2018年05月15日

FMICS SD 314

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)の上、ご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2018年5月15日(火) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 18:30 | TrackBack(0) | SD

2018年05月01日

日本高等教育学会と大学教育学会

 来る6月前半の週末、我々大学人に縁の深い学会の大会が、首都圏で相次いで開催されます。

■■日本高等教育学会 第21回大会■■
2018年6月2日(土)〜3日(日)
会場:桜美林大学 町田キャンパス
参加費:6000円(会員・非会員問わず)
※5/14(月)までにWebで事前申込&クレジット決済すると5000円に割引。
※3日(日)午後は無料の公開シンポジウム。
「大学経営人材のプロフェッショナル化をどう進めるか−SD・教職協働の制度化を踏まえて−」

■■大学教育学会 第40回大会■■
2018年6月9日(土)〜10日(日)
会場:筑波大学 筑波キャンパス
参加費:6000円(会員・非会員問わず)
※5/11(金)までにWebで事前申込&5/18(金)までに入金すると5000円に割引。
※学生割引あり(社会人学生・大学院生も、学生としての所属で登録すれば学生料金で参加可能です)

 いずれの学会の大会も、会員による自由研究発表や、学会で設定したシンポジウムなどが行われますが、大学教育学会ではそれに加えて、参加者もインタラクティブに議論する「ラウンドテーブル」や「ワークショップ」といった企画も行われます。

 両学会とも、大学やその営みを研究対象とする学会でありますが、シンポジウムや自由研究発表のテーマを見ると、重なる部分もあるものの、その成り立ちを反映した違いも見て取れるでしょう。

 日本高等教育学会は、1997年7月に高等教育の研究者が中心となって発足したのに対して、大学教育学会は、元々1979年12月に一般教育担当の教員や組織が中心となって一般教育学会として発足し、1997年6月に大学教育学会と改称してからも、教育学の研究者よりも文系理系の様々な分野の大学教員が多く集まっています。

 また近年は、両学会ともに事務系の職員も入会していますが、日本高等教育学会では政策動向に関心のある職員や政府機関の職員が、大学教育学会には学務系の業務に関わる職員が多いように見受けられます。

 2週連続で両方参加するとなるとなかなかの出費と時間的負担にはなりますが、大学の様々な課題や取り組みについての情報が一堂に集まる機会です。会員にならなくとも大会に参加可能ですので、お近くの皆さまは、ぜひ足を運んでみてください。もちろん私は両方とも参加です。

(出光 直樹)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:出光 直樹
posted by fmics at 18:04 | TrackBack(0) | 巻頭言

学歴フィルター対策

 3/12(月)毎日新聞のネットに「<就活>ネットで暴露された「学歴フィルター」」というタイトルでニュースが流れました。『学生から、「企業の採用ページを見て、何月何日の何時から説明会の申し込みを受け付けますとあったので、その時間にサイトにアクセスしたところ全部満席でした。どうなっているのでしょうか」その質問に続けて、「うちの大学はフィルターではねられているのではないですか」と。キャリアセンターの職員が企業の採用担当者に尋ねると「フィルターなどかけていません」という答えが返ってくる。その言葉を信じて学生に伝えるしかない。ところが最近、ある私大の女子学生が企業の説明会に申し込んだところ「満席」の表示が出たのに、「早稲田大学の学生」としてエントリーしたら、「空席」の表示が出たというのだ。かつては「指定校」制度というものがあったとも言われる。真偽は不明だが、旧帝大や早慶、上智、理科大、GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)までは受け付けるが、それより偏差値の低い大学からの応募は受け付けない、というものである』

 このニュースで気になったのは、果たしてフィルターが存在しているのかという議論より、大学のキャリアセンター担当者の対応です。企業に尋ねても、フィルターが「ある」とはいうはずがありません。それを鵜呑みにして、学生に伝えてしまうことに問題があると感じています。「ある」のか「ないのか」よりも、卒業生の当該企業への実績をしっかりと伝えれば、学生は「ある」ことに気づくはずです。

 たとえば、上記の指定校は少し幅が狭いですがもう少し拡大していたとしても、業種にもよると思いますが7〜8割の私大はフィルターをかけられていると考えてもいいのではないでしょうか。だとしたら、フィルターをかけられている大学の立ち位置はどうなりますか。ほとんどの大学は学生募集時には、就職率を謳っているはずです。もちろんフィルターの話など一切なしです。これを「おかしいと」という話をするつもりはありません。上位の大学に有利な基準や評価で比較されている現状から抜け出す策を考えればいいと思います。その7〜8割のいくつかの大学と連携して、連携した大学に有利な基準や評価を見つけて発信することも現状を打破する策としては、有効だと思います。なによりも、就職率が高いという撒餌を使って募集した学生たちを、社会で通用する基準や評価をつけて、社会に送り出す大学という立ち位置が見つけられたら、7〜8割大学から抜け出せるのではないでしょうか。学生は一生○○大学卒業という看板を背負うことになります。職員はこの看板のブランドをいかにあげるか、考えたいものですね。

