2023年06月24日

出光ゼミ 115

egg2.gifこの勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。ネタがなければ、近況報告だけでもOKです。

●前回5月27日(土)の参加者数は、対面・Zoom合わせて6名。「週刊女性PRIME」の記事と桜美林学園のコメント、神奈川大学の専任職員(既卒者)募集、成功する転職のための「退職成仏ノート」のすすめ、保育士試験(令和5年前期)の筆記試験受験報告、入試広報担当以外の職員への入試広報業務の研修のありかた、といった話題などが寄せられました。

★実会場とZoomミーティングの併用で実施します。

【日時】 2023年6月24日(土) 午前9時30分〜11時30分

【実会場】 横浜市山内地区センター 会議室3A
  東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅徒歩3分
  (横浜市青葉区あざみ野2丁目3−2 山内図書館と同じ建物で別の入口です)
  ※案内表示は「フミックス」です。

【Zoomミーティング】 ID等は申込まれた方に追ってお知らせします。

【参加費】 実会場の場合100円 + 昼食会1400円程度(収入による増減あり)

【申込】 naoki(アット)idemitsu.info (出光直樹@横浜市立大学) まで、お名前・ご所属・参加形態(会場かZoomか)をお知らせください。
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

2023年06月21日

FMICS 6月例会(第763回例会) 「大学はぬるいのか」(大学編)

title1.jpg
 元気元気元気な若者の急減。今こそ、私たちは、高校の頑張りと大学と頑張りをクロスオーバーして、学びの主役である生徒・学生に輝いてもらうために智恵を紡ぎ出し合わなければなりません。しかし、高校関係者と大学関係者が一つの土俵に立つこと、加えて、学びの主役である高校生、大学生が、話しの輪に加わることはほとんどありません。

 高等教育問題研究会FMICSは、教育関係者が THINK BIG に本音で語り合う安全な場として、40年間あり続けてきました。

 FMICS5月例会は、2023年1月例会「未来の大学を考える」のブレイクアウトセッションで、参加者の大学1年生が呟いた「大学はぬるいかもなぁぁぁ」という一言をご参加の皆さまとワイワイガヤガヤと切り込みました。言葉尻を捉えることなく、私自身のアンテナを信じます。「ぬるい」を前後左右縦横斜めに切り込むことにより、私たちは「良きことをカタチにするためには、私たちは火付け役としてのマッチの一本になりましょう」と、前向きでワクワクドキドキするメッセージを共有することができました。

 6月例会は、大学側の視座からの切り込みとなります。良き明日に向かうためのヒントを紡ぎ出すために、学生・生徒、大学・高校関係者、さらには、行政、企業人にも加わっていただき本音で語り合うことといたします。

 生徒、学生の皆さんには、肩に力を入れることなく他流試合をもっとしてもらいたいのです。
 皆さまには、お仲間、学生・学生にお声を掛けられてのご参加をお願いいたします。

【日時】 2023年6月21日(水)
   研究会 20:00〜22:30(Breakoutsession 含む)
   茶話会 22:40〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 高校人・大学人が一緒になって考える
  「大学はぬるいのか」(大学編)


【プログラム】
 ○問題提起
  松林 洋孝 (湘南工科大学 工学部2年)
  菊地 勇次 (文部科学省 大学入試室室長補佐)
 ○事例報告
  森際 孝司 (京都光華女子大学短期大学部 ライフデザイン学科教授)
  小西 英行 (多摩大学 経営情報学部経営情報学科教授)
 ○5分間コメント
  田中 頌子 (湘南工科大学 工学部4年)
  団野 和貴 (富士ソフト(株))
  八木 理沙 (京都大学 教育学研究科高等教育学コース博士課程)
 ○ブレイクアウトセッション
 ○総括
  中村 勝之 (桃山学院大学 経済学部教授)

【参加費】 年会費完納者:無料、社会人:1,000円、学生:無料
 ●ゆうちょ銀行振替口座(旧 郵便振替口座) 00170-9-132915 
  加入者名:高等教育問題研究会
 ●三井住友銀行 飯田橋支店(888) 普通 5114947
  加入者名:コウトウキョウイクモンダイケンキュウカイ
 ●PayPal(振込手数料無料)
  振込先アドレス: fmics1981(アット)gmail.com 

【申込&問い合わせ先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2023年6月20日(火)
*お名前、ご所属、連絡方法、本月例会を何によってお知りになられたかをお知らせください。
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 月例会

2023年06月19日

FMICS BOOK PARTY 43-362 出口 治明 『教養は児童書で学べ』

「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあう「安全な場」です。仲間とともに一冊の本を上下左右前後斜めに読むことの楽しさを共有します。この2時間で、あなたは心身ともに元気元気元気いっぱいになります。

【開催日時】 2023年6月19日(月)午後9時〜11時
【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 出口 治明 『教養は児童書で学べ』


【推薦者】 堤 美千絵 (立命館大学 講師)
【参加費】 無料
【申込先】 yoneda(アット)fmics.org 米田 敬子
【参加定員】 15名
【申込締切】 2023年6月18日(日)
【事前課題】
  10章ありますが、はじめに、とお好きな2〜3章をお読みいただければ、全てお読みいただいていなくても参加大歓迎です。
  1. 自己紹介 400字以内

