2025年03月29日

FMICS 3月例会(第784回例会) 『人口減少』を我がこととして考える

title1.jpgFMICS 2024年11月例会では、『人口減少』について、多面的多層的に議論をして大いに盛り上がりました。このテーマは、私たちの未来に大きな影響を与えるもので継続的に考えていくことになりました。
 問題の本質を理解しより多面的な解決策を見出すためには、女性の視点を反映させることが不可欠です。
 3月は女子教育、女性としての経験や意見を共有しながら、多様な観点から大局観を育てるディスカッションをしたく、一人でも多くの皆さまにご参加をお願いいたします。

【日時】 2025年3月29日(土)
   研究会 20:00〜22:00(Breakoutsession 含む)
   茶話会 22:10〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 『人口減少』を我がこととして考える
 〜『人口減少』をさまざまな視点から検討し大局観を育てよう PART2〜


【問題提起】
 黒沼 靖史 (光英VERITAS中学校・高等学校 美術科教諭)
【事例報告】
 今野 裕子 (東京家政大学短期大学部 学修・教育開発センター)
 森井 圭 (小田原短期大学 特任講師)
 北村 由紀子 (日経HR 営業本部教育ソリューション部長)
【学びの主役の一言】
 西山 佑未 (立命館アジア太平洋大学 国際経営学部4年)
 城 百花 (別府大学 文学部国際言語・文化学科4年)
【総括】
 中村 義実 (新潟県立看護大学 教授)

【参加費】 年会費完納者:無料、社会人:1,000円、学生:無料
 ●ゆうちょ銀行振替口座(旧 郵便振替口座) 00170-9-132915 
  加入者名:高等教育問題研究会
 ●三井住友銀行 飯田橋支店(888) 普通 5114947
  加入者名:コウトウキョウイクモンダイケンキュウカイ
 ●PayPal(振込手数料無料)
  振込先アドレス: fmics1981(アット)gmail.com 

【申込&問い合わせ先】 aayoneda(アット)yahoo.co.jp 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2025年3月28日(金)
*お名前、ご所属、連絡方法、本月例会を何によってお知りになられたかをお知らせください。
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 月例会

2025年03月19日

FMICS BOOK PARTY 64-383 『赤と青のガウン』彬子女王



「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあう「安全な場」です。仲間とともに一冊の本を上下左右前後斜めに読むことの楽しさを共有します。この2時間で、あなたは心身ともに元気元気元気いっぱいになります。

【開催日時】 2025年3月19日(水) 午後9時〜11時
【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 『赤と青のガウン』彬子女王
【推薦者】 奥津 利継 ((株)FOR 代表取締役)
【参加費】 無料
【申込先】 aayoneda(アット)yahoo.co.jp 米田 敬子
【参加定員】 15名
【申込締切】 2025年3月18日(火)
【事前課題】
  1. 自己紹介 400字以内

  2. 『赤と青のガウン』を読んだ直後の正直な感想を一文で表してください。

  3. 『赤と青のガウン』の帯のポップコピーを考えてください。

  4. 本書を読んで最も胸に響いた一節を1〜3本ご紹介ください。

  5. あなたのお薦めの一冊の本をご紹介ください。

  6. 『赤と青のガウン』に語られているエピソードから思い出されるご自身の経験を200字以上、400字以内を目安としてご紹介してください。

■本書をこれから読まれる方へのお願い
 350頁以降の「特別寄稿」「あとがき」は最後にお読みになってください。
 (全体を知る目的で「あとがき」から読み始める方がいますが、今回は最初から順に読んで頂くことをお勧めします)。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:奥津 利継
posted by fmics at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book Party(旧:SD)

2025年03月18日

FMICS 茶話会 LOUNGE あったらいいな、●●を併設した大学

title1.jpg
「FMICS 茶話会 LOUNGE」は、ワイワイガヤガヤ“あったかさの自己表現”をする「安全な場」です。開始時間は午後10時からです。お気軽にご参加ください。

■日時   2025年3月18日(火)午後10時〜
■話題提供 出光 直樹 (横浜市立大学 アドミッション課専門職・学務准教授)
■テーマ  あったらいいな、●●を併設した大学
■一言   大学と高齢者住宅との連携事例は近年増えてきていますが、高齢者住宅以外でも、大学との組み合わせでシナジーを発揮する施設を、色々と考えてみたいと思います。

