2015年04月18日

FMICS 4月例会 (第659回例会) 人口減少時代に勝つ −地方大学を元気にするための秘策−

■高等教育問題研究会 FMICS 4月例会は、産経新聞論説委員で、内閣官房からの招請で石破大臣の下の「まち・ひと・しごと創生本部」に設置された日本版CCRC構想有識者会議のメンバーに名を連ねられている河合雅司さんをお迎えします。■私の話は、地方の方々、とりわけ公立大学とやる気のある地方私大経営者にとって参考になると思います。一方、多分、東京都心の大学の方には役立ちません。というか、「自分の大学は生き残れる」と思っている方々とは、基本的に私とは噛み合いません。今の私は地方応援団です。切羽詰まった大学経営者や自治体関係者にお聞き頂きたいのです。■皆さまには、多くの関係者にお声掛けください。

「一筆多論」2014.9.6  「日曜講座 少子高齢化時代」2014.9.21
 河合さんの記事をお目通しの上ご参加ください。

●昨年9月の河合さんへのお願いメールです。
 高等教育行政は、上位5%と下位5%について、あれこれと言っています。これから、真剣に考えなければならないことは、あんこの80〜90%の大学のことです。日本の地方が消滅する危機にさらされていることをどれだけの大学関係者は理解しているのでしょうか。大学が多すぎるという一言で、頑張っている地方の私立大学を見殺しにしてもいいのでしょうか。
 河合さんの人口問題から見た、大学関係者に必要な大局観とファンダメンタルズについてのお話をいただければ幸いです。

●河合さんからの返信です。
 お話させていただくとするならば、単なる大学の生き残りの話に矮小化するのではなく、日本社会、とりわけ地方がこれからどうなっていくのかを解説するような大きな話になると思いますが、それでも構いませんか(関心をもって来られる方にはすごく面白い話になりますよ)。
 もはや日本は1つの大学が生き残るかどうかというレベルではなく、多くの地方が「消滅」の危機に晒される時代に突入したからです。そうした状況をしっかりと認識した上で大学がどうあるべきかを考えなければ、個々の学校法人の生き残りに向けた対処策など考えられませんから。
 本当に深刻なのは、18歳人口がトータルとして減ることなどではなく、各地方の若者人口が減って東京一極集中が加速することです。18歳人口が全国一律に減るわけではないのに「2018年問題」だとして騒ぐのでは問題の本質を見ているとは言えません。数字はちょっと調べれば分かるのに、トンチンカンな分析があまりにも氾濫しています。むしろ、そのことに危機感を覚えます。


【日時】 2015年4月18日(土)
  月例会 午後4時〜7時
  情報交換会 7時〜8時30分

【会場】 桜美林大学 四ツ谷キャンパス 地下ホール

【テーマ】 人口減少時代に勝つ
  −地方大学を元気にするための秘策−


【問題提起】 河合 雅司 (産経新聞論説委員)
  司会 高橋 真義 (桜美林大学 大学アドミニストレーション研究科教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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タグ:河合 雅司
posted by fmics at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 月例会
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