2022年02月18日

FMICS 2月例会(第747回例会) アフター(期待を込めて)コロナの就職活動と学生の君たちが身に付けるべき能力

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 毎年2月は大学の出口についての問題提起です。コロナ禍、異変が広がる中、企業説明会や採用面接はオンライン方式が浸透し、就活の「ニューノーマル」が定着したかに見えます。この就活戦線に勝つために、今、学生の皆さんは何を身につけておくべきかについて、多面的、多層的に考え、整理します。

●問題提起をされる渡辺茂晃夫さんからのメッセージです。
 新型コロナウイルスが世の中に現れてから2年が過ぎました。大学1、2年生にとっては期待していた大学生活とは異なり、3年生以上にとってはそれまでとは全く異なる学生生活を余儀なくされることになりました。
 では、就職活動はどうなったのでしょうか。コロナ1年目とは異なり、企業の採用選考自体は大きな混乱もなく進み、昨年末には発表された就職内定率もコロナ前の水準に戻ったという報道もありました。
 ところが、インターンシップの採用選考化、早期化がどんどん進んでいます。このことは就職活動にどう影響するのでしょうか。
 2022年春卒業予定の学生たちが経験した就職活動の実態をアンケート結果を基に見てみます。


●ブレイクアウトセッションのための事前課題
 アフターコロナの仕事環境を踏まえて、未来を切り拓き活躍する人材になるために 「学生が身に付けるべき能力」3つを考えてください。
【参考】『価値ある大学2022年版就職力ランキング』日経HR2021.6.2
 【目次】
 [巻頭特集] コロナ禍で学生生活はどう変わった?
 [特集1] 企業が欲しがる人材を輩出する大学
   Part1 活躍できるのはこんな力をもった人材
   Part2 企業の人事担当者から見た大学イメージ調査
   Part3 人気企業に就職者数が多い大学ランキング
 [特集2] 保護者世代のための入試対策 知っておくべき7つのトピック
 [特集3] 親子で参加するオープンキャンパス
 [特集4] どれだけかかる? 大学受験から卒業までのマネー計画
 [特別企画] 次世代を創る大学

【日時】 2022年2月18日(金)
   研究会 午後8時〜10時30分(Breakoutsession 含む)

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 アフター(期待を込めて)コロナの就職活動と
    学生の君たちが身に付けるべき能力


【問題提起】 渡辺 茂晃 (日経HRコンテンツ事業部長 / 元桜美林大学大学アドミニストレーション研究科非常勤講師)
 ○コメンテーター
  北村 由紀子 (日経HR)
  芦田 信昭 (神戸女子大学キャリアサポートセンター課長)
  田中 頌子 (湘南工科大学工学部2年)
  益田 耕佑 (富山大学都市デザイン学部2年)
 ○司会 高橋 真義 (桜美林大学名誉教授)

【参加費】 社会人1,000円 学生無料
  参加費払い込みは、2月17日(木)までにお願いいたします。
 ●ゆうちょ銀行振替口座(旧 郵便振替口座) 00170-9-132915 
  加入者名:高等教育問題研究会
 ●三井住友銀行 飯田橋支店(888) 普通 5114947
  加入者名:コウトウキョウイクモンダイケンキュウカイ
 ●PayPal(振込手数料無料)
  振込先アドレス: fmics1981(アット)gmail.com 

【申込&問合先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2022年2月17日(木)
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。

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タグ:渡辺 茂晃
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2022年02月11日

出光ゼミ 103

egg2.gifこの勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。ネタがなければ、近況報告だけでもOKです。

★1年ぶりとなる今回も、実会場とZoomミーティングの併用型で実施します。

【日時】 2022年2月11日(金祝) 午前9時30分〜11時30分

【実会場】 横浜市山内地区センター 会議室3A
  東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅徒歩3分
  (横浜市青葉区あざみ野2丁目3−2 山内図書館と同じ建物で別の入口です)
  ※案内表示は「フミックス」です。

【Zoomミーティング】 ID等は申込まれた方に追ってお知らせします。

【参加費】 実会場の場合、社会人100円・学生無料

【申込】 naoki(アット)idemitsu.info (出光直樹@横浜市立大学) まで、お名前・ご所属・参加形態(会場かZoomか)をお知らせください。

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2022年02月10日

FMICS 茶話会 LOUNGE 改めて考える 〜コロナ禍で”失われた”もの(?)

