2018年11月13日

FMICS SD 319

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)の上、ご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2018年11月13日(火) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 18:30 | TrackBack(0) | SD

2018年11月05日

美術鑑賞で創造性を磨く

 仕事帰りに東京・六本木にある森美術館へ立ち寄り、いろいろな価値観や感性に触れるようにしている。夜22時まで開館しているので重宝している。日本経済新聞2018年10月30日(火)Bizワザにて美術鑑賞をビジネスに生かす記事があったので紹介したい。

 都内の閑静な住宅街にある「はたらける美術館」(東京・渋谷)。開館したのは2016年、美術館に囲まれながら仕事をしてもらい、創造性を研ぎ澄ますことを目指した一風変わった貸しオフィス、広さ5畳ほどの和室を一室のみ備え、絵画を見ながら仕事ができる。漫画家が活用したり、企業が会議で利用したりするという。仕事の前などに15分ほどスタッフと会話をしながら絵画を鑑賞するプログラムもある。「絵が何に見えますか」「竜巻のようにみえます」といったやりとりをしながら、感性を磨く。展示品を鑑賞する際、あえて作品の価格やテーマを伝えない。じっくりと鑑賞してもらい、自身の感性や意見に自信を持ってもらうことを目指している。

 館長は「日々の仕事の中で、無意識に思考に制約をかけておる人が多い」と指摘する。自由な発想で自分なりの考えをまとめることがアイデアにつながるとのこと。

 「ポーラ美術館」(神奈川県箱根町)は、10月から始めた企業向け研修「ビジネスのためのアート・ワークショップ」は、同じ部署などに所属する5〜20人で美術品に対し思うことを発言しあう取り組み。学芸員が司会をしながら同じ美術品を鑑賞し、気がついたことやどう思うかを2時間ほど話し合う。ポイントは参加者が正解を知らない中で考え、思ったことを言い合うこと。ポーラ美術館学芸員は「互いに素直な意見を出すと、会社や部署の中でも素直な意見を言う雰囲気が醸成される。忖度が減る。」と話す。建前のない意思疎通ができれば、ビジネス上の解決策がより生まれやすくなるかもしれない。実際に役員研修などでポーラ美術館を使う企業も増えているという。

 「はたらける美術館」や「ポーラ美術館」が導入しているプログラムは米ニューヨークの美術館が来館者向けに作ったのが原型とのこと、大学祭関係で図書館アルバイトを休んでいる学生が戻ってきたら紹介し、大学以外のキャンパスをたくさん作って創造性をピカピカに磨いてほしいと思う。

(宮本 輝)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:宮本 輝
posted by fmics at 18:04 | TrackBack(0) | 巻頭言

公正? 公平? 平等?

 平成30年10月23日付けで文部科学省から、「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る研究調査の中間まとめ」という書類が送られてきました。一部を抜粋します。「1、緊急調査の進捗状況 複数の大学においては、不適切である可能性の高い事案が発見されており、現在、それらの大学に対して、速やかに詳細な事実関係を確認し報告するよう指導しているところです。2、不適切である可能性の高い事案。3、疑惑を招きかねない事案。4、入学者選抜の公正確保に資すると思われる好事例。5、募集要項等の役割と入学者選抜の公正性。」2の不適切である可能性の高い事案では、「・現役生には加点し多浪生には加点しないなど。・年齢や性別等の属性によって取扱いに差異を設けている。・同窓生の子女等の特定の受験生については合格圏外であっても合格させている。」となっていました。気になったので、改めて関連ニュースを確認してみると、補助金の保留にまで話は進んでいました。

「私学助成の交付業務を担う日本私立学校振興・共済事業団が、アメリカンフットボール部の悪質な反則問題があった日本大と、医学部入試で女性や浪人生を差別するなどの不正をしていた東京医科大に対し、本年度分の助成金の1次交付を保留とする決定をしたことが23日、関係者への取材で分かった。事業団は来年1月に再び審議し、両校への減額の有無や減額幅を最終的に決めるとしている。」2018.10.23共同通信

「東京医科大学の不正入試をめぐり、大学側は、今年の入試で不当に不合格となった受験生50人に対し、来年春の入学を認める方針を固めたことが分かりました。」2018.10.25niftyニュース

「東京医科大学の不正入試問題で、大学を受験して不合格となった女性20人余りが今月末に大学に対して、入試結果の開示や受験料の返還などを集団で求めることを明らかにしました。」NHK NEWS WEB 2018.10.26

 日大の話は別にして、入試の公正を求めて話は大きくなっていました。大学のHPを確認してみると、10月26日に東京医科大学ニュースの見出しに「医学科進学説明会の開催中止について」とあり、内容は「本学では、進学説明会の開催を検討しておりましたが、諸般の事情により今年度につきましては、中止させていただくことといたしました。参加を予定されていた方々には、誠に申し訳ございません。」大学内部の苦悩がにじみ出ていました。

