2023年11月25日

FMICS 11月例会(第768回例会) 未来は霧の中に “大学淘汰の時代”の更にその先をシナリオプランニングで考えてみよう

title1.jpg  2023年11月25日(土)午後8時からの高等教育問題研究会FMICS 11月例会(第768回)のご案内をいたします。

 問題提起をしていただく興津さまからのメッセージです。
 VUCAの時代と言われています。目の前の課題解決だけでは立ち行かず、通常の予測も概して外れて意味を持ちません。見通せない将来に関して、多くの変化要因に目を向け、それらから描き出される複数のシナリオに対する方策を検討することをシナリオプラニングと呼んでいます。その実施を通じ、将来変化に対する対応力が高まり、新たなメンタルモデルの形成も期待できます。

7月に「出生数低下で、2040年に大学定員の2割が余る」が話題になりましたので、11月例会で私は、2040年頃の大学に関するシナリオプラニングを試してみます。学生数の減少に加え、様々な変化要因を取り込んで複数のシナリオを作成し、私なりに取り得る方策の検討も行ってみます。私の専門はFMなので、大学経営の方策案に基づいて施設方策も検討しますが、ダウンサイズの方向からは免れ得ないでしょう。

 一緒に登壇頂く大学の先生や職員の方には、2040年または、より近い時点でのシナリオと大学運営や教育に関する方策検討を、学生の方々には、興味のあるテーマでシナリオプラニングを実施した報告をお願いしていますので、ブレークアウトセッションでご討議頂くことで、新たな気づきを得て頂けると嬉しいです。

■参考 【徹底解説】中長期の戦略立案に役立つ「シナリオプランニング」

 FMICSは「安全な他流試合の場」です。皆さまには、お仲間、生徒・学生さんをお誘いください。学生・生徒さんには、大人とワイワイガヤガヤ語りあう場数をたくさん踏んでもらいたいのです。

【日時】 2023年11月25日(土)
   研究会 20:00〜22:30(Breakoutsession 含む)
   茶話会 22:40〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 未来は霧の中に
 “大学淘汰の時代”の更にその先をシナリオプランニングで考えてみよう


○主張
 興津 利継 ((株)FOR代表取締役・元桜美林大学大学アドミニストレーション研究科非常勤講師)
○コメント
 小西 英行 (多摩大学 経営学部教授)
 長堀 一之 (北翔大学・短期大学部 スポーツ支援室部長)
 大谷 英継 (文京学院大学 事務局施設課)
 団野 和貴 (富士ソフト)
 田中 頌子 (湘南工科大学 工学部4年)
 牛込 將晟 (多摩大学 経営学部2年)

【参加費】 年会費完納者:無料、社会人:1,000円、学生:無料
 ●ゆうちょ銀行振替口座(旧 郵便振替口座) 00170-9-132915 
  加入者名:高等教育問題研究会
 ●三井住友銀行 飯田橋支店(888) 普通 5114947
  加入者名:コウトウキョウイクモンダイケンキュウカイ
 ●PayPal(振込手数料無料)
  振込先アドレス: fmics1981(アット)gmail.com 

【申込&問い合わせ先】 yoneda2023(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2023年11月24日(金)
*お名前、ご所属、連絡方法、本月例会を何によってお知りになられたかをお知らせください。
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。

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2023年11月23日

FMICS BOOK PARTY 48-367 石井 光太 『ルポ 誰が国語力を殺すのか』

「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあう「安全な場」です。仲間とともに一冊の本を上下左右前後斜めに読むことの楽しさを共有します。この2時間で、あなたは心身ともに元気元気元気いっぱいになります。

【開催日時】 2023年11月23日(木)午後9時〜11時
【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 石井 光太 『ルポ 誰が国語力を殺すのか』
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【推薦者】 脇田 里子 (同志社大学グローバル・コミュニケーション学部)
【参加費】 無料
【申込先】 yoneda2023(アット)fmics.org 米田 敬子
【参加定員】 15名
【申込締切】 2023年11月22日(水)
【事前課題】
  1. 自己紹介 400字以内

  2. 『ルポ 誰が国語力を殺すのか』を読んだ直後の正直な感想を一文で表してください。

  3. 『ルポ 誰が国語力を殺すのか』の帯のポップコピーを考えてください。

  4. アウトプットする=読み聞かせをしたいと思う3箇所を選んでください。

  5. あなたのお薦めの一冊の本をご紹介ください。

  6. 「自分の言葉を持っていない子供たちが言葉を取り戻すために必要なことはどんなことでしょうか。『ルポ誰が国語力を殺すのか』の内容に 関係しなくても結構です。ご自由にお書きください。

【これからの課題図書&推薦者】 
■2023年12月
 白銀 泰(朝日新聞社CSR推進部NIE事務局)
 『会社の人事 − 中桐雅夫詩集』 晶文社
 絶版のため入手できない場合は、以下の2本をお読みください。
「きのうはあすに」(『会社の人事』所収)
「やせた心」(『会社の人事』所収)

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posted by fmics at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book Party(旧:SD)