  2. 『教養は児童書で学べ』を読んだ直後の正直な感想を一文で表してください。

  3. 『教養は児童書で学べ』の帯のポップコピーを考えてください。

  4. アウトプットする=読み聞かせをしたいと思う3箇所を選んでください。

  5. あなたのお薦めの一冊の本をご紹介ください。

  6. -1.この本にはたくさんの本や児童文学が紹介されていますが、あなたの思い出の本はあましたか。どんな思い出かよろしければ教えてください。
    -2.この本を読んで、読んでみたくなった本はありますか。その理由は何ですか。

【これからの課題図書&推薦者】 
■2023年7月25日(火)
 米田 敬子 (文教大学 生活科学研究所研究員)
■2023年8月
 松山 益代 (社福 慈紘園・慈紘保育園園長)
 『星の王子さま』サン=テグジュペリ 岩波少年文庫
■2023年9月
 団野 和貴 (富士ソフト株式会社)
■2023年10月
 中村 義実 (新潟県立看護大学 看護学部教授)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:堤 美千絵
posted by fmics at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book Party(旧:SD)

2023年06月15日

FMICS 茶話会 LOUNGE 食いしん坊万才! これが美味しい、私の好物

title1.jpg
 「FMICS 茶話会 LOUNGE」は、ワイワイガヤガヤ“あったかさの自己表現”をする「安全な場」です。開始時間は午後10時からです。お気軽にご参加ください。

■日時  2023年6月15日(木)午後10時〜
■話題提供 長堀 一之 (北翔大学・短期大学部 スポーツ支援室部長)
■テーマ  食いしん坊万才! これが美味しい、私の好物
■メッセージ
 「食べ物」の話しをしたいと思います。
 コロナ前、宴会の幹事を担当すると、「長堀さん店選びうまいよね」とか「美味しいものばかり食べて、長堀さんってグルメなんですね」とかよく言われました。でも、良い店を選ぶのは「自分が美味しいものを食べたい」からですし、私はグルメではありません。グルメではありませんが、間違いなく「食いしん坊」なのだと思います。
 流通の良い現在、都会には美味しいものがいっぱい。それでも、そこに行かないとなかなか食べられないものや、あまり知られてないものもあります。是非お互い紹介しあいましょう。
 勿論、普通に売っているもので美味しいものの紹介や、私だけのとっておきのレシピや食べ方の紹介も大歓迎です。

■問い合わせ先 米田 敬子 yoneda(アット)fmics.org

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:長堀 一之
posted by fmics at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 茶話会 LOUNGE

2023年06月01日

「大学はぬるいのか?」

 FMICS5月及び6月例会ではこれがメインテーマである。大学関係者からすれば耳の痛い話となるか?…と思いきや、個人的には正直痛くも痒くもない話題である。何の事はない、大学関係者は眼前にいる学生の平均的属性を正確に理解していないからだ。大学関係者は総じて口が上手いので、高校関係者にはくれぐれも騙されない様にして頂きたい。

 そんな私だが、頻度こそ下がりつつも毎年高校に直接出向いて講義する事があって、そこでの実感とゼミ生を中心とした学生の高校時代の経験を総合して、今の高校関係者に何としてでも伝えておきたい事があって、小欄を敢えて使わせて頂く事をご容赦願いたい。なお、以下の話は私の職場に集う学生の学力帯を基本にしている事はお断りしておく。と言っても話は単純で、「生徒たちに『白黒』はっきりつけさせろ!」と言う事である。『満足度調査』などと言う下らぬ人気投票が幅を利かせているためか、生徒達に「よかった!」と言われる事に始終しがちだが、実は「ここが不満だった…」と感じてくれる事も本人にとっても大学にとっても重要である。

 高校生活が「充実した!」と正面切って言える生徒程、大学生活は総じて「つまんねぇなぁ…」と言う。大学関係者がこれを聞いてあれやこれやと用意して満足度を引き上げようとするだろう。しかし、不思議とそうする程その学生は大学から逃走する。逆に、高校生活が「つまんなかった…」と正面切って言える生徒程、大学生活は総じて「楽しい!」と言う。だが、これに調子乗って大学関係者があれやこれやと用意する程その学生は却って大学から逃走する。

 高校生活の満足度にこれ程までの違いがありつつも、大学生活の満足度がかように異なっていても、(大学側のアクション次第ではあるが)似た行動をとる。これはなぜか? 結論から先に言えば、高校生が「未熟」だからである。大人であれば色々あっても何とか自分の感情に折り合いをつけて「(それなりに)満足かなぁ」「(ちょっと)つまんないかなぁ」等と言う。だが、高校生にはそうした自分の本心との折り合いのつけ方がまだ分かってないから、「充実した!」「つまんなかった」という感情はむき出しである。そして、そのむき出しの感情が大学生活の基本となっていく。高校生活が充実したと感じる生徒程、大学生活においても同様の感情を求める。それが叶わないと知った時は絶望するかもしれないが、何とかしようという感情も自然に芽生える。高校生活が残念だったと感じる生徒程、大学生活はバラ色の世界を…と自然と希求する。感情面では正反対であるが、高校生活の充実度に関して明快に言える生徒程、大学生活においては類似した行動をとる。大学関係者としては(根底にある感情はともかく)実際に行動に移してくれる学生の方が圧倒的に指導やアドバイスはしやすい。

 こちらのアクションに対して無反応であること、これが教育関係者にとってどれだけ絶望的な事か。その比較で言えば、授業中にスマホいじったり居眠りする学生・生徒なんて可愛いものである。怒る感情があるんだったら「すまんなー、つまらん授業して」と生徒に詫びを入れる。たったこれだけで教室の風景は変わるはずである。

(中村 勝之)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:中村 勝之
posted by fmics at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 巻頭言