 不合格になった50人に来年度の入学を認めるということは、今回の入試枠が狭まったという事実が残り、医師を目指す受験生にとってはより一層厳しい状況に変わり、一連の説明が出来ないので、進学説明会は中止となったことは明らかです。調査結果が出ないとわかりませんが、医学部に関わる入試問題はまだまだ拡がる予感がします。

(秋草 誠)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:秋草 誠
posted by fmics at 18:02 | TrackBack(0) | 巻頭言

【日程変更】会報 『BIG EGG』 2018年11月号 発送作業

10/24更新:日程を変更(11/1木 → 5月)しました。

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2018年11月 1日(木) 5日(月) 午後6時〜9時+食事会

続きを読む
posted by fmics at 18:00 | TrackBack(0) | 会報発送作業

2018年10月27日

FMICS 10月例会(第705回例会) 大学が活き残るための条件 改革先進校の光と影

 教育ジャーナリストの小林哲夫さんは、『中央公論』2018年7月号の特集「地方大学・生き残りの条件」ルポ・就活支援、アクティブラーニング、読み書きソロバン/「改革先進校」の光と影で、9佼の「改革先進校」を取材されています。

 9校の成功要因は、1.大学の総意のもと組織的に改革を進めることができたケース。2.優れた教職員が教育の立て直しに向けて力を発揮できてケースとしている。

 教育改革を進める体制が組織的に整っていても、教職員に新しいチャレンジをする気概がなければ、大学は変わらない。昔ながらの役人気質の教職員がいる。

 それぞれの大学が、学生目線に立って、教員と職員とトップ、さまざまな制度がうまくかみ合ってこそ、教育改革は進む。しかし、このような大学は残念ながら少数である。

 進学率が5割を超えた今日、とくに学力面、性格面で多様な学生に対する教育をどうしたらいいのか。多くの大学が智恵を絞り、斬新なアイデアを出していくことを期待しつつ、小林さんが取材された9校のミッション・パッション・アクションを語っていただきます。

 成功要因2.の大学として紹介されている湘南工科大学非常勤講師・社会学講釈師の鷲北貴史さんには、授業で学生とともに校歌を大声で歌うことの効果を実証的に大いに語っていただきます。

 特別ゲストとして、小学校からアメリカで教育を受けてきた学生の有賀さんには、なぜ日本はアメリカの教育を過信・理想化しているのかについての持論を展開していただきます。

【日時】 2018年10月27日(土)
    受付 午後3時30分
   月例会 午後4時〜7時
 情報交換会 午後7時30分〜9時


【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス SY304教室
   (JR 千駄ヶ谷駅 徒歩6分 / 地下鉄 北参道駅 徒歩5分)

【テーマ】 大学が活き残るための条件
    改革先進校の光と影


【問題提起】
 小林 哲夫 (教育ジャーナリスト)
 鷲北 貴史 (社会学講釈師)
 有賀 小夜子 コロンバス芸術大学 芸術学部イラストレーション学科
 司会 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
 *当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 16:00 | TrackBack(0) | 月例会

2018年10月24日

FMICS SD 319

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)の上、ご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2018年10月24日(水) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by fmics at 18:30 | TrackBack(0) | SD

2018年10月19日

出光ゼミ 93

●この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●前回8月31日(金)の参加者数は、スカイイプ参加を含めて6名。横浜市立大学の科学オリンピック入試、「米司法省、ハーバード大の入学選考で『アジア系が差別されている』と見解」、筑波大学障害学生支援クラウドファンディングプロジェクト大阪大学HAO育成プログラム、週刊東洋経済の特集「発進!プログラミング教育」、公立学校英語教員と英語コーチングスクール・トレーナーとの比較、といったトピックスが寄せられました。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。

●資料(コピー)は6部程お持ちください。当日、会場でのコピーにも対応します。

【日時】 2018年10月19日(金) 午後7時〜9時 +懇親会
<以降は、11/23(金祝)あざみ野、12/23(日)千駄ヶ谷での開催を予定しています>

【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス Y204教室
 ※案内表示は「出光ゼミ」です。

【参加費】 100円(会員・非会員問わず)+懇親会3000円程度(収入による増減あり)

【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学)
 naoki(アットマーク)idemitsu.info
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html
*お名前、ご所属、懇親会への参加の有無をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ

2018年10月10日

入試不正の防ぎ方<後編>

<前編から>

 東京医科大学の入試不正を受けて実施された、文部科学省による「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係わる緊急調査」。9月4日付で速報が出た後、この稿を書いている10月上旬の段階では、その後の続報は出ていいませんが、おそらく速報で明らかになった事(男子の合格率が高い傾向に有るが、東京医科大学の他に意図的な不正を行った事例は無い)以上の結果は出てこないだろうと思います。

 今回の東京医科大学の不正は、募集要項に書いていない得点操作を秘密裏に行っていたというものですが、このような不正を防ぐ為に必要なポイントは、(1)複数の目による協同作業、(2)公益通報の仕組みの強化、という視点が大切と思います。

