2000年08月01日

2000年8月案内

============================
FMICS BIG EGG NETWORK  2000.8
       高等教育問題研究会(まずはじめよう会)
============================

        大学を束ねる=こころを束ねる

 FMICS2000シンポジウムは盛会のうちに終了しました。
パネルディスカッションも例年とは形式を大きく変えて、パネリス
トの一人として大いに発言することができ、生き生きとしたやり取
りが交わされました。今回のテーマは「束ねる」という大きな課題。
私は管理職としての立場から「束ねる」ことの在りかたを考えまし
た。と言っても、常々仕事を進めながら考え、実行していることな
ので、自分にとっては日常の姿勢を表明したことに他なりませんで
した。むしろ、様々な仲間達の考えと照らし合わせて自分の姿勢を
再検証する良い機会となりました。

◆「大学」を構成している人々
 学生、教師、職員、父母、同窓生の5者であることは言うまでも
ありません。敢えて加えるなら科目等履修生と公開講座受講生とい
うことになりましょうか。
 構成員の中でも最も大切なのは「父母」でしょう。スポンサー無
くしては私学は成り立たないのは言うまでもありません。「いや、
学生が一番大切なお客だ」という論を主張する方もいらっしゃるで
しょうが、それは多分違います。私立大学にとってのお客は、企業、
各種の学校、政府機間等を始め、その社会を構成する諸組織ではな
いでしょうか。我々はスポンサーである親から学費というお金を頂
いて学生達を教育し、付加価値をつけて世に送り出すのが仕事なの
ではないでしょうか。
 そういう観点に立てば、教員も職員もそれぞれの役割の違いは
あるけれど、「社会に役立つ青年男女を育てる}という意味におい
て対等であると言えましょう。もっと言えば、大学事務職員も教育
活動に携わっているのです。これは大事なポイントです。

◆自分の職場(所属の部・課)を束ねる
 組織を束ねるというテーマに毎日向き合っている自分として、ま
ず指導下にある課長たちに常々意識するよう求めている事を以下
に列挙します。
1.建学の精神を常に認識して行動すること。
2.教員と我々事務職は対等な関係であるということを明確に意識す
ること。
3.誰から給料をもらっているのか自覚すること。
4.学外の情報を積極的に集めること。
5.部下が出来ることなど当たり前に出来るように 秘密練習をして
おく(PCなんて使えて当然)。
6.部下のヘマは上司の責任。一緒に詫びに行く事。
7.「成功」は『部下の成果』と上に報告。
8.自分のミスを絶対に部下のせいにしない。
9.部下を人前で叱らない。
10.部下の前で他人にへつらわない。
 これらのことがきちんとできれば、自分の預かる組織を束ねて、
有効な戦力にすることが出来るのではないでしょうか。
 
              (玉川大学 近藤 誠)




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
FMICS8月例会・第13回名古屋拡大勉強会
       FMICS名古屋シンポジウム2000
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    大学を束ねる人々宣言Part−2
  超競争時代を活きる大学人ディベロップメント

●やっとかめやなもFMICS名古屋(YFN)の《学びのカタチ》
を束ねる恒例の第13回YFNシンポジウムをご案内します。●聖
徳学園岐阜教育大学でのシンポジウムの後は、会場を立山・黒部小
川温泉に移します。オールナイトYFNのスペシャルゲストは、前
紀伊国屋書店顧問の吉枝喜久保さんです。●懇親会は地酒と山の珍
味に舌鼓。翌日のリゾート&ヒーリングYFNは、立山黒部アルプ
スルートへ出発。ご来光遙拝、室堂・大観峰・黒部平・黒部湖を巡
り、越中八尾のおはら風の盆の地を訪れます。●《YFN学ぶ遊ぶ
21世紀プラン》は、21世紀まで、YFNシンポジウムは毎年山
に登り日本の夜明けを求めて中部の山々を駆け巡る予定です。
●FMICSの“初発の原像”は、少しでも高等教育を良くしたい
と心から想うことです。今年も、明日の高等教育をTHINK B
IGに変えていくためにも、「大学を束ねる人は束ねられる人であ
る」ことを、頭ではなく心と身体で感じるというFMICS流の原
理原則を大切にしたい。●新宿と明治神宮に続いて、岐阜と黒部・
立山でも多くの仲間と「よかったね」を共感したいものです。●お
仲間をお誘い合わせの上ご参加ください。

■日  時  平成12年8月19日(土)&20(日)
     ●シンポジウム 午後11時〜2時
              *受付開始 午前10時30分
     ●懇 親 会   午後7時〜9時30分
     ●オールナイトYFN 午後9時30分〜翌朝4時
     ●21世紀の日本の夜明けに立つ
       立山・黒部アルペンルート出発午前5時
■会  場 
     ●シンポジウム
       岐阜聖徳学園大学・羽島キャンパス会議室
        岐阜県羽島郡柳津町高桑2078
               0582-79-0804
   《 交通のご案内 》
     JR東海道線「岐阜駅」下車
     バス(岐阜教育大線)に乗車約30分
     JR東海道新幹線「岐阜羽島駅」下車
                タクシーで約10分
    名神高速道路「岐阜羽島IC」より車で12分
     ●オールナイトYFN
      小川温泉元湯「ホテル小川」&湯治場「不老館」
        富山県下新川郡朝日町湯の瀬1番地
              0765-84-8111
■プログラム 
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     大学を束ねる人々宣言
        超競争時代を活きる大学人ディベロップメント
            21世紀の日本の夜明けに立つ
        YFN2000 立山黒部アルペンルート編
     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     ●YFNシンポジウム
     筑波大学研究センター長   山本 真一
      名城大学経営本部局次長   坂本 一
     ●オールナイトYFN
      前紀伊国屋顧問       吉枝 喜久保
      北陸中日新聞富山支局記者  石本 光
      富山国際大学就職指導課長  中村 信男

