FMICS BIG EGG NETWORK 2000.7
高等教育問題研究会(まずはじめよう会)
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もっと理解してもらえる「大学」へ
◆バブルはじけて〜それでも大学の「なぜ?」〜 “社会に必要だ
から”との理由と説明で公的資金が導入された銀行でさえ、その顛
末に一般市民の心情的には「なぜ」という大きな疑問が残っている。
まして、大学に対しては、経営が大変だから「一時的な公的資金導
入を」または「もっと補助金を」と言ったところで、「諸外国に比
べて日本は教育に対する予算が半分だから倍増しなければならな
い」というもっともな理由があったとしても、「なぜなぜ?」とい
うもっと大きな釈然としない思いが残るのが現状ではないだろうか。
そして経済界からは「なぜ」の他「生ぬるい」との心情があるの
ではないか。ある企業人から「一年間の売上のほとんどが年度はじ
めに入ってくるような企業はありません。うらやましいですね」と
半分冗談、でも真顔で言われたことがある。大学は恵まれた部分も
含めもっと明確に現状認識すべきである。その辺りの自覚の貧弱さ
が、世間に歯がゆさ、ある種の“ズレ”を感じさせるのではないか。
辛いのは大学だけではないのだから。
◆“社会に必要”ならアカウンタビリティーを! 「“高等”教育
または“高度”研究だからお金がかかるし、世間一般にその重要性
・必要性を理解してもらうのはなかなか難しい」と言う方がおられ
るかもしれない。様々な事情は確かにある。しかし、難しいからこ
そ、もっと成果をフィードバックし、こちらから歩み寄りわかりや
すく説明する。そして、本当に必要であればこそ、もっと理解や共
感してもらう姿勢が大切ではないだろうか。まして大学の存在には
社会性があり、また学納金、補助金及び寄付金で成り立っているな
らば、経営者や教職員は「誰のおかげでおまんま食べていけるの
か」ではないが、説明責任、アカウンタビリティーが求められるの
は当然ではないか。
◆『はだかの王さま』になってませんか?
ミッションを持ってアクションしていれば、最近話題の第三者評
価を含め他人の評価に必要以上に構える必要はない。しかし、社会
・世間・地域、学生・卒業生・受験生・保護者・高校の先生等との
繋がり、そして“声”という評価を余りにも無視した、いや感じ取
れない大学は、相手に理解してもらえないし、結果として“必要と
されなく”なってしまっても仕方がないのではないか。受験生は正
直である。アンデルセンの童話『はだかの王さま』のような状態に
なってないか、常に再点検していかなくてはならならないと感じる。
◆大切なのは・・・
まずは、お互いが理解し共感し合意すること。でも、いきなり最
初からというのは難しい。よりよく理解してもらおうと誠意を持っ
て努力する姿勢、そこから生み出される地道なアクション、そして
確実に一歩を踏み出し少しづつ共感を積み重ねていくことが、回り
道のようで一番の近道ではないだろうか。 (金成 泰宏)
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FMICS7月例会・第16回拡大勉強会
FMICSシンポジウム2000
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大学を束ねる人々宣言
超競争時代を活きる
大学人ディベロップメント
今、私たちが歩いている道は
もはや後と戻りが出来ない道だ
でも、背を丸めて歩いてはいけないよ
向かい風は僕たちの体を飛ばそうとしているけれど
慌ててはいけない
しっかりと台地を踏みしめて
顔を上げて歩こうよ
一生に一度の人生だから
厳しい時代に、なんで負けようか
大学を良くすることに賭けたのだから
この先の道が険しくとも
僕たちは元気に一歩一歩進むのだよ
21世紀に
日本の大学が
輝かしい存在として育っているために
ぼくたちは、もっともっと
目を輝かせ、努力する
パワーを全開させる時が来ているんだ
MillenniumのFMICSシンポジュウム
それは
厳しくとも生きていることを実感とさせる時代の幕開け
ほら、聞こえてくるよ
胸の高鳴りが波のように振動してくる
大学を束ねる人々の新たなエネルギーが
7月の熱く眩しい風に乗って
伝わってくるのを僕たちは感じるのです
オールナイトFMICSは
今年も神宮の森ですごします
戦いに磨かれた笑顔が美しい仲間と
語りあうのも素敵です
●まずはじめよう! 競争的環境の中で個性が輝く大学を創る。大
学のミッション、戦略、戦術、そして戦闘力を束ねる。なかでも、
私たち一人ひとりの戦闘力をキリリと束ねなければ、大学の明日は
あり得ません。さぁ、はじめましよう。小さく固まった頭でっかち
な人間ではなく、森も木も見ることができる人=専門的知力と人間
力(あったかさ×ACTION)が共に本物の人財になるために、
大学人ディベロップメントを。
●今年のシンポジウムのキーワードは大学を束ねる人々宣言です。
1泊2日。新宿・工学院大学での昼プロと、明治神宮の杜は日本青
年館での夜プロ。ワイワイガヤガヤ、あなとわたしの一所懸命を束
ねて戦闘力をさらに磨いて、高等教育の明日に立ち向かう。
●一人でも多くの仲間とともに、今年もよかったねの一言を!
