2018年11月17日

FMICS 11月例会(第706回例会) 大学淘汰時代を活きるボリュームゾーン大学の役割

■今こそ、入口・アンコ・出口のアンコのパワーアップを図らなければ、我が国の高等教育界は、確実におかしくなります。なぜか、行政は、この原理原則を無視したもっともらしい制度設計を矢継ぎ早に打ち出しています。

■FMICS 2018年11月例会は、8月例会・人事コンサルタント荻野恵市さん、9月例会・秋草学園短期大学秋草誠さん、10月例会・教育ジャーナリスト小林哲夫さん&社会学講釈師鷲北貴史さんの流れの集大成として、いよいよ大切にしなければならないボリュームゾーン大学(上位10%、下位10%以外の80%)の存在理由を確認することといたします。

■問題提起をされる難波俊樹さんは、「学び続ける力」を養うことにおいて、4年間の大学生活が必要であると言われます。特に、地域で生きるためにおいては、社会全体が小さいことから、いろいろなことに対応していかなくてはいけなりません。いよいよ、これからは、社会人生活が「大卒後48年」が標準になりますので、その長期にわたって不要な人材にならないためには、「生涯学び続ける力」が必要となるのです。

■大学で基礎力を4年間でみっちりと身に付ければ、奨学金を借りても割に合います。月10万円借りると、返済額が月2万円程度。正社員であれば返せます。奨学金地獄が大きな社会問題となったころは、非正規で都会に出たがることから返済できなくなったわけで、地元就職自宅通勤正社員であれば、地方の安い賃金でも問題ない金額です。
  • 母親の学歴と子供の学力は密接に相関します。
  • 生活保護者は学歴が低いほど増えます。
  • 生活保護家庭で育つと子供も生活保護受給者になります。
  • 東京で一人暮らしの人の生活保護費は12〜13万円です。年間150万弱、30年受給すると4500万円です。
  • 生涯を通して年収300万円であっても、40年間で1000万円程の所得税・住民税を納税することになります。
  • 1人が働き手になるか否か。生活保護を受けることになれば、国の支出は、ほぼ6000万円も変わってしまいます。
  • ボリュームゾーンの大学への補助金は、卒業者の数と生活保護率を考えると、国家の投資としては、高い効果があります。

 これらの視点から考えると、ボリュームゾーン大学は絶対に必要な存在であると言えます。勿論、今の教育内容でいいのかという問題を整理しなければなりませんが・・・。

【日時】 2018年11月17日(土)
   受付 午後3時30分
  月例会 午後4時〜7時
情報交換会 午後7時30分〜9時


【会場】 恵比寿・日能研ビル 7階プレゼンテーションルーム
   (会報発送作業で利用している会場です)

【テーマ】 大学淘汰時代を活きるボリュームゾーン大学の役割
 〜 そんな大学あったか大学にならないための存在理由 〜


【プログラム】
 解題 難波 俊樹 (日本アクティブ・ラーニング学会 理事)

 問題提起
  比留間 進 (嘉悦大学 監事)
  神戸 悟 (大学入試リサーチャー)
  椿 仁三千 (千葉県立小金高等学校 教諭)

 ディスカッション
  ファシリテーター 米田 敬子 (文教大学生活科学研究所 研究員)

 司会・総括 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
 *当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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posted by fmics at 16:00 | TrackBack(0) | 月例会
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