(秋草 誠)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:秋草 誠
posted by fmics at 18:02 | TrackBack(0) | 巻頭言

会報 『BIG EGG』 2018年5月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2018年5月1日(火) 午後6時〜9時+食事会

続きを読む
posted by fmics at 18:00 | TrackBack(0) | 会報発送作業

2018年04月21日

FMICS 4月例会(第699回例会) むずかしいこと わからないことを分からせるための学びのカタチ

●高等教育問題研究会 FMICS 2018年4月例会の問題提起は、JAXA宇宙航空研究開発機構の長谷川克也先生です。医学、農学、工学、理学、家政学、物理学、法学、経営学などの分野でマルチに活躍されています。日頃は、JAXAの研究室で実験装置を作り、実験データの解析をされている研究者です。●放送大学の面接授業「宇宙の実験科学」では、むずかしい数式を使うことなく、アッと驚く物理実験を駆使されて、宇宙は面白いことを教えられています。基本的に自分の意見を出して、他の人の意見を聞いて、見て考えて結論を出す練習の場にして欲しい。学生に物理をわかって欲しいと思う以上に、考えることの楽しさがわかってもらいたいと言われます。●大学の理学療法士国家試験対策の授業では、学生とのコミュニケーションを大切されて、1年にわたる単調な作業を続けさせる意欲を引き出し合格へと導かれる「鉄人」でもあります。●放送大学での授業の再現、学びの原理原則のカタチを体感していただきます。長谷川先生の研究現場と所属されるJAXAの宇宙開発の最先端も紹介していただきます。

■長谷川先生からの一言■
 考える楽しさを身につけることは、勉強する楽しさを手に入れることです。多くの教科は手続きを手に入れれば、インスタントに点数が上がっていきますが、手に入れた手続きは他に応用が効くものでしょうか。勉強には色々な分野があって、それぞれ分野の方言があります。分野のすべては、人間が作ったもので「考えること」によって、分野の壁は乗り越えられるものと信じています。
 基礎的な物理をツールとして、分野にしばられない「考えること」を修得することができる方法を考えています。

【日時】 2018年4月21日(土)
    受付 午後2時30分
  施設見学 午後3時〜4時
   月例会 午後4時〜6時
 情報交換会 午後6時30分〜8時


【会場】 JAXA宇宙航空研究開発機構・相模原キャンパス 飛翔体環境試験棟 3201室
   (JR横浜線・淵野辺駅から徒歩20分/バス10分/タクシー5分)

【テーマ】 むずかしいこと わからないことを分からせるための学びのカタチ

【問題提起】
 長谷川 克也 (JAXA宇宙航空研究開発機構 研究員・医学博士)
 司会 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 15:00 | TrackBack(0) | 月例会

2018年04月20日

出光ゼミ 89 (旧:あざみ野 SD)

●今まで「あざみ野SD」として開催して来ましたが、都心(桜美林大学・千駄ヶ谷)での開催を多くする事にしましたので、今回より「出光ゼミ」と銘打って開催していきます。

●この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●前回3月20日(火)の参加者数は4名。医学科入試における面接試験のリアリティ、東京理工系大学の志願者数と18歳人口の推移、高等教育機関と医療機関の共通点と課題、人生100年時代構想会議における大学改革論、帝塚山高等学校の「エンパワーメントプログラム」、「新説 人は高校時代が9割」、「人事がぶっちゃける『すごい高校』」、「AI面接官 登場へ」といったトピックスが寄せられました。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。

●資料(コピー)は8部程お持ちください。当日、会場でのコピーにも対応します。

【日時】 2018年4月20日(金)午後7時〜9時+懇親会

【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス Y205教室
 ※案内表示は「出光ゼミ」です。

【参加費】 100円+懇親会3000円程度(収入による増減あり)

【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学)
 naoki(アットマーク)idemitsu.info
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html
*お名前、ご所属、懇親会への参加の有無をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

2018年04月18日

FMICS SD 313

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)の上、ご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2018年4月18日(水) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 18:30 | TrackBack(0) | SD

2018年04月03日

「高大接続改革」の忘れもの<後編>

<中編から>

 集団準拠型のテストと目標準拠型のテスト。入学者選抜制度を考える際には、そこで用いる試験がどの様な性格を有する(有しなくてはならない)ものなのかを、理解する必要があります。

 大学入試センター試験は、“高等学校における一般的かつ基礎的な学習の達成の程度を評価する”ことも目的として、目標準拠型の性格も併せ持ってはいるものの、基本的には利用大学に対して“公平・公正な選抜資料”を提供する為のものであり、各大学での個別試験と組み合わされるにしても、選抜のための集団準拠型の試験としての機能が求められているのです。

