今年は受験生ではなく、“受験生を陰から支える親”に着目。大学入学共通テストに合わせてツイッター上に集まった受験生の親の愛情あふれるメッセージをそのまま広告に活用。掲出場所は、都内最大級の試験会場である東京大学の最寄駅「南北線東大前駅」「京王井の頭線駒場東大前駅」と、試験会場に向かう「東京メトロ銀座線・丸ノ内線」。試験会場の最寄駅と路線には、受験生の親たちの愛情あふれる言葉が並んだ。「まあ気楽にやったらええけん」「忘れ物ないん?受験票もったん?」「今夜は焼肉よ」「母のパワーを全部送ります!」「お風呂沸いてるから入りや」「お母さんは応援しかできないけど、絶対に誰よりも応援してるよ。」「あれだけ努力してきたのだから大丈夫。あれだけ貴方ほど努力した人はいない。自信を持って。落ち着いて、集中。」「いつも通りやるだけや」「バンガレ」。
今回、そんな親たちのエールを試験会場の最寄駅で展開した広告は、試験会場に向かう際(行き)と試験会場から帰る際(帰り)で見えるメッセージが変化する仕組みになっていた。南北線東大前駅の広告の一部には見る角度によって全く異なるデザインへ切り替わるベローズプリントを使用し、駒場東大駅前では階段広告を活用した。
「受験本番に仕掛ける本広告では、”親御さんの溢れる愛情“を少しでも多く届け、表現するために、行きと帰りで見えるメッセージが変わる仕掛けを施しました。試験に挑む行きでは、『まあ気楽にやったらええけん』『緊張したらお母さんの一発ギャグを思い出して』『事前にトイレ行っとくんだよ!』『母のパワーを全部送ります!』『お父さんも今晩は飲みます』『とにかく全部埋めるように』『落ち着いてね!』などの緊張をほぐそうとする一言を。帰りには、『ほんと、よくがんばったね』『出し切ったか?』『お風呂沸いてるから入りや』『ギュッとしていい?』『今夜は焼肉よ』『あなたを誇りに思うよ』などの頑張りを労う一言を、受験に挑むわが子のことを常に気遣う姿勢、親御さんの包みこむような愛情を届けることで、受験生を応援しようと考えました」(クリエイティブディレクター 加我俊介氏)
『悩める受験生の親の会』では、Twitter上で受け付けた悩みや質問に受験の有識者が回答するTwitter相談会や、受験生の親御さんの本音を明ら1かにするアンケート調査、受験生の親御さんの気持ちを吐露する新聞広告などを展開、見守っていきたい。
(宮本 輝)

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