2017年09月07日

FMICS SD 306

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、簡単なMEMOを付してご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2017年9月19日(火) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2017年09月05日

面接を重視した医学科入試<前編>

 昨2016年の12月10日土曜日の午後、神奈川県内の所定の高校から(1校1名ずつ)推薦され、第1次選考(高校の成績や英語資格の水準等による書類審査)を通過した16名の受験生が、横浜市立大学医学部医学科「特別推薦入試」の第2次選考である面接審査に臨みました。

 募集要項には、面接審査はMMI(Multiple Mini Interview)の手法により行われ、受験生は観点別の5つの面接室(1面接室あたり10分程度)を巡り、それぞれ独立して審査を受ける旨が定められています。その評価の観点としては、「志望理由」「社会性」「協調性」「倫理性」「独創性」が掲げられており、その内容(評価方法)としては、初めの2項目(面接室)については出願時に提出する志望理由書(それぞれに対応した2通)に基づいて行われる事、後ろの3つについては、提示された状況課題(シナリオ)に対する解答により評価される旨が記載されています。

 面接日の3週間ほど前、第1次審査の結果とともに受験生に郵送されてきた「受験案内」には、具体的な集合時刻(13時、14時、15時の3グループに分かれている)や、個々の受験生と5つの面接室毎の面接時間が階段状のマトリックスになっている時間割、控室から5つの面接室を巡って再び控室に戻る会場配置図や誘導の手順、シナリオ等の面接内容は17時10分(最後の受験者の面接修了時刻)までは決して他人に話してはいけない事などが記されている他、シナリオのイメージとして次のような例示なども記されていました。

あなたは運動部(チームスポーツ)のキャプテン(3年生)です。入学時から一緒に活動してきた仲良しの同級生メンバーがいますが、友人は成績が振るわないことから次の試合ではレギュラーから外し、成績の良い1年生を抜擢する事になりました。あなたはどのようにそれを伝えますか。


 控室に集合した受験生は、最初の面接開始時刻の3分ほど前になると、係員によって控室から最初の面接室の前に誘導されます。そこには時間割とともに電波時計も用意してあり、開始時刻になるとノックして面接室の中に入って面接を受け、8分ほどで1つの面接が終わると部屋を出て次の面接室の前で待機し、開始時刻(10分毎)が来ると再びノックをして中に入るを繰り返します。

 初めの2つの面接室は、本人が作成した志願理由書を基に、評価者が志望理由や社会的な活動経験などを問い質すというオーソドックスなスタイルで行われます。後ろの3つの面接室では、中に入って着席すると、机の上にシナリオ(課題)が記されたカードが用意してあり、受験生はそれを見て解答を始めるのです。

<中編へ>
(出光 直樹)

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定員割れ大学集まれ!!

 定員割れを起こしている私学にとって恐ろしいニュースが流れました。「定員割れ私大、補助減額 財務省検討、経営改善促す」という記事です。8月20日の日経新聞には

財務省は定員割れの続く私立大学について、国からの補助金の減額・停止を検討する。 (中略)
補助金を受け取る私大のうち40%は5年連続で定員割れに陥っている。財務省は補助金頼みの経営に限界が来ているとみる。

 18年度からは補助金を配る要件を厳しくし、定員割れが続く大学への配分を減らす方向だ。定員割れが数年続いたり、経営状況の改善がなかったりした場合、補助金の打ち切りも検討する。
と書かれていました。

 たとえば、この問題に直面している「定員割れ大学の40%の方々に危機感はあるのか」と問われたとしたら、おそらく多くの当該大学の方々は「危機感はあるが、なすすべがない」と答えるのではないでしょうか。若しくは、「危機感などなく、楽観的な意見が横行する」としかいえない。それほど、私学人はぬるま湯につかり続けていたといっても過言ではないでしょう。とはいえ当該短大に勤務する私でさえ、そんなに急激にルール変更されても、組織として対応できないことは即決でわかるので、「なすすべがない、いわれた通り従います」としかいえないでしょう。それはまるで、ゲリラ豪雨が突然やってきて、川が氾濫し家が流されるくらいの衝撃的なことと似ています。まさかこの地域にやってくるとは・・・ゲリラ豪雨が、この地域にやってきたら危険だろうな、避難場所はどこだったっけ、浸水前に車は何処においておけばいいかな、くらいしか感じていないのと同じように、誰もが数年前からこの日が来ることを、薄々と感じていたはずです。

 補助金がカットされるその先には、募集停止が待っています。その時に悲しむのは、在学生、卒業生とそこに関わってくれたすべての人が挙がるのは間違いないでしょう。その職場で禄を食んでいる教職員の次のことを考える前に、この問題が起きることを認識し、大きな責任の下に今の我々の立ち位置があることに気づくことが大切です。

