●昔むかし第97回月例会(1988・昭和63年6月24日)で、すでに鬼籍に入られた朝日新聞の山岸駿介さんは「大学人はマスコミとうまい付き合い方を知らない」と言われ、付き合い方の極意を紹介してくださいました。
「多くの大学から、開学○○周年記念イベントの招待状が来る。大学の関係者は、○○周年だから、絶対に取材に来てくれて記事にしてもらえると思っている。とにかくそういうのが一杯来る。どれも行けるはずはない。我々も忙しいことがわかっていない。本当は、小さいことでもいいけから、定期的に情報提供してくれたほうがうれしい。大きな事件がないときは、記事にもできます」
大体、このようなことを話されたことを鮮明に記憶しています。目から鱗でした。
●あれから25年間が経ちました。この数年間の大学周辺の変化は急です。果たして、大学関係者とマスコミの関係は変わったのでしょうか。世の中的には、高い評価を得ることができるような良いコトをしていても、マスコミとの関係が希薄で、パブリシティを生かしきれていない大学が少なくないように思えてなりません。
●中根さんからいただきました問題提起です。
■社会貢献を金科玉条のように唱えていないか
■自分の大学の強みを普遍化して考えているか
■広報において「三方良し」の気持ちがあるか
近江商人の心得として知られているものに、「三方良し」の思想がある。商売の奥儀は「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」に尽き、売り手と買い手がともに満足し、社会貢献もできる商売をせよ、というものである。
公的な性格が強く、社会貢献ということを常々謳っている大学の広報活動について、私は「三方よし」の思想がぴったりあてはまると思っている。学内の関係者が納得し、そこで学ぶ者が理解を深め、地域住民らが役に立つと思うような情報を流せれば、それはまさしく社会貢献につながるというものである。
だが、日々接するものには、そうしたことを微塵も感じさせないようなものに出くわすことがままある。大学の自慰行為ではないか、とすら思えることもある。
18歳人口減少期を目前に、大学間競争が激しさを増す中、これでいいのか。今こそ、「三方良し」の広報を考えるべき時ではないか。
●超ご多忙の中、本音ベースでのお話しを聴かせていただけるチャンスは、滅多にありません。
大学広報の原理原則の再点検のヒントをたっぷり分けていただけることが期待できます。お仲間をお誘いの上、ご参加ください。
【日時】 2013年7月23日(火)
月例会 午後7時〜9時
懇親会 午後9時15分〜
【会場】 桜美林大学 四ツ谷キャンパス 307教室
【テーマ】 大学の「あったかさある人間力」を点検する
大学を良くするためのマスコミとの付き合い方
【スピーカー】 中根 正義 (毎日新聞社サンデー毎日編集部 編集次長)
司会 高橋 真義 (桜美林大学 教授)
【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円
【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。