出光ゼミ 119

egg2.gifこの勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。ネタがなければ、近況報告だけでもOKです。

●ちびっ子連れの参加も歓迎で、終了後は、お食事会を経て近所の公園などでお遊びします。

●前回10月21日(土)の参加者数は、対面で3名。和洋女子大学の「あそぼう・はなそう会 ―あつまれ 赤ちゃん―」の取り組み、といった話題などが寄せられました。

★実会場とZoomミーティングの併用で実施します。

【日時】 2023年11月23日(木祝) 午前9時30分〜11時30分 + 食事会

【実会場】 横浜市山内地区センター 会議室3B
  東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅徒歩3分
  (横浜市青葉区あざみ野2丁目3−2 山内図書館と同じ建物で別の入口です)
  ※案内表示は「フミックス」です。

【Zoomミーティング】 ID等は申込まれた方に追ってお知らせします。

【参加費】 実会場の場合100円 + 食事会1700円程度(収入による増減あり)

【申込】 naoki(アット)idemitsu.info (出光直樹@横浜市立大学) まで、お名前・ご所属・参加形態(会場かZoomか)をお知らせください。
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html

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2023年11月16日

FMICS 茶話会 LOUNGE 通学路にある面白いもの

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 「FMICS 茶話会 LOUNGE」は、ワイワイガヤガヤ“あったかさの自己表現”をする「安全な場」です。開始時間は午後10時からです。お気軽にご参加ください。

■日時   2023年11月16日(木)午後10時〜
■話題提供 田中 頌子 (湘南工科大学4年生)
■テーマ  通学路にある面白いもの
■メッセージ
 毎日通る道に飽きてしまうことはありませんか?私は通学路に飽きて遠回りをして帰ったりもしていたのですが、周りを見渡すと沢山の面白いものがあることに気が付きました。皆さんが通学、通勤される道にも何かありますよ。
 ワイワイガヤガヤと盛り上がること必至です。

■問い合わせ先 米田 敬子 yoneda2023(アット)fmics.org

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タグ:田中 頌子
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2023年11月08日

足りない所にヒントは宿る

「もうこれは奇跡とは言わせない!」

 このフレーズをご存知の方は相当のラグビー通、かつ相当のNHKアナウンサーフリークだと断言できる。時は2019年、前回のラグビーワールドカップ日本大会のプール2戦目。格上のアイルランド相手に19-12で勝利した直後、実況のNHK豊原謙二郎アナウンサーが発したのが冒頭の台詞である。

 実はこの台詞、1つの伏線がある。

 ラグビー日本代表は第1回大会から連続出場をしているが、1勝しただけでずっと敗戦ばかり。おまけにワールドカップ史上最大得失点差というワースト記録も持っている。そんな中開催された2015年ワールドカップイギリス大会のプール戦初戦の南アフリカ戦。今回大会で4度目の制覇を果たすなど、以前から強烈に強いチームである。下馬評は南アフリカが勝つのは当然で、日本が何点取るのか…この程度の評価だった。ところが、蓋を開けてみたら34-32で劇的な逆転勝利。まさにジャイアントキリングをやってのけたのである。

 それまでのラグビー日本代表では海外の代表にまるで歯が立たなかった。体格がモノをいう部分の多いラグビーという球技にとって、小柄な日本人ではなす術がなかったし、今後もないと思っていた。それがなぜ強豪国を倒すことができたのか。小柄故の動きの俊敏さと運動量の豊富さ、ここを徹底的に強化してきた。それが2015年のジャイアントキリングに繋がったし、2019年の準々決勝進出に繋がった訳である。今大会は残念ながら準々決勝進出はならなかったが、代表強化という観点で言えば、ここが正念場と言っていいのかもしれない。

 私がひょんなきっかけで学生スポーツに関与するようになってからか、当然無関係なのだが、今年はとかく各スポーツの日本代表の躍進が目立つ。男子バスケもそうだし、バレーボールもそう、ひっそりこっそりハンドボールも躍進している。確実に言えるのは、今挙げたスポーツのどれもが長身かつガッチリ体型。これがトレンドの様だが、体格面で如何ともしがたい日本代表の各選手が如何に躍進を遂げたのか? これも結局体格面のハンデを補って余りある程に自分の強みを徹底的に強化したからに他ならない。変な話だが、これが王道だしこれしかやり様がないとも言える。

 足りない事を嘆くのは簡単。足りない部分を補うのも実は簡単。足りない部分を捨てるのは一番簡単だが、別な強みを徹底的に鍛えるのが実は一番難しい。なぜ難しいかと言えば別な強みを見出せないからである。ただ、である。実は強みのヒントは自分の周囲に転がっているし、その気になったらいつでも見出せる単純なものである。未熟さを正当化する訳ではないが、学生スポーツにおいては自力で強みを見出せた者からレギュラーを掴んでいく。その半歩点前の学生達をどう後押しするか、それが大人たるスタッフの腕の見せ所である。

 私の腕の見せ所が来たようだ…んな訳なかろうが!

(中村 勝之)

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タグ:中村 勝之
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