2020年01月31日

会報 『BIG EGG』 2020年2月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2020年1月31日(金) 午後6時〜9時+食事会

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2020年01月23日

FMICS BOOK PARTY 13-334 松岡 亮二 『教育格差 − 階層・地域・学歴』 ちくま新書

 これまで続けてきました「FMICS SD」を発展的にパワーアップするために「FMICS BOOK PARTY」と改組いたしました。ここは、仲間と一冊の本を読むことによって、「本」との出会い、「人」との出会い、「自分」との出会いを楽しむ「安全な場」です。ポストイットを使い、グループワークにより指定図書をより深く読み込みます。

【日時】 2020年1月23日(木) 午後6時30分受付 7〜9時

【会場】 四谷・蔵や
   (JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
   *会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【指定図書】
指定図書

【進行担当】 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
 *当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2020年01月16日

FMICS 1月例会(第721回例会) 民間英語4技能テストのあり方とこれからの大学入学者選抜のあるべき姿

■高等教育問題研究会 FMICS 2020年1月例会(第721回)をご案内いたします。

■大混乱の大学入試改革。何のために、誰のための改革なのでしょうか。受験生の持つ可能性を引き出したいという目的が、いつの間にか、手段をカタチにするための議論になってしまいました。 はたして、この議論の中に、受験生はいるのでしょうか。絶対に居ませんね。
 若い受験生には、決して簡単なことではありませんが、大人のこんな右往左往に振り回されることなく、しっかりと自分の目指す方向を決めて誠実に学び続けてください。
 これからの大学入試改革がどのようなカタチになろうとも、真摯に学び続けていけば、ピンチはチャンス変わります。チャンスは、自ら掴むものです。来たるべき時代は、荒波を乗り切れるだけの人間力を必要とします。
 受験生には、少し過大ともいえる期待を求めてしまいました。私たち大学人の責任は、受験生の比ではありません。故石川洋美先生は、「教育とは神様の創られたものに手を加えること。大学人はその畏れをもって学生に接すること」とエールをくださいました。私たちは、時代から問われる責任の大きさを肝に銘じなければなりません。
 後藤さんの問題提起の後、皆さまと一ご緒に、ワイワイガヤガヤと今月のテーマをTHINKBIGに深化させることといたします。お一人でも多くの皆さまには、積極的にディスカッションの輪に加わっていただきますようお願いいたします。お仲間、学生さんに、声を掛けられてご参加ください。

■後藤さんからのメッセージと指定図書です。
 今回の大学入試改革で大きく問われるべきは大学の主体性です。民間英語4技能テストはなぜ頓挫したのかを考えながらこれからの大学入学者選抜のあり方を考えてみたいと存じます。
 私からはこれからあるべき大学入学者選抜を提示することを考えております。基本原則として、これからの社会状況を大局的に捉えることです。
これから社会がどう変わっていくのか。そこが大きな鍵となるでしょう。
 今回は次の2冊を課題図書として提示いたします。どちらもこれからの社会を考える上でとても示唆に富んだものです。年末年始は慌ただしく過ぎていくかもしれませんが、この2冊を手に取っ
ていただき、若者の未来に寄り添って、これからの教育や大学入学者選抜を考えていただきたいと存じます。

【日時】 2020年1月16日(木)
   受付 午後6時30分
  月例会 午後7時〜9時
情報交換会 午後9時10分〜10時10分


【会場】 日能研 恵比寿ビル 7階 セミナールーム
*1階に、子どものためのセレクトショップ「ちえの木の実」が入っているビルです。
恵比寿日能研ビル案内図

【テーマ】 2020年のミッション・パッション・アクション 激変する時代を読み解く
   民間英語4技能テストのあり方とこれからの大学入学者選抜のあるべき姿


【問題提起】
  後藤 健夫 (教育ジャーナリスト)
  司会 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
 *当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2020年01月09日

VUCAは今に始まった話ではない

 その因果関係は不明だが、僅かなきっかけでシステムが大きく揺らぐ浮動性(Volatility)、ある行為がどういう結果をもたらすのかが見当もつかない不確実性(Uncertainty)、システムが細かくなり過ぎる事から生じる複雑性(Complexity)、そして事象の境界がぼやける曖昧性(Ambiguity)がある状況では、先を見通すのが極めて困難になると言われている。俗にいうVUCAである。近年ビジネスシーンを中心に持ち出される言葉で、FMICSの研究会でもしばしば聞かれる。最近の言葉だから急に出てきたと思われがちだが、少なくとも経済学的観点からはVUCA状況自体はもっと昔から生じていた。

 1960年代における経済学の重要なトピックの1つはインフレ予想についての考え方だった(前号参照)。その1つの理由が為替制度の安定にあった。当時の為替制度はドルを対外経済取引の基軸通貨として、それと金の価値を固定的に結び付ける「金本位制」(大量の金をアメリカが持っていることが前提)と、そのドルを他の通貨との交換比率を固定する「固定相場制」を基本としていた。