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 「FMICS 茶話会 LOUNGE」は、ワイワイガヤガヤ“あったかさの自己表現”をする「安全な場」です。
 毎月第2と第5木曜日。少し遅めの午後10時(22:00PM)からスタートします。

■参加資格
 FMICS会員。皆さまが責任を持って紹介されるお仲間は、ゲストとしてご参加いただきます。

■タイムスケジュール
 挨拶TIME: 5分間 参加者全員一言自己紹介
 発表TIME:10分間 最大延長+5分間
  「日常」(拡大解釈を歓迎します)を切り取ってください。発表者は、話しの内容を圧縮したCATCH COPYにします。
 応援TIME:15分間 発表者がホクホクするように、参加者はほめます。

★2022年2月10日(木)午後10時〜
■登壇者 平木 正紀 (大学問題アナリスト)

■テーマ 改めて考える 〜コロナ禍で”失われた”もの(?)
 私は一昨年の3月から在宅勤務となり、今月末でまる2年になります。情況的にはネガティブな話になってしまいがちですが、超個人的にはかなり楽しんでいます。Happy Telework!
 皆さんは如何でしょうか

■問合先 米田 敬子 yoneda(アット)fmics.org

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タグ:平木 正紀
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2022年02月06日

FMICS BOOK PARTY 27-346 市毛 良枝『山なんて嫌いだった』

「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあう「安全な場」です。ワイワイガヤガヤ、仲間とともに本を読むことの楽しさを共有します。

【日時】 2022年2月22日(火) 午後8時〜10時
【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 市毛 良枝 『山なんて嫌いだった』 山と渓谷社


 【推薦者】 八鍬 忠雄 (山口東京理科大学 学術情報システム課)
【参加要件】 指定図書を読破された方
 【参加費】 無料
【参加定員】 15名
【申込締切】 2022年2月21日(月)
【申込先】 yoneda(アット)fmics.org 米田 敬子
【事前課題】 *MUSTとします。
  1. 自己紹介 400字以内

  2. 『山なんて嫌いだった』を読んだ直後の正直な感想を一文で表してください。

  3. 『山なんて嫌いだった』の帯のポップコピーを考えてください。

  4. アウトプットする=読み聞かせをしたいと思う3箇所を選んでください。

  5. あなたのお薦めの一冊の本をご紹介ください。

  6. どちらかを選んで、答えてください。
     a)好みではないと思っていたのに、やってみたらハマった事はありますか。
       またなぜ、ハマったと思いますか。
     b)仕事と別の世界をお持ちですか。
       また、どのような世界ですが。


【これからの推薦者&課題図書】
3月 八坂 青志 (京都総合科学研究所)
 松井 今朝子『芙蓉の干城』集英社
4月 松山 益代 (慈紘保育園園長)
5月 岡村 浩 (工学院大学名誉教授)
6月 白銀 泰 (朝日新聞CSR推進部)
 若松 英輔『言葉の贈り物』亜紀書房

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2022年02月02日

分かる人しか分からない名言2選

 早速本題に入ろう。まずは1つ目。
「デザイン(形態)は機能に準じる」
 この名言の起源は諸説ある様だが、アメリカの建築家ルイス・ヘンリー・サリヴァンが語った事で有名で、ドイツの時計学校バウハウスでも語られていた様だ。ある製品においてデザインと機能を高次元でバランスさせる事は案外難しいものだ。機能を追求するほどにその(外装)デザインは類似する傾向にある。今各人の手にあるスマホと隣人のそれを見比べてみるといい。大きさや厚み、カバーはそれぞれ異なるが、中身はほぼ同じである。それはスマホに含まれる機能を具現するのにあの形が最適だからだ。類似した機能を持つ類似したデザインの2つの製品、我々がどっちを買うかと考えれば、結局「価格」の話になってくる。価格を基礎にするマーケットシェアの奪い合いは共倒れする可能性があるため、デザイン面での差別化を図ろうとする。ただ、デザインを重視する程に機能を犠牲にする可能性がある事に注意しなければならない。

