2023年12月26日

FMICS シンポジウム 2023 時代にアタック クリエイティブに元気元気元気 みんな仲良く

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 FMICS シンポジウム 2023。高等教育問題研究会 FMICS は40余年間、原理原則を大切にして、仲間とともに、高等教育の明日を語り合ってきました。
 今年もZOOM会議室にご参集いただきます。
 FMICSは、夜が明けるまでワイワイガヤガヤと語り続けると言われています。この伝説と伝統をZOOMでも再現します。圧倒的な集中力と全てを包み込むあったかさで、人生100時代の激流を乗り切る「想い」をご参加の皆さまとぶつけ合うことといたします。

合い言葉は、今年もよかったねです!!!

 皆さまの積極的なご参加で、これまでの対面シンポジウムに負けることなく語り合い、「今年もよかったね」の一言を束ねます。
 お仲間、学生さん、生徒さんをお誘い合わせの上、ご参加くださいますようお願いいたします。

 私たちは、一人ひとりが、変わることに覚悟と勇気を持ち、チャレンジしながら、学生の可能性を花開かせるために、強い信念で地道に取り組んでいきます。一人ではできないことも、あなたとわたしのTHINK BIG を束ねれば、むずかしいことではありません。

  FMICSシンポジウムは、学び続けることの意味について、皆さまと確認し合います。解題・主張・展望、登壇される皆さまの熱い想いに耳を傾けます。続く、4名1チームのBREAKOUT SESSIONでは、皆さまの“あれもしたいこれもしたい”ことを確認して、2024年を希望の1年にするための決意を交換していただきます。

 その後は、茶話会で、更に、元気元気元気を束ねることといたします。

【日時】 2023年12月26日(火)
   研究会 午後8時〜9時20分
Breakoutsession 午後9時30分〜10時30分
   茶話会 午後10時40分〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 時代にアタック
   クリエイティブに元気元気元気 みんな仲良く


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2023年12月14日

FMICS 茶話会 LOUNGE わたしの健康法

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 「FMICS 茶話会 LOUNGE」は、ワイワイガヤガヤ“あったかさの自己表現”をする「安全な場」です。開始時間は午後10時からです。お気軽にご参加ください。

■日時   2023年12月14日(木)午後10時〜
■話題提供 小西 英行 (多摩大学 経営学部教授)
■テーマ  わたしの健康法
■メッセージ
 ビタミンCと甘いものを食べることが、わたしの健康法です。皆さんにも、人とは一味違った健康法を実践されているかと思います。健康談議、大いに盛り上がること必至です。

■問い合わせ先 米田 敬子 yoneda2023(アット)fmics.org

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タグ:小西 英行
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2023年12月13日

FMICS BOOK PARTY 49-368 『会社の人事 − 中桐雅夫詩集』

「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあう「安全な場」です。仲間とともに一冊の本を上下左右前後斜めに読むことの楽しさを共有します。この2時間で、あなたは心身ともに元気元気元気いっぱいになります。

【開催日時】 2023年12月13日(水)午後9時〜11時
【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 『会社の人事 − 中桐雅夫詩集』 晶文社

 絶版のため入手できない場合は、以下の2本をお読みください。
「きのうはあすに」(『会社の人事』所収)
「やせた心」(『会社の人事』所収)

【推薦者】 白銀 泰 (朝日新聞社CSR推進部NIE事務局)
【参加費】 無料
【申込先】 yoneda2023(アット)fmics.org 米田 敬子
【参加定員】 15名
【申込締切】 2023年12月12日(火)
【事前課題】
  1. 自己紹介 400字以内

  2. 『会社の人事』を読んだ直後の正直な感想を一文で表してください。

  3. 『会社の人事』の帯のポップコピーを考えてください。

  4. アウトプットする=読み聞かせをしたいと思う3箇所を選んでください。

  5. あなたのお薦めの一冊の本をご紹介ください。

  6. 皆さまと一緒に、以下について考えましょう。
     上記「やせた心」で中桐は「戦いと飢えで死ぬ人間がいる間は/おれは絶対風雅の道をゆかぬ」と書いています。「風雅の道をゆかぬ」となぜ決心したのかに関する推察・考察を教えてください。

【これからの課題図書&推薦者】 
■2024年1月
 小坂 和輝 (こども元気!!クリニック・病児保育室・理事長/院長)
 『宝子たち ― 胎児性水俣病に学んだ50年 』原田 正純 弦書房

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posted by fmics at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book Party(旧:SD)

2023年12月06日

バタフライエフェクト

 8月下旬、厚労省は今年上半期の出生者数が、前年比▲3.6%となる37.1万人だったと発表した。現在のペースで推移した場合、年間出生者数は約70万人前半にとどまると言われている。

 7月下旬、「デジタル」や「グリーン」などの特定成長分野への新設や学部転換に申請した公私立67大学すべてが「大学・高専機能強化支援事業」に採択されたことは記憶に新しい。また、令和5年の「大学入学者選抜実施要項」では「多様な背景を持った者を対象とする選抜」入試の事例として「理工系分野における女子等」と明示された。話題となった東京工業大学をはじめ、総合型・学校推薦型選抜で女子枠を設ける大学が増えつつある。また、「新設」の動きもみられる。国立の奈良女子大には、昨年4月に工学部が開設された。来年4月には、お茶の水女子大が共創工学部を開設する予定だ。今後、「理工系人材」「女子枠」という特定分野に受験生の人気が集まりそうだ。入試において、どのような影響が生じるだろうか。

 来年4月には、国立大や比較的大規模私大の理工系学部新設も予定されている。文理選択は主に「高2」から分かれるため、理工系志願者が本格的に増え始めるまで数年はかかる。それまでは、理工系学部間の競争が厳しくなるだろう。数年後、少しずつ理系志願者の「パイ」が大きくなれば、女子の多い「文学系・国際系分野」等からの移動も増えそうだ。また、既存の理工系分野から、人気の高い特定分野への「横移動」も考えられる。さらに、これまであまり関連のなかった既存分野への影響もでるかもしれない。

 本題からそれるが、理系を選択する女子生徒の数は、そう簡単に増加するだろうか。『なぜ理系に女性が少ないのか』(幻冬舎新書/横山広美)によれば、問題の背景には「優秀さは男性のものであり女性には不要である」という社会風土が存在しているという。教育未来創造会議の第一次提言でも、女子高校生の理系選択者の増加に向けた取組の推進として「幼少期からの保護者や学校、社会による理数への学びや性別役割分担にかかるジェンダーバイアスを排除し、社会的機運を醸成する」と述べられている。

 もっとも、出生数は「婚姻数」に大きく影響を受ける。コロナ禍における3年間の「恋愛ロックダウン」で失われた「出会い喪失」が「婚姻数」へ与える影響は大きいだろう。この「出生者数の急減」がコロナによる一時的な現象であることを願うばかりだ。市場全体の縮小に加えて、「理工系」や「女子」などの特定分野に志願者が集まれば、その「反対側」にある分野で現象が生じることは容易に想像できる。市場の前提や構成が大きく変わると、ひとつの小さな動きが、様々な関係を経て、全く想像しない結果につながる可能性も高まる。政府や文科省の描くシナリオと市場動向から、ますます目を離せない状況が続きそうだ。

(佐藤 琢磨)

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タグ:佐藤 琢磨
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