バカロレア教育の評価を中心とする書類審査の枠組みで合否を決定しています。

 『朝日新聞GLOBE+』2018年6月30日付の記事「国立大初のバカロレア入試は岡山大学 狙いは『コミュニケーション力』」などで詳しく紹介されていますが、岡山大学が国際バカロレアを高く評価する入試を導入した背景には、現在、副学長・アドミッションセンター長の田原誠先生(専門は植物遺伝学)が中心になり、2009年頃から国内外のIB認定校を精力的に訪問調査するとともに、学内での説明会や議論を重ねて来たことにありました。

<後編へ>
(出光 直樹)

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タグ:出光 直樹
posted by fmics at 00:10 | TrackBack(0) | 巻頭言