 秘密保持が必要な入試業務ですが、作業ミスや出題ミスを防ぐ上でも、「複数の目による協同作業」は重要なポイントです。例えば横浜市立大学の場合、採点答案からシステム入力したデータは、入力元と出力帳票を全件読み合わせをし、センター試験成績のように他のシステムから取り込んだデータであっても、一定数のサンプルのチェックを行います。その際は人手も必要な事から担当課の職員のみならず、多くの入試担当の教員も一緒になって読み合わせ作業を行います。こんな事務作業に教員を駆り出すはどうかと思う事もありましたが、今回の東京医科大学の事件をうけて、これは不正防止という点においても大切な作業なのだと、改めてその意義を実感しています。

 複数の目による協同作業が行われているだけでも、かなりの不正は防げると思いますが、それと共に、公益通報の仕組みを強化していくことも重要でしょう。東京医科大学の内部調査委員会がまとめた報告書では、東京医科大学には私立学校法によって必置の監事の他、法令違反行為や医療安全等に関する相談・通報を受ける内部監査室が設けられていたものの、それが機能しなかった事が今回の事件を防ぐことの出来なかった原因の1つであると記しています。今回の不正は得点集計段階で密かに行われてきたものの、やはり当時の理事長や学長の指示に従って実際に操作した職員が何名かいたわけで、その内の1人でも良心に従って行動を起こし、その行動をサポートする仕組みがどこかにあれば、防ぐ事が出来たはずです。

 ただし大学に限らずわが国の現状では、通報者の保護の面などで公益通報の仕組みはまだまだ脆弱であり、自分が不正に関与させられた立場であれば、はたして声を上げられただろうかと自問した方も多いでしょう。

 数多の報告書を求めるだけでなく、不正を見聞きした現場の教職員が安心して通報・相談できる仕組みを整備することが、行政の役割として大切だと思います。

(出光 直樹)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:出光 直樹
posted by fmics at 18:04 | TrackBack(0) | 巻頭言

お小遣いにもキャッシュレス

 10月1日は東京都民の日、公立の小中高の学校は休校日、施設の無料公開や記念行事が行われ、台風一過にもかかわらず多くの親子連れや子供たちをお昼休みに見かけた。ランチで入ったお店やコンビニでの会計待ちをしていた際に子供たちが現金支払いではなくキャッシュレス決済をしていたのに驚いたのもつかの間、日本経済新聞土曜版夕刊(2018年10月6日(土))にて「お小遣いにもキャッシュレス」の記事が1面トップ、貯金箱にお小遣いを貯めていた昭和生まれとしてはとても感慨深いものがあった。

 記事によると、電子マネーは親にとってはお金の使い道を把握しやすく、子供にとってはインターネット通販で使えたり買い物代金の最大2%のポイントが付いたりするのが魅力とのこと。具体的には親がスマートフォン(スマホ)のアプリで子供が持つプリペイド(前払い)方式の電子マネー「LINEペイカード」に入金、このカードはクレジットカードの国際ブランド「JCB」の加盟店で使える。また家計簿アプリに子供のLINEペイカードを登録でき、いつ、どこの店で、いくら使ったかチェックできるという。

 背景には、JCB、VISAといった国際ブランドが付いた「ブランドプリペイド」と呼ばれるカードの普及があり、カード番号を入力すればネット通販でも使えるため年齢制限でクレジットカードを持てない中高生らのニーズをつかんだとのこと。またポイントも魅力の一つで、ある女子高校生はお小遣いなど母親からもらうお金をすべてブランドプリペイド「Kyash(キャッシュ)」に切り替える予定、購入金額の2%が還元され6カ月の通
学定期券を買うとそれだけで数百円が浮く。期間限定キャンペーンでさらに高い還元率を打ち出すカードもあり、女子高校生は「アルバイトは禁止されているのでいつも金欠。ポイント還元率アップのキャンペーンは見逃せない。」とのこと。

 こうしたカードはメールアドレスや電話番号などの登録が必要、購買履歴なども運営会社が管理しているため、広告などで消費をあおられるリスクもあり。岐阜市の中学校で講師を招いて人生とお金について生徒らに話し合いをさせ、電子マネーを肯定的にとらえる生徒が多い中、数人からは「お金が減っても目に見えないから使いすぎてしまいそう」と心配する意見も出ていたとのこと。

 企業はAI(人工知能)を新卒採用選考に続々と導入し、就活生はAIの発達でなくなる職種を意識して企業選びをする時代。そして大学は生徒が自ら学習内容や活動の情報を入力して作る「eポートフォリオ」を入試の合否判定に使う動きが出ている。

 FMICS9月例会の参加者の気づきが楽しみである

(宮本 輝)

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
タグ:宮本 輝
posted by fmics at 18:02 | TrackBack(0) | 巻頭言

会報 『BIG EGG』 2018年10月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2018年10月10日(水) 午後6時〜9時+食事会

続きを読む
posted by fmics at 18:00 | TrackBack(0) | 会報発送作業