 だが、60年代から制度の揺らぎが出てきていた。ヨーロッパ諸国や日本において戦後復興で急速に経済力をつけていく中、ドルを放出して金を保有しようとする動きが見られるようになった。これはアメリカから金が流出することを意味し、金本位制の根幹が崩壊しかねない状況となった。これに歯止めが効かず、ついに1971年8月、アメリカ大統領R.M.ニクソンはドルと金の交換(兌換)を一時停止すると発表した。いわゆる「ニクソン・ショック」である。その後、金本位制維持のために様々な協議がなされたが、1973年には先進国が変動相場制に移行する形で金本位制は有名無実化(1978年に先進国を対象に完全廃止)した。

 この動きは2つのことを意味する。1つ目は各国においてインフレの制御を国内事情に集中できるようになったこと。先述の通り、国内事情でインフレ率の上昇が気になっていたとしても、たとえば周辺国がそれ以上のインフレが加速しているのであれば、それに合わせて国内のインフレを放任する政策決定をせざるを得なかった。それが変動相場制によって周辺国の動きと国内のインフレが切り離されたため、国内事情に注視すればいいことになった。2つ目は国際協調を通じて為替レートを安定させていたものを放棄したこと。だが、このことによって為替市場の思惑次第でレートが大きく変動する余地が生まれ、それが国内の経済状況を一変させる可能性が出てくる。

 その意味で、今のVUCA状況は1970年代初頭から始まったと言えるかもしれない。

(中村 勝之)

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タグ:中村 勝之
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逆境にあっても前向きに生きる

 新年明けましておめでとうございます。昨年末の締めくくりは「このごろ通信」(2019年12月23日(月)毎日新聞夕刊)の人生の先達の伝言。北九州を拠点に活動する「生笑(いきわら)一座」、ホームレスのおっちゃんらが全国の学校に出前授業をして回っている。授業は、空き缶拾い歴十数年の達人にアルミ缶とスチール缶を一瞬で見分ける凄技を教えてもらい、最後は子どもたちとおっちゃんどちらが時間内に多くの空き缶を当てることができるか真剣勝負。凄腕といいながらもあっさりと子どもに負けてしまうおっちゃん。1日200キロの空き缶を拾えば3000円になるとのこと。

 おっちゃんたちは、子どもが知らない話も教えてくれる。「中国でオリンピックが開催されるとアルミの価格が高騰し、おっちゃんの稼ぎは上がるけど、逆にリーマン・ショックが発生すると、その価格は暴落し、いくつ空き缶を拾っても生活できなくなる。海の向こうの出来事が、おっちゃんたちの生活に影響しているんだよ」。

 なぜ彼らは授業をするのか。日本では子どもの死因のトップが「自死」、いじめや人間関係が要因だと言われている。生笑一座のメンバーは全員、一度は「死にたい」と自死を選ぼうとした経験がある。メンバーの一人は子どもたちに訴える。「路上で生活している間、ずっと自業自得だと思っていました。頑張れないのは自分のせいだと、自分で自分を責めてばかりいました。けれども、今はあの時、死なないでよかったと本当に思っています。生きていさえすれば、いつか笑える日が絶対にくる。それが人生なんです」。

 今や小学生の子どもでさえ自己責任という言葉を使う時代。おっちゃんは子どもたちに、つらいことがあったら誰でもいいから助けてと声をあげてと教える。彼ら自身が、誰かに助けてと言えた日が助かった日だったという経験をしているから。元ホームレス一座の命の授業は、人間は一人では生きてはいけないことを知っている人生の先達から次世代への伝言である。

 そして新年の幕開けは株式会社そごう・西武の正月広告「さ、ひっくり返そう。」。炎鵬関を起用した11行のメッセージ、そのまま読むとネガティブな文章、下から1行ずつ読むと正反対の意味になる。「大逆転は、起こりうる。わたしは、その言葉を信じない。どうせ奇跡なんて起こらない。それでも人々は無責任に言うだろう。小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。今こそ自分を貫くときだ。しかし、そんな考え方は馬鹿げている。勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。土俵際、もはや絶体絶命。」2020年度大学入試センター試験まであと少し、逆転劇が始まる!

(宮本 輝)

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タグ:宮本 輝
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【一部変更】会報 『BIG EGG』 2020年1月号 発送作業

<2020/1/8 1:15 更新>

★1月9日(木)の「FMICS BIG EGG」の発送作業は、都合により別途行います。

 午後7時30分から、打ち上げ会場の恵比寿「天童」で、ワイワイガヤガヤ新年会といたします。絶品の餃子とピータン豆腐、ニラレバ、酢豚、空心菜炒め、カニレタスチャーハンなどに舌鼓を打っていただきます。デザートはFMICS限定メニューの杏仁豆腐です。

 慌ただしいご案内ですが、皆さまには是非ご参加くださいますようお願いいたします。ご参加いただける場合は、お手数ですが、高橋真義 mail2020@fmics.org まで、ご一報ください。

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