■問い合わせ先 米田 敬子 aayoneda(アット)yahoo.co.jp

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:出光 直樹
posted by fmics at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 茶話会 LOUNGE

2025年03月08日

出光ゼミ 134

egg2.gifこの勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。ネタがなければ、近況報告だけでもOKです。また、ちびっ子連れの参加も歓迎です。

●前回2月8日(土)の参加者数は対面とオンラインでで5名。「大学入試の今後の方向性 −最近のトピックスから思うこと−」『大学マネジメント』2025年1月号、東京都市大学の都市生活学部の研究室体制「多摩市自治基本条例20周年記念」協創フォーラム和洋女子大学の公開講座大学入学共通テストの試験問題、といった話題などが寄せられました。

★実会場とZoomミーティングの併用で実施します。

【日時】 2025年3月8日(土) 12時15分〜14時30分 + 食事会

【実会場】 横浜市山内地区センター 会議室1
  東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅徒歩3分
  (横浜市青葉区あざみ野2丁目3−2 山内図書館と同じ建物で別の入口です)
  ※案内表示は「フミックス」です。

【Zoomミーティング】 ID等は申込まれた方に追ってお知らせします。

【参加費】 実会場の場合100円 + 食事会2000円程度(収入による増減あり)

【申込】 naoki(アット)idemitsu.info (出光直樹@横浜市立大学) まで、お名前・ご所属・参加形態(会場かZoomか)をお知らせください。
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

2025年03月05日

目指すべき姿 〜 知の総和 〜

 2月下旬、中教審は2023年9月に文科大臣より受けた諮問への答申をまとめた(我が国の「知の総和」向上の未来像〜高等教育システムの再構築〜)。諮問の内容は「2040年以降の社会を見据えた、目指す高等教育の姿や実現のための方策」であった。諮問された4項目のうち3つの項目とそれに対する答申の概要は以下のとおりだ。

 一つめの諮問は「2040年以降の社会を見据えた高等教育が目指すべき姿」である。これに対し答申では、「知の総和(数×能力)を向上し、社会実装へ繋げること」としている。そのためには、高等教育全体の「規模」の適正化を図りつつ、それによって失われるおそれのある「アクセス」の確保策を講じるとともに「規模」の縮小をカバーし、教育研究の「質」を高めることが必要だとしている。

 二番目は「高等教育全体の適正な規模を視野に入れた、地域における質の高い高等教育へのアクセス確保の在り方」である。「質」については、新たな認証評価制度が提示された。従来の評価基準である「適合・不適合」ではなく「在学中にどれくらい力を伸ばすことができたのか」という教育の質を数段階で示す。加えて「新たな評価におけるデータベース」と連携したデータプラットフォームである「Univ-map(仮称)」を新たに構築する。これにより各大学の比較が可能となるという。

 「規模」の適正化については、より「厳格な設置認可への転換」をはじめ、設置者の枠を超えた、連携、再編・統合、縮小、撤退に関する具体的な支援策を示している。最後に「アクセス」については、大学、地方公共団体、産業界等が、各地域で実効性のある取組を推進する協議体として「地域構想推進プラットフォーム(仮称)」の構築が提示された。さらに、地域にとって真に必要な一定の質が担保された高等教育機関への支援として、大学間の連携をより緊密に行う「地域教育研究連携推進機構(仮称)」の導入も提示されている。

 三番目は「設置者別の役割分担の在り方について」だ。答申では、国立大には地域の高等教育の牽引役としての機能強化や「連携、再編・統合」の推進に向けた検討の必要性が示された。その一方で、私大については「縮小、撤退の支援」が追記され、国立大との「差」が明示されている(答申要旨C)。

 全体を通してみると、新しい提案はあったものの、対策については具体的なイメージがわかなかった。特に、長い間、問題となっている「質」の向上については、答申された内容を見た限りでは、十分な議論がなされたのか疑問が残る。「おわりに」では、18 歳人口が急激に減少する2035 年頃まで「たった10年しかない」と記載されている。しかし、すでに大学が「渦中」にあることは、昨今の短大の募集停止に触れるまでもなく明らかだ。今後、文科省が10 年程度の工程を示した政策パッケージを策定するという。どのような内容になろうと、優先されるのは「スピード感」だろう。

(佐藤 琢磨)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:佐藤 琢磨
posted by fmics at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 巻頭言