■参 加 費  
     ●シンポジウム   2,000円
     ●シンポジウム&宿泊費   30,000円
        バス代・宿泊代・昼食代を含む
■申込&今後の問い合わせ先  
 8月14(月)までに、 YFN事務局  林 憲和
   500-8015 岐阜市松山町2−5
   TEL・FAX 058−263−2315
   E-mail nhayashi@ha.shotoku.ac.jp
                まで直接お申込ください。

■お願い
 ●オールナイトYFNの参加者には、10分間以内のスピーチを
  していただきます。スピーチの内容をA4縦判(様式自由)の
  メモにして、当日コピーを30部程度ご用意ください。
 ●シンポジウム(昼プロ)、懇親会、オールナイトYFN(夜プ
  ロ)だけの部分参加も歓迎いたします。
 ●一人でも多くのFMICS人との出逢い確認するために、名刺
  はお忘れなく。
 ●長時間にわたるシンポジウム&オールナイトとなります。軽装
  でご参加ください。
  なお、宿泊される方は、朝夕の冷え込み対策をお忘れなく。山
  の上はたいそう寒いです。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
FMICS SD(スタッフディベロップメント) 108
    いっしょに読もう『教育答申』 −11−
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 FMICS Staff Development 略して 「SD」は、月例会とは別に、原
則として第3週の水曜の夜に開催されている勉強会です。超競争時
代をしたたかに活き抜くためにも、大学人一人ひとりの努力を束ね
る場をご案内いたします。
(1)メディアチェック 
 あなたのアンテナが何かを感じた新聞・雑誌等の教育&経済トピ
ックスを、切り抜いて持ちよりディスカッションします。トピック
スは厳選して1件、A4縦判にコピー(15枚程度)して、氏名と
簡単なMEMOを付してご持参ください。
 各自5分間程度のコメントをしていただきます。
(2)テーマを定めた継続的な勉強会
 1997年度の国立教育研究所編『日本近代教育百年史』、19
98年度の工学院大学と拓殖大学の沿革史、今年度前半の『戦後の
大学論』と読み進めてきました。これからは、ぐっと現代に近づい
て、中教審、臨教審、そして大学審等の「答申」にチャレンジ。戦
後の大学政策に関するもっとも包括的な基本文献として黒羽亮一先
生の『戦後大学政策の展開』を読んでいます。

■日  時  平成12年8月30日(水)午後6時30分〜9時
■会  場  工学院大学・新宿キャンパス
                 高層棟27階2710ゼミ室
       *会場変更の場合は、ゼミ室前に掲示します。
■テ ー マ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        21世紀の大学の原理原則を探る
            戦後の大学政策を読み解く −11−
       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■コーディネーター 桜美林大学大学教育研究所研究員 出光直樹
■テキスト  『戦後大学政策の展開』黒羽亮一 玉川大学出版部
■申 込 先  出 光 直 樹  PHS  050-714-3553
               Eメール idemitsu@obirin.ac.jp



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
       速 報   9 月 の F M I C S
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●具体的な大学改革が矢継ぎ早に公開されています。9月のFMI
CSは、その基本的かつ具体的なシナリオとして熟読・吟味しなけ
ればならない「大学審議会答申を読む」シリーズの4回目です。こ
れまでと同様、FMICS流にワイワイガヤガヤと読み・語り
合います。●なお、詳細は9月号のFMICS BIG EGG をご
覧下さい。

■日  時  平成12年9月30日(土)午後3時〜6時
■会  場  工学院大学・新宿キャンパス
高層棟28階第4会議室
■テーマ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
         21世紀の大学のカタチを考える
          大 学 審 議 会 答 申 を 読 む −4−
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
      速 報  1 0 月 の F M I C S 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●今年も世田谷学園との学園祭ジョイントシンポジウムを開催しま
す。3回目となる今回は、中学生が企画の主役です。事前に大学を
訪問してもらい、ありのままの感想や率直な疑問を語ってもらいま
す。彼らが大学生になっている6年後とその未来を見据え、FMI
CSからのエールを送ります。FMICSならではの新しい企画で
す。中高生のお子さんをお持ちのFMICS人には、是非ともご一
緒に親子でご参加ください。●詳細は9月号のFMICS BIG
EGG をご覧下さい。

■日  時  平成12年10月28日(土)
                  午後2時30分〜4時
    *シンポ終了後、1時間程度の歓談会をおこないます。
■会  場  世田谷学園中学校高等学校
    世田谷区三宿1-16-31
■テーマ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        FMICS&世田谷学園シンポジウム −3−
          中学生から見た6年後の自分 そしてその未来
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


     ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
     2000.9 BIG EGGの発送
        9月8日(金)6時〜  
             恵比寿・日能研ビル8階
     ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
   メールアドレスの公開を承認される会員
   または、アドレスを変更された会員は、
   岡村 浩 okamura@cc.kogakuin.ac.jp
   まで、メールをお願いいたします。
     ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
    会 員 募 集 中
  出 光 直 樹  idemitsu@obirin.ac.jp
          PHS 070-5714-3553
     ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


  ◆◆◆ 高 等 教 育 問 題 研 究 会 ◆◆◆
150-0021 渋谷区恵比寿西2-3-14
posted by fmics at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年10月以前の案内
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/57775011
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック