2016年03月19日

関西FMICS 3月FORUM(第671例会) 「学習支援」は21世紀のプラットフォームになるのか

●3月の FMICS は、恒例の関西 FORUM です。●18歳人口の減少に伴う需給関係の変化がもたらした大学のユニバーサル化は、教員と学生の関係性を逆転させる勢いで、大学に大きな転換を迫りました。そして入学生の学力域の拡大は、大学の教育現場に大きな変化をもたらします。その変化は、リメディアル教育、学習支援、初年次教育、ガイダンス教育などの取り組みを生み出します。●一方、高等教育マーケットは、偏差値体制の変化は表面化していないものの、水面下で変化をしていきます。すでに、偏差値による差別化が機能するのは、限られた大学となっています。その限られた大学以外は、一群に過ぎないようになりました。そのような環境の下で、差別化の方向は、学習成果/教育効果による大学の差別化の方向に変化していきます。●大学の社会的機能においては、大学入試による社会的な選別機能はすでに機能不全をきたし、20世紀型の学生は自ら学ぶもの」という前提は崩れました。●改めて振り返れば、この20年ほどの時間で、大学は変貌を遂げたと言えるでしょう。●このような大学の転換期にあって、これからしばらくの間、教育面での競争のプラットフォームは「学習支援」となるだろうと考えました。学習支援は、「学生の視点」「教員集団の組織的な教育力」「大学の経営力」などの、多様な要素の総合力でもあります。3月FORUMでは、多様な視点から、大学教育を検証してみたいと思います。●夜は、恒例の、近江牛のすき焼きパーティです。飲む、食う、語るのワイガヤパーティです。●懇親会のあとは、全員発表のオールナイトFMICSです。時間は朝までタップリあります。あなたを大いに自己表現してください。●皆さまには、お仲間をお誘いの上ご参加ください。



【日時】 2016年3月19日(土)〜20日(日)
 受付開始 13:00〜
 FORUM 13:30〜18:30
 PARTY 19:00〜21:00
 オールナイト 21:00〜34:00 

【会場】 大谷大学 湖西キャンパス・セミナーハウス
 滋賀県大津市雄琴3丁目33−3 Tel 077-578-6600
JR京都駅にて湖西線に乗車、おごと温泉駅下車 徒歩10分、
または、おごと温泉駅から江若バス・仰木の里線(内 左まわり)に乗り「大谷大学グラウンド前」下車すぐ。


【テーマ】 21世紀の大学のカタチ
「学習支援」は21世紀のプラットフォームになるのか


【プログラム】
13:00 受付開始
13:30 第1部開会
  司会 山内 美智(大谷大学 図書・博物館課長)

13:45 問題提起
 「学習支援とは何か」
  滝川 義弘 (大谷大学 教育研究支援部長)

14:15 Presentation 1
 「学習支援は誰のため? 何のため?」
  清水 栄子 (愛媛大学 教育企画室講師)

15:30 休憩
15:45 Presentation 2
 「図書館ができる学修支援」
  長谷川 豊祐 (鶴見大学 学術情報事務長)

16:30 Presentation 3
 「大学選びから始まる学習支援」
  出光 直樹 (横浜市立大学 アドミッション課専門職・学務准教授)

17:15 Discussion
 「教育のプラットフォームとしての学習支援」

18:00 第1部総括
  志垣 陽(関西外国語大学 事務局次長)

18:30 第1部閉会
19:00 懇親会

21:30 第2部 All Night FMICS
 【全員発表】×5分 (あなたの5分間をご用意下さい)

24:00 Discussion
26:00 All Night FMICS 終了
31:00 起床&朝食
32:30 総括
34:00 関西 FORUM 終了

【参加費】 FORUM 2,000円  懇親会 5,000円  オールナイト 4,000円

【お願い】
 オールナイトFMICS 恒例の全員発表(5分間程度)のテーマは自由です。レジュメ(A4用紙1枚)を用意して参加してください。
 ※All Night FMICSでは、5分間全員プレゼンのほかに、1テーマ15分程度のプレゼンを受け付けています。ぜひエントリーしてください。

【申込先】 滝川 義弘 (大谷大学 教育研究支援部 075-411-8458)
   tacky(アットマーク)sec.otani.ac.jp

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posted by fmics at 13:00 | TrackBack(0) | 関西FMICS
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