決定したキャッチは「あったらいいな、こんなオープンキャンパス」この日のオープンキャンパスは、在学生がプロデュース!タイトルは幼児教育・地域保育コースは「みんなで5才児体験!!」、文化表現コースは「ドーナッツソーダツ(争奪)文字ぴったんミニ授業!」としました。
最初は、何から始めたらいいのかわからない様子の学生たちが、会議を重ねるごとに全員が積極的に発言して、意見を調整する作業をこなす姿を見たときには短大生の可能性の大きさを感じました。
やることは沢山あったのですが、学生たちはバラバラに実習などがあり、なかなか全員が集まることさえできない時期があった時は、ラインで情報を共有していて、さすが学生さんだと思いました。当日を迎えるまで、ハラハラドキドキでしたが終わってみれば、杞憂に終り参加者と学生がともに楽しんだ時間に変わっていました。
当日の朝、私から学生たちに伝えたことは、「今日はみなさんが主役です。この日の為に、主要メンバーが何度も会議を重ねて作ってきました。今日の意図するところは、在学生と高校生の距離を縮めて等身大の短大生を見てもらうことと高校生同士が友達になれる空間づくりです。そのためには、笑顔と声がけを忘れないようにしてください」とお願いしました。
その結果が、アンケートに表れています。以下は涙が出そうなくらいうれしいアンケート結果です。高校生からは「今日のOCは、私が今まで参加したOCの中でも、一番楽しかったです。スタンプラリーや、特に運動会が楽しかったです。運動会では、同じチームの人と仲良くなることができ、スタンプラリーでは、学生さんとたくさん話をすることができたのでよかったです。」保護者の方からは「スタンプラリーは、学校内の様子やどのような感じで普段授業が行われているのかなど、先輩方の姿が見られ工夫されていてわかりやすい内容に感動しました。準備など大変だったと思います。受験生の親として、こんなに後輩思いの先輩たちがいてくれることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。本日は本当にありがとうございました。」中には、「娘を3年間、預けても大丈夫だと思いました。」というのがありました。今までの、OCアンケートの中でもこれほど満足度の高い結果になったことはありません。改めて、学生の等身大の姿をいかに、受験生と保護者に伝えるかが勝負だということがわかりました。これからも「ちいさな大学」だからこそできる、小回りの利いた企画をドンドン出したいと思っています。
(秋草 誠)

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