 次に2つ目。
 「美は細部に宿る」
 この名言はドイツの建築家ミース・ファンデル・ローエが語ったものと言われている。この名言を理解するには装飾品をイメージすればいい。どれだけ繊細に作り込まれた装飾品を手に入れたとしても、それを身につける人とのバランスが悪ければお話にならない。なので、上質な装飾品を手に入れたいのであれば、身につける人自身の品格をその装飾品とバランスの取れるレベルにしなければならない。で、この品格なるものは実に些細な部分から表出するものである。ちょっとした気遣いの言葉、文房具の使い方、箸の上げ下げ、…。枚挙に暇ないが、大半の人が意識しない所にその真髄があるのは間違いない。

 上記2つの名言を確認できる局面がどこかと考えて思いついたのがプレゼンである。上手いと評されるプレゼンターを真似る事、プレゼンは今回の文脈だとデザインに置換できるし、デザインを真似る事自体は学ぶ上で重要な事である。だが、それで終わっている人が案外多い。なぜそれに気付けるかと言うと、中身がスカスカだから。中身は今の文脈だと機能に置換できるが、機能すなわちプレゼン内容が形態すなわちプレゼンデザインとバランスしていないのである。とはいえ、プレゼン大会等で概してプレゼンデザインのいいグループが入賞する実態を思えば、上記2明言を理解してもらうのは至難の業の様だ。

(中村 勝之)

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タグ:中村 勝之
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明治R1の受験生応援企画

 株式会社明治は、「明治プロビオヨーグルトR-1」において『悩める受験生の親の会』をテーマにした2022年受験応援企画を展開。これは2021年に展開した“受験生あるある”を始めとした受験生応援企画に続くもの。昨年の広告の一つ、渋谷駅前に掲げた屋外看板「墾田永年私財法」は情報番組の放映時に多く映り込み話題を集めたとのこと。

 今年は受験生ではなく、“受験生を陰から支える親”に着目。大学入学共通テストに合わせてツイッター上に集まった受験生の親の愛情あふれるメッセージをそのまま広告に活用。掲出場所は、都内最大級の試験会場である東京大学の最寄駅「南北線東大前駅」「京王井の頭線駒場東大前駅」と、試験会場に向かう「東京メトロ銀座線・丸ノ内線」。試験会場の最寄駅と路線には、受験生の親たちの愛情あふれる言葉が並んだ。「まあ気楽にやったらええけん」「忘れ物ないん?受験票もったん?」「今夜は焼肉よ」「母のパワーを全部送ります!」「お風呂沸いてるから入りや」「お母さんは応援しかできないけど、絶対に誰よりも応援してるよ。」「あれだけ努力してきたのだから大丈夫。あれだけ貴方ほど努力した人はいない。自信を持って。落ち着いて、集中。」「いつも通りやるだけや」「バンガレ」。

 今回、そんな親たちのエールを試験会場の最寄駅で展開した広告は、試験会場に向かう際(行き)と試験会場から帰る際(帰り)で見えるメッセージが変化する仕組みになっていた。南北線東大前駅の広告の一部には見る角度によって全く異なるデザインへ切り替わるベローズプリントを使用し、駒場東大駅前では階段広告を活用した。

 「受験本番に仕掛ける本広告では、”親御さんの溢れる愛情“を少しでも多く届け、表現するために、行きと帰りで見えるメッセージが変わる仕掛けを施しました。試験に挑む行きでは、『まあ気楽にやったらええけん』『緊張したらお母さんの一発ギャグを思い出して』『事前にトイレ行っとくんだよ!』『母のパワーを全部送ります!』『お父さんも今晩は飲みます』『とにかく全部埋めるように』『落ち着いてね!』などの緊張をほぐそうとする一言を。帰りには、『ほんと、よくがんばったね』『出し切ったか?』『お風呂沸いてるから入りや』『ギュッとしていい?』『今夜は焼肉よ』『あなたを誇りに思うよ』などの頑張りを労う一言を、受験に挑むわが子のことを常に気遣う姿勢、親御さんの包みこむような愛情を届けることで、受験生を応援しようと考えました」(クリエイティブディレクター 加我俊介氏)

 『悩める受験生の親の会』では、Twitter上で受け付けた悩みや質問に受験の有識者が回答するTwitter相談会や、受験生の親御さんの本音を明ら1かにするアンケート調査、受験生の親御さんの気持ちを吐露する新聞広告などを展開、見守っていきたい。

(宮本 輝)

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タグ:宮本 輝
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