 大きな変革期に入ったこの時に、まさにその現場で働いていることに感謝し、それを多くの人たちと語り合い、この苦難を乗り越えられる仲間づくりが重要課題になりますね。

 定員割れ40%の大学は、そこここに沢山あるのです。うちは大丈夫だなんていわないで!転職しようとも考えないで!せっかくなのでこの場を切り替える何かを考えましょうよ。FMIICSには、そのシーズがあるのかもしれないと期待している私です。

(秋草 誠)

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会報 『BIG EGG』 2017年9月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2017年9月5日(火) 午後6時〜9時+食事会

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2017年08月22日

FMICS SD 305

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、簡単なMEMOを付してご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2017年8月22日(火) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2017年08月04日

FMICS 8月例会 (第689回例会) そんな事してたら、大学潰れちゃいますよ! − 施設戦略の視点から −

<8/2追記> 既にたくさんの参加申込をいただいております!
 桜美林大学四谷キャンパス(千駄ヶ谷)306教室の収容定員枠を超えましたので、会場を1階ホールに変更いたします。お間違えなきようお願いいたします。飛び入り参加を歓迎いたします。


 今月は、もはや避けて通ることができない課題であるにもかかわらず、これまで取り上げられることがほとんどなかった、学生数減少期の施設投資問題に切り込みます。
 人口減少時代、土地建物は「不動産」ではなく「負動産」になると言われています。
 大学では「土地があれば建物が建つ」、新しい校舎を作れば、学生を呼び込むことができるという右肩上がりの良き時代の都市伝説が生きています。使う人=学生がいなければ、建物=校舎はあっという間に痛むのです。
 スピーカーは、ファシリティマネジメントを研究されている桜美林大学大学アドミニストレーション研究科非常勤講師・竹中工務店の興津利継さん、東京農業大学施設部環境管理課長佐々木隆さん、大学施設のダウンサイジングについて研究されている大学職員にも登壇していただきます。
 多くの皆さまのご参加をお待ちいたします。 

1.大学経営におけるファシリティの位置づけ
2.複数大学の財務諸表に見るファシリティ関連費用の割合
3.施設の特性と経営との関係
4.実践女子大の事例;八方塞がりからの英断
 (Campus Management Report 21 から紹介)
5.今から見れば主客逆転、拠点無し ボローニャ大学の最初
6.ダウンサイジングは簡単ではないが、道筋は造らないと!
7.大学の経営戦略に則った活きた施設戦略とは?

【日時】 2017年8月4日(金)
  受付  午後6時30分
  月例会 午後7時〜9時
  懇親会 午後9時〜10時30分

【会場】
  月例会 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス SY306教室 1階ホール
  懇親会 中華料理「陳記」

【テーマ】 そんな事してたら、大学潰れちゃいますよ!
   − 施設戦略の視点から −


【問題提起】
 興津 利継 (桜美林大学大学アドミニストレーション研究科非常勤講師/竹中工務店)
 佐々木 隆 (東京農業大学施設部環境管理課長)
司会 高橋 真義(桜美林大学大学名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2017年07月28日

FMICS あざみ野 SD 85 @桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス

●ゼミナール型勉強会「SD(Staff Development)」の首都圏西部地域での集いです。この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。

●資料は10部程お持ちください。会場でのコピーにも対応します。

★今回も会場は「あざみ野」ではなく、都心の「千駄ヶ谷」になりますのでご注意ください。

【日時】 2017年7月28日(金) 午後7時〜9時+懇親会

【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス SY204教室
 JR 千駄ヶ谷駅 徒歩6分 / 東京メトロ 北参道駅 徒歩5分
 ※案内表示は「出光ゼミ」です。

【参加費】 100円(会員・非会員問わず)+懇親会3500円程度(収入による増減あり)

【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学)
 naoki(アットマーク)idemitsu.info
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html
*お名前、ご所属、懇親会への参加の有無をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2017年07月27日

『オックスフォードからの警鐘 − グローバル化時代の大学論』


 苅谷 剛彦 著 中公新書ラクレ(2017/7)

序章 日本の大学が世界の「落ちこぼれ」になる
第一部 「スーパーグローバル大学」の正体
1 「国際競争力」という幻想
2 オックスフォードから見た日本
3 スーパーグローバル大学のゆくえ ― 外国人教員「等」の功罪
第二部 文系学部廃止論争を超えて
4 国立大学の憂鬱 ― 批判のレトリックをめぐる攻防
5 文系学問の国際貢献と大学ランキング
第三部 海外大学・最新レポート
6 EU離脱と高度化人材
7 グラマースクール復活から見るイギリスの教育論議
8 どこでも行ける者と留まる者
9 教育の不平等をめぐる国際会議
第四部 ガラパゴスからの脱出
10 大学院競争に乗り遅れる日本
11 成人力がトップなのに生産性が低い理由
終章 「グローバル大学」への警鐘 ― 日本の大学は何をめざすべきなのか?

