
10月例会は、9月例会で確認をしました「小強大学」を元気元気元気にするための戦い方についてをさらに深化します。
9月例会で問題提起をされた小林さまは、小さくても強い大学「小強大学」と呼ばれています。 「昨年から続くコロナウイルス感染拡大によって、急速にデジタル化が進み、これまでの延長線上とは異なる形での、価値の生み出し方も可能になっています。社会環境が大きく変化する中で、どのような付加価値をつけて学生を社会に送り出す大学なのか、まずこれから議論してみるのも良いと思います」と、9月例会を総括されました。
小が大をマネをしても戦いには勝てません。大が勝ちます。小は一点突破、持てるパワーを集中して、大に挑まなければなりません。弱者の勝ち方のノウハウとしての『ランチェスター戦略』は、大学関係者はマスターしていただきたいものです。
時代の変化は、想定を遙かに超えています。私学振興・共済事業団は、2021年春、入学者が定員割れした四年制私立大学は46.4%に当たる277校になったと発表しました。入学定員充足率が上昇したのは、入学定員が「3,000人以上」 のみ、特に「600人未満」以下は厳しい数字となっています。定員割れ即倒産とはなりませんが、来年は、今年度の比ではなく悲惨となるのではないかと危惧されます。
昔、炭鉱の閉鎖では、1、2件の場合は、手厚く対応いていましたが、ボロボロと出始めたところでなるに任せました。大学が同じようにならないことを願うばかりです。
昭和45年から令和2年までの補助金累積交付額は、13兆170億円と膨大な額です。にも関わらず、何も変わっていない。大学が多すぎる。世論の声に従って、補助金を2割カットすれば、600億となります。あり得ないこととは言え財政当局にはおいしい話しです。
ご参加の皆さまには、日頃から感じていること、思うことを言葉にしていただきます。学生・生徒の皆さんの目から鱗の発言を束ねれば、思いもよらないヒントに出会うことが期待できます。
皆さまには、お仲間、学生・生徒さんにお声かけいただきご参加ください。
【参考】
- 中央教育審議会大学分科会「魅力ある地方大学を実現するための支援の在り方について」令和3年8月
- 「カレッジマネジメント」May-June 2021
【日時】 2021年10月21日(木)
研究会 午後8時〜10時30分(Breakoutsession 含む)
茶話会 午後10時35分〜
【使用媒体】 Zoomミーティング
【テーマ】 地方の大学の試みから学ぶ PART2
〜 個性を活かせ!総花主義・平均主義・単独主義からの脱却 〜
【問題提起】
高橋 真義 (桜美林大学名誉教授)
【実践報告】
若杉 圭 (秋田大学教育文化学部技術部)
木本 健太 (安田学園白鳥キャンパス統括部入試広報課)
新藤 洋一 (福島大学アドミッションセンター 副センター長・特任准教授)
【コメンテーター】
小林 浩 (リクルート進学総研所長・リクルート「カレッジマネジメント」編集長)
