2018年05月19日

FMICS 5月例会(第700回例会) 学生の自信の芽・可能性の芽を育てる 適温組織を創る 教職員の協働を考える

■高等教育問題研究会FMICS創会から38年、重ねた月例会は700回となりました。まだまだ、先は長いぞと気持ちを新たに前進あるのみです。皆さまには、何卒、よろしくお願いいたします。

■記念すべき700回目のFMICS 2018年5月例会の問題提起は、活動拠点を名古屋以西においておられる人事コンサルタントの荻野恵市さんです。一緒に、桜美林大学大学アドミニストレーション研究科で学びあった仲間です。企業人と大学人の複合的視座は、魅力的、教えられることばかりです。何度も、事前打ち合わせをしました。厳しい時代に直面している今、今こそ確認しなければならない原理原則を皆さまと確認します。お一人で多くの皆さまとワイワイガヤガヤとディスカッションできればと期待しています。

■荻野さんからのメッセージです。
 「大学改革」という言葉がすっかり定着しました。しかし、大学改革に成功する大学と一時的な大学改革に終わってしまう大学があります。この違いはどこから来るのでしょう?
 例えば、一時的な大学改革に終わってしまう大学では「中期経営計画の数字・教学PDCAの達成に向け、数字を取り揃える、アリバイ作りの業務に疲れました。PDCAは形だけなんですよ」という職員の方の声をしばしば耳にします。
 学生への想いを強く持っているにもかかわらず、PDCAマネジメントの導入により、PDCAに振り回され、現実の業務と学生への想いとのギャップに消耗し、大学人としてのやりがいが失われているのです。
 大学でも数値目標管理・PDCAの活用は避けられない事実です。しかも、中期経営計画やPDCAに振り回されている場合ではありません。
 何故なら、大学淘汰の時代、大学の300は淘汰されると言われはじめているからです。
 18歳人口の減だけではなく、景気の陰りが、私立大学に子弟を送り込んでいる中間所得層の親たちの可処分所得を押し下げます。
 まさに大学の生き残りをかけて、大学教職員の知恵と行動力が試される時代がやってきます。数値目標管理・PDCAに振り回されることなく、学生の可能性の芽を出させる適温組織=安全な場を創るために、職員と教員の関係について、働き方改革の相談の中から見た、PDCAを高速回転することの弊害で苦しむ民間企業の例を交えながら、皆さまとご一緒に考える機会にします。
 皆さまには、荒海を乗りきる「大学改革」を成しとけるための大学教職員の員の理想の関係について考えてきていただきたくお願いいたします。


【日時】 2018年5月19日(土)
  受 付 午後3時30分
  研究会 午後4時〜7時
  懇親会 午後7時30分〜9時

【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス 1Fホール
   (JR 千駄ヶ谷駅 徒歩6分 / 地下鉄 北参道駅 徒歩5分)

【テーマ】 学生の自信の芽・可能性の芽を育てる
   適温組織を創る 教職員の協働を考える


【問題提起】 荻野 恵市 (人事コンサルタント)
  司会 高橋 真義 (桜美林大学名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。

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タグ:荻野 恵市
posted by fmics at 16:00 | TrackBack(0) | 月例会
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