 東京大学で学士・修士と修め、米国のノースウェスタン大学でPhDを取得し、東京大学教授から2008年よりオックスフォード大学の教授となった教育社会学者による、日本の“ガラパゴス化”した“グローバル大学”批判の書。2014〜2017年に学術誌・雑誌・新聞等で発表した論考(序章と1〜11)を加除修正し、書き下ろしの終章を加えて構成されています。併せて、2012年に同じく中公新書ラクレで「グローバル化時代の大学論」としてシリーズ刊行された『アメリカの大学・ニッポンの大学 ― TA・シラバス・授業評価』『イギリスの大学・ニッポンの大学 ― カレッジ、チュートリアル、エリート教育』も一読すると、より背景の理解が深まるでしょう。

 スーパーグローバル大学を巡る狂騒や、文系大学廃止論争の沸騰、大学院教育の振興と高度化人材の獲得競争(に遅れる日本)、といった問題を通じ、日本の教育政策に大きな影響力を持つようになったグローバル化という言葉が、現に社会で起きている社会変動の実態を表すよりも、イデオロギーとして用いられる側面が強く、実態の理解よりも外部に創られた序列(世界大学ランキング)に迎合していることが、日本の大学(政策)の混迷や迷走の背景と指摘します。

 日本の大学(政策)が取るべき道は、日本語での教育研究が可能になった知の遺産と独自性を活用し、自分たちの内部に参照点(自分たちにとって大学とは何か、何をすべきところかという原点)を持つこと。それは大規模研究大学に限らず、短期大学も含めて全ての大学人が肝に銘ずるべき事と思います。

(出光 直樹)

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2017年07月26日

短大は生き残るか?

 前回の保育系学校選びのポイントの中で、四大への進学について説明しました。では、短大はどうなるのかを説明します。その前に少しだけ、昨年10月頃にメディアで取り上げられたニュースでの問題のおさらいをします。当時は、保育士の給与は安く(手取り13万〜14万円)、労働環境が悪いなどと報道されていました。これについては、高校生や保護者と高校の先生がたも信じていたようでしたので、これは全国平均の金額だと、ことあるごとに説明していました。本学の近隣では手取り16万〜17万円です。ある県では、初任給が10万円強で、なおかつ専任として採用されない地域もあることも説明しました。これは高卒が工場のラインで働くより、条件が悪いのです。こういう地域もあるので、全国的にみると労働条件が悪いと報道されてしまったことを説明し、理解していただきます。お蔭様で、近隣の高校の先生方や生徒・保護者には、広く理解していただけたようです。

 この問題をクリアしても、短大の生き残りがどうなるかという根本的な問題が残っています。私は全国に大学関係の友人がいるので、情報が入ってきますので整理すると、地方ではすでに生き残り確定の短大も出ていると思っています。これについては、立地条件や競合校などが絡み合う問題なので、一概にいうことは出来ませんが、地方のある地域では如実に表れていることを知っています。果たして、この流れは都心部だとどうなるのか、未だ見えてきませんが、事実だけを積み上げてみます。来年度、募集停止を決めた立教女学院短大の今年の入学者は、定員300名の8割強の状況だと聞きました。さすが立教女学院さんは募集停止が決定しているのに、強い募集力だなというのが本音です。この他に渋谷区にあるブランド短大も募集停止を考えているようです。都心ではこのほかにも、四大併設の短大は募集停止を考えている学校もあるようです。まさにこの状況を見ると、短大は生き残れるのかという議論が高まると思うのです。コップの水が、半分の入っているのか、半分しかないのかに似ています。高校現場の先生方と話していて、不景気で進学するのも大変だ。という一方で、最近は四大志望者が増えているという話に似ています。

 この中で短大が生き残っていく、道があるのかを考えることが、学生募集の先方隊で戦っている私の仕事だと思っています。

 結論は、短大進学者の数はある一定で下げ止まり、多くの四大併設短大が無くなった後までこらえ切れた短大は生き残ることが出来ます。それまで、多くの短大がマーケットから消えてなくなるのでしょう。その時に、日本私立短期大学協会が存在しているのかは、神のみぞ知るですね。

(秋草 誠)

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会報 『BIG EGG』 2017年8月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2017年7月26日(水) 午後6時〜9時+食事会

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