●皆さまには、お仲間をお誘い合わせの上、ご参加ください。
●お申し込みはお早めにお願いいたします。
★★★
■日 時 平成12年7月15日(土)&16(日)
●キャンパスツァー 午後1時〜1時30分
●シンポジウム 午後1時30分〜6時10分
●懇親パーティ 午後6時20分〜7時50分
●オールナイト 午後9時〜翌朝午前10時
■会 場
●シンポジウム 工学院大学新宿校舎3階0312教室
〒163-8677 新宿区西新宿1−24−2
TEL 03-3342-1211 岡 村 浩
●懇親パーティ 〃 中層棟7階生協カフェテリア
●オールナイトFMICS
千駄ヶ谷・日本青年館 TEL 03-3401-0101
JR信濃町 OR 千駄ヶ谷駅下車10分
地下鉄銀座線外苑前駅下車徒歩7分
■プログラム
《FMICSシンポジウム2000》
司 会 吉田 千春(獨協大学総務課長)
飯島 有美子(サム教育学院専任日本語講師)
●大学を束ねる宣言解題
山本 真一 (筑波大学教授・大学研究センター長)
●パネルディスカッション 大学を束ねる人々宣言 Part1
鈴木 匠 (目白学園短期大学学生課長)
近藤 誠 (玉川大学学務部次長)
志垣 陽 (立命館大学校友課長)
パネルディスカッション 大学を束ねる人々宣言 Part2
本田 寛輔 (桜美林大学大学院生)
山内 亜紀子 (東洋大学経理部財務課)
小俣 善紀 (山梨学院大学総務課)
コーディネーター
諸星 裕 (桜美林大学教学担当副学長)
●シンポジウムに寄せて 私の一言
鳥居 聖 (国立学校財務センター総務課長)
高木 幹夫 (日能研代表)
山本 慧彊 (世田谷学園中学校高等学校校長)
《FMICSパーティー2000》
司 会 出光 直樹(桜美林大学大学研究所研究員)
加藤 宏子(跡見学園女子大学部創設準備室)
《オールナイトFMICS2000》
司 会 鈴木 匠 (目白学園短期大学学生課長)
小出 修嗣(大阪工業大学学生課長)
●実 習 プロジェクトアドベンチャーを体験する
ファシリティター
高木 幹夫(日能研代表)
●報 告 大学を束ねる人々宣言 わたしの場合
義永 忠孝(近畿大学付属中高事務長)
岡村 俊夫(東京経済大学学務課)
塩野 博雄(立教大学経済学部図書館)
近 雅宜(酪農学園財務課長)
まとめ 宮原 由美子(熊本学園大学図書館)
●朝までトーク 私の大学を束ねる宣言
*どこまで頑張るか。体調と相談されながらのご参加を。
■参 加 費 社 会 人 8000円
学 生 3000円
FMICSシンポジウムはボランティアによる手作りです。
参加者数のブレはなんとしても、小さいものにしたく、参加会費
は7月10日(月)までにお納めくださいますようご協力下さい。
なお、事前にお振り込みいただければ、社会人は少しだけ(参加費
7000円)負担が軽減されます。
◆郵 便 振 替 00100-9-10364高等教育問題研究会シンポジウム
◆銀 行 振 込 さくら銀行飯田橋支店 普通180-5114947
高等教育問題研究会
*オールナイトFMICSの参加費(社会人:宿泊代7000円+
コンパ代3000円、学生6000円)は別途会場にて集めさせて