 現行のセンター試験であれ、それに代わる「大学入学共通テスト」であれ、はたまた個別大学の試験であれ、1月〜3月にかけての一般選抜の一環で行われる試験は、それが機能するとすれば、一定の受験倍率のもとで受験者の中から募集人員に応じた合格者を選別するための集団準拠型の性格を、基本的には持たざるを得ないのです。

 一方、各種の検定試験など、目標準拠型の試験も入学者選抜のプロセスに組み込まれるようになってきていますが、それは選抜に“程よく”結びつくことによって機能します。例えば、部分的な加点や一部の科目のみなし満点に用いたり、出願要件に用いるなどの方法です。

 なお、多くの大学で集団準拠型の選抜が機能せず、高等学校における一般的かつ基礎的な学習の達成が担保されていないどころか、学習への意欲すら不十分な学生を入学させざるを得ない事態も進行しているのは、承知の通りです。

 高等学校における基礎的教科・科目の普遍的学習を担保は、大学のみならず専門学校等も含む広い意味での高等教育機関への接続の基盤であり、また高卒で就職し社会に出る者に対しても、責任をもって及ぶべきものです。しかし選抜機能を求められる大学入試の集団準拠型試験でそれを実現していく事は、もはや不可能です。

 それには大学入試とは別個の、しかし大学の入学者選抜や就職選考にも程よく結びついた、全国共通の目標準拠型の試験として、高校在学中のある程度の期間にわたって複数回実施し、受験者した生徒や高校へのフィードバックも機能することによってでなければ、その実行性を担保することは出来ないでしょう。

 しかし今回新たに導入されることとなった「高校生のための学びの基礎診断」は、全国共通の試験ではなく、一定の要件を満たした民間試験等を認定するというものであり、喫緊の課題となっている高等学校における基礎的教科・科目の普遍的な学習の担保には、あまりにも不十分な仕組みです。今回の高大接続改革には、大きな忘れ物が残ったままと言わざるをえません。

(出光 直樹)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:出光 直樹
posted by fmics at 18:04 | TrackBack(0) | 巻頭言

大学選び?=高額借金

 高校訪問やガイダンスの時に進路指導の先生方から、奨学金について生徒や保護者に対して説明する時には「奨学金は借金だ」と必ず伝えていただきたいと強く要望されます。生徒も保護者の中にも、奨学金は給付されるものだと思い込んでいる方がいるからだというのです。当たり前だと思っていることが、通じない状況になっているということです。多くの大学の方と退学理由の話をすると、必ず出てくるのは親が奨学金を使い込んで学費を納められない学生がいることです。学生は、学費は保護者が奨学金で支払ってくれていると思い、支払われていない事を説明すると驚いてしまう人もいるようです。これは、保護者が学生に学費を納めていないことを話していないことが原因です。本学もそうですが、年々このケースが増えていると感じています。それを数字で表してくれたのが「2018学研・進学情報3月号」です。一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所は、首都圏の大学や専門学校の来春卒業生を対象に奨学金返還に関する意識調査を行いました。その結果は、「月額返還額を知らない学生が多くいることが分かった。月額返還額の認知については、「だいたい知っている」を含めて78%だったが、具体的な月額返還額を問うと「知らない」と無回答を合わせて31%」ということでした。

 奨学金返還に関するアンケート調査結果(調査日時は2017年10月26日〜11月13日)。「借入総額の認知」は、「知っている44%、だいたい知っている44%、知らない11%。「返還月額の認知」は、知っている30%、だいたい知っている48%、知らない21%」でした。

 なんだか親子で重要なお金の話をしない家庭が増えたようです。以前は、自分の家の状況を察して、進学するかしないかを決めていた生徒が多かったような気がしますが、中流社会の意識が広がった結果、なんとなく子供に家計の話が出来なくなっているのが原因の一つだと思います。今でも進学率の低い高校のガイダンスで、「うちはお金がないから、進学しません」という生徒がいる一方で、公立高校の方針で進学に力を入れている学校では、家庭状況が分からないので進学することを勧める学校が多くなってきたような気もします。ですから私は、保護者には必ず伝えます。進学して卒業するまでの交通費や食費などを考えると自宅から通っていても大体学費の7割〜8割くらいの金額がかかります。四大の学費が500万円だとすると350万円〜400万円くらいは覚悟ですよ。(学費と同額という人もいます。)合計するとザックリ900万円、短大の学費は250万円前後ですから、175万円〜200万円、合計で450万円くらいです。

 学費だけを借金するとしても、大学を卒業すると500万円、同じような環境の女性と結婚すると二人の借金は合わせて1,000万円、家が一軒なんとか建てられる程の金額です。ですから、高額商品を買うつもりで学校選びをして欲しいのです。

(秋草 誠)

 にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:秋草 誠
posted by fmics at 18:02 | TrackBack(0) | 巻頭言

会報 『BIG EGG』 2018年4月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2018年4月3日(火) 午後6時〜9時+食事会

続きを読む
posted by fmics at 18:00 | TrackBack(0) | 会報発送作業