2019年07月23日

本物に触れる

 先日、茶道部に所属するゼミ生たちが学外茶会をやるということで、某神社境内の茶室に行ってきた。彼らの影響で最近茶道に興味を持ち始め、さまざまな形で作動に触れる機会を多く作ってきた。そこで実感するのは、表題のごとく『本物に触れる』ことの重要性である。

 たとえば掛軸。素人から見ればミミズのはったような文字のような墨の羅列でしかないが、書いた人がどんな立場の人で、どういう文章を書いているのか? これを読み解くことができれば、この茶席で演出したい空間の意図の一端が見える。たとえば花入れに生けられた花。これを見れば忘れがちな季節の機微が見える。たとえば茶碗。どこの窯で焼かれたのか? 作家は誰か? 絵付けのバランス等はどうか? 言い出したらきりがないくらいのバリエーションがある。しかし、手に茶碗を包んだ時の触感、茶碗を通して伝わるお茶の熱、本物であればその造形はもちろんのこと、手にしたときにビンビン伝わるものがある。そして肝心のお茶。味や香りはもちろんのこと、点てたときの抹茶色の加減も大事な要素である。この辺りは空間に配置された道具というより、手前する人、半東さん、正客さん、次客さん、こうした人々の些細な心遣いによるところが大きい。

 その意味で、茶道とはトータルな意味での【空間芸術】なのだということが分かる。仮に道具立ての組み合わせを同一にしたとしても、そこに集う人々、その日の天候で完成される空間の印象はまるで違う。だからこそ、その一瞬一瞬の出会いを大事にしよう、一瞬が終わってもそこで気を抜かずに次の一瞬へ思いを馳せよう。「一期一会」と「余情残心」の境地は日常の中で感じることは極めて難しいが、茶席に参加すればその一端でも感じることができるはずだ。

 一期一会と余情残心の境地の一端を日常で感じることができるか? それを定期試験監督で実験してみようと思う。

(中村 勝之)

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産婦人科スマホで相談

 7月後半は大学の定期試験期間、梅雨から夏へ季節の変わり目でもあり、学生さんも体調管理が難しい時期。2019年7月18日(木)毎日新聞「くらしナビ医療・健康」では「産婦人科スマホで相談」(荒木涼子記者)が掲載、遠隔健康医療相談サービス「産婦人科オンライン」全国初の取組みとして新渡戸文化短期大学(東京都中野区)の学生にサービス提供開始を紹介していた。

 スマートフォンや電話を使って産婦人科医に相談する学生に向けた初めてのサービス。「内診は恥ずかしい」「妊娠したのかと誤解されたくない」など産婦人科医の診察を受けることに抵抗感のある学生が少なくない。生理痛一つを取っても子宮内膜症など隠れた病気が悪化するサインかもしれず、専門家は手遅れにならないよう早期の受診を訴えているとのこと。

 産婦人科医の重見大介医師は「『産婦人科は妊娠したら行くところ』というイメージがあるが、そんなことはありません」。と強調する。女性ホルモンの変動で、女性は体や精神に大きな影響を受ける。そこで、重見医師は無料通信アプリ「LINE」を通じた相談窓口『産婦人科オンライン』を開設。今年度から学校法人新渡戸文化学園が学校法人として初導入。「適切な情報がなく、世間の視線や偏見で受診が遅れ、症状が悪化したり、将来に悪影響が起きたりする前に受診につなげたい」と語る。

 オンライン相談では、月経に関するトラブルや相談、おなかや腰の痛みなどの一般的な対処法を伝え、受診が必要だと判断した場合は産婦人科の受診を勧める。運営するキッズ・パブリック社(東京都千代田区)と連携する自治体の住民や企業の社員が対象だったが、今年度から高校生・大学生向けにも拡大。ただし、遠隔医療相談サービスであり、医療行為ではないため、診断や薬の処方はしていないとのこと。

 同学園は、これまでも保健室担当の看護スタッフが女子学生の相談を受けてきた。提携を決めたことについて、平岩国泰理事長は「性にまつわることだと周囲の目を気にしがちだが、第三者の機関を介せば気軽に相談できるはず」と期待する。

 新サービスは、LINEのチャットや通話機能を使って、現役の産婦人科医に何度でも無料で約10分間相談できる。予約制で、相談内容は学園にも、学生の保護者にも明かされない。看護スタッフは「お金のない学生にとって、専門の医師に相談できるのはかなりありがたい」と話す。新渡戸文化学園と産婦人科オンラインは、提携を通じ「女性が主体的に健康管理をする初めの一歩をサポートできる場」の構築を目指すとしている。

(宮本 輝)

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会報 『BIG EGG』 2019年8月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2019年7月23日(火) 午後6時〜9時+食事会

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