いただきます。
■今後の問い合わせ先
FMICSシンポジウム実行委員会事務局
PHS 070-5714-3553
Eメール idemitsu@obirin.ac.jp 出光直樹までお願いいたします。
*当日は 携帯070-5720-1586も使えます。
■お願い
◆交換PRコーナーを設けます。学校案内、サブパンフレット、紀
要等をお持ちください。7月14日(金)必着で、工学院大学・岡
村浩教授気付けにてお送りいただくことも可能です。
◆多くのFMICS人との出逢いを確認するために、名刺は、たく
さんご持参ください。
◆長時間にわたるシンポ&オールナイトFMICSとなります。軽
装でご参加ください。
◆参加申込をされた方は 万障お繰り合わせの上、 ご参加ください
ますようお願いいたします。
★★★ オールナイトFMICS・夜プロへのご案内 ★★★
高等教育の明日を変えるために
私たち一人ひとりの大学を束ねる人々宣言
夜を徹して高等教育の明日を語る。FMICSらしさをたっぷり
と体感できる通称「夜プロ」、オールナイトFMICSは、シンポ
と懇親パーティーに続く宿泊プログラムです。
今年の目玉は何と言っても、あのPA・プロジェクトアドベンチ
ャーの実習を広い会場で心おきなく行うことに尽きます。あなたの
中の新しい自分と出逢うための冒険プログラムのファシリティター
高木幹夫さんと二宮孝さんには、PAの原理原則に忠実なカタチの
プログラムを考えていただいています。
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PA・プロジェクアドベンチャーのヒトクチ案内です。
PAはアメリカで開発されたプログラムです。現在、「冒険教育
(Adventure Education)」として、青少年教育、心理治療や企業研修、
地域づくりなど、さまざまな分野に活かされています。特に、小中
学校を中心に、高校、大学まで、多くの学校施設に採用され、すべ
てのカリキュラムにPAのコンセプトを活かす試みが行われ、学業
成績が飛躍的に向上したという実績をあげています。@心の再構築
A「気づき」の体験 B強い心の芽生えなど、その効果は、まさに
《人間力》を磨くための自己点検といえます。
自分自身をかけて何かにチャレンジする。現代の日常の中の最大
の冒険は、自分自身の尊厳を懸ける冒険。そのためには、まず自分
自身と向かい合う事。チームの中の自分。一人での自分。いろんな
自分に会い、そしてチャレンジしてゆく。
PAは私たちに、心にも体にも冒険のチャンスを作ってくれるの
です。とにかく“やってみればわかります”。やってみると、大抵
の人は“なるほど、そうだったのか”と理解して感激します。どこ
か、まずはじめようをモットーにしているFMICSと似ています。
★
明治神宮の杜の朝。年齢も、職種も、社会的立場も超えた私たち
一人ひとりの大学を束ねる人々宣言。戦闘力もピッカピッカに磨か
れて元気100倍。さぁ、あなたもあなたも、高等教育の明日を想
う学びの同志が夜を徹して語り合う「夜プロ」を体感されませんか。
人間力・200%アップ保証。病みつきになりますよ!!
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S F K 7 月 例 会 ( 第389回例会 )
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●超競争時代を活きのぼるために総力戦。大学の持つ人間力の質と
量が問われれる。何よりも、職員力のない大学は苦しくなる。いま
こそ、人財育成に真剣に取り組みたい。●7月のSFK・関西FM
ICSは、「人をそだてる」をテーマに、厳しい環境下にある企業
での人材育成法をベンチマークして大学での人育てを考えます。そ
の中から<自分の育て方>が見えてくるかも。是非ご参加下さい。
■日 時 平成12年7月22日(土) 午後2時〜5時
■会 場 大谷大学博綜館5階会議室
■テーマ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
21世紀の大学のカタチを考える
人 を 育 て る
− 企 業 の 人 材 育 成 法 −
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■発 表 者 光華女子学園常務理事 阿部 敏行
■申 込 先 大谷大学企画調整室 滝川 義弘
tel 075-411-8115
BUSINESS mail: tacky@sec.otani.ac.jp
FMICS mail: tacky@fmics.org
PRIVATE mail: HQA01013@nifty.ne.jp
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FMICS SD(スタッフディベロップメント) 107
いっしょに読もう『教育答申』 −10−
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FMICS Staff Development 略して 「SD」は、月例会とは別に、原
則として第3週の水曜の夜に開催されている勉強会です。超競争時
代をしたたかに活き抜くためにも、大学人一人ひとりの努力を束ね
る場をご案内いたします。
(1)メディアチェック
あなたのアンテナが何かを感じた新聞・雑誌等の教育&経済トピ
ックスを、切り抜いて持ちよりディスカッションします。トピック
スは厳選して1件、A4縦判にコピー(15枚程度)して、氏名と
簡単なMEMOを付してご持参ください。
各自5分間程度のコメントをしていただきます。
(2)テーマを定めた継続的な勉強会
1997年度の国立教育研究所編『日本近代教育百年史』、19
98年度の工学院大学と拓殖大学の沿革史、今年度前半の『戦後の
大学論』と読み進めてきました。これからは、ぐっと現代に近づい
て、中教審、臨教審、そして大学審等の「答申」にチャレンジ。戦
後の大学政策に関するもっとも包括的な基本文献として黒羽亮一先
生の『戦後大学政策の展開』を読んでいます。
■日 時 平成12年7月26日(水)午後6時30分〜9時
*今後の日程 平成12年8月30日(水)
■会 場 工学院大学・新宿キャンパス
高層棟27階2710ゼミ室
*会場変更の場合は、ゼミ室前に掲示します。
■テ ー マ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
21世紀の大学の原理原則を探る
戦後の大学政策を読み解く −10−
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■コーディネーター 桜美林大学大学教育研究所研究員 出光直樹
■テキスト 『戦後大学政策の展開』黒羽亮一 玉川大学出版部
■申 込 先 出 光 直 樹 PHS 050-714-3553
Eメール idemitsu@obirin.ac.jp
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速 報 8月のFMICS Y F N シ ン ポ ジ ウ ム
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●やっとかめやなもFMICS名古屋(YFN)の《学びのカタ
チ》を束ねる恒例の第14回YFNシンポジウムをご案内します。
●聖徳学園岐阜教育大学でのシンポジウムの後は、会場を立山に移
します。懇親会は地酒と山の珍味に舌鼓。翌日のリゾート&ヒーリ
ングYFNは、立山連峰の夜明けに立って2000年に想いを新た
にします。●《YFN学ぶ遊ぶ21世紀プラン》は、21世紀まで、
YFNシンポジウムは毎年山に登り日本の夜明けを求めて中部の山
々を駆け巡る予定です。●費用は25,000円程度(宿泊代・昼
食代を含む)です。詳細は8月号でご案内します。
■日 時 平成12年8月19日(土)&20日(日)
■テーマ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大学を束ねる人々宣言Part−2
超競争時代を活きる大学人ディベロップメント
−名古屋FMICSの場合−
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■講 師 昼の部 山 本 真 一 筑波大大学研究センター長
坂 本 一 名城大学経営本部局次長
夜の部 (交渉中)
■問い合わせ先 YFN事務局・大垣市縁覚寺
楠 真 TEL 0584-78-5505
FAX 0584-78-5814
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2000.8 BIG EGGの発送
8月4日(金)6時〜
恵比寿・日能研ビル8階
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メールアドレスの公開を承認される会員
または、アドレスを変更された会員は、
岡村 浩 okamura@cc.kogakuin.ac.jp
まで、メールをお願いいたします。
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会 員 募 集 中
出 光 直 樹 idemitsu@obirin.ac.jp
PHS 070-5714-3553
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高 等 教 育 問 題 研 究 会
150-0021 渋谷区恵比寿西2-3-14
【2000年10月以前の案内の最新記事】