2017年07月20日

FMICS 7月例会 (第688回例会) 検証 私立大学の公立化について考える

■少子高齢化、18歳人口減少、東京圏への人口集中が加速する中、私立大学の4割以上が入学定員割れと赤字経営に陥り、地方中小規模大学の厳しさは言を俟つまでもありません。
 地元の地方は、過疎化が進み限界都市化をいかに食い止めるかが喫緊の課題となっています。
 地方私立大学の大学存続のための打開策と地元の活性化を図りたい自治体の狙いが一致して、私立大学の公立化が各地に広がっています。
 スピーカーは、「諏訪東京理科大学」を「山陽小野田市立山口東京理科大学」にするために東京理科大学側として最前線に立たれた佐々木有朋さんです。

 1.山口東京理科大学の紹介
 2.地元の現状
 3.公立化への道
 4.質問形式によるメリットデメリットの確認

■公立化への道について、大きな流れをお話しいただき、ご参加の皆さまとのディスカッションで私立大学の公立化についての功罪、問題点を確認いたします。
 多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

【日時】 2017年7月20日(木)
  月例会 午後7時〜9時
  懇親会 午後9時〜10時30分

【会場】
  月例会 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス SY307教室
  懇親会 中華料理「陳記」

【テーマ】 検証 私立大学の公立化について考える
最前線に立った悪戦苦闘を聴く


【問題提起】 佐々木 有朋 (東京理科大学 葛飾キャンパス局長)
  司会 高橋 真義 (桜美林大学名誉教授・東日本国際大学客員教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2017年07月12日

FMICSの総括の日

“合議制のカルト集団”…去る3月に高橋真義さんとともに桜美林大学を定年退職となり、今後は教育関係の付き合いから足を洗うと宣言していたものの、今回やはりというか、先日のFMICSシンポジウムに登場していただいた諸星裕先生が、工学院大学で開催してた頃(おそらく2000年か1998年)のFMICSシンポジウムの壇上で述べたのが冒頭の言葉。当時は私学事業団に在職していた高橋さんを中心に、そうそうたるメンバーがワイワイがやがやと熱く運営しているFMICSの姿を、言い得て妙な表現だと心に残っていました。

 諸星先生が最初にFMICSの月例会で話をされたのは、秋田県の国際教養大学の前身とも言えるミネソタ州立大学機構秋田校の学長として、同校の運営を軌道に乗せていた1990年代初頭の頃。振り返ってみれば、日本の高等教育をめぐるチョットした歴史ともいえる月日が流れている訳です。

 さて今回のシンポジウムでは、私は「総括」のお役を仰せつかりました。なぜか予めレジュメを作成しておかなければならないので、議論の方向を予想しつつ「まとめときづき」「自分自身の当事者になる」「1人1人の新たな縁へ」との3点を準備しておいて、その日のシンポジウムを振り返ってのコメントをしましたが、当日に4点目として付け加えてお話(ご提案)したのが表題の「FMICSの総括の日」です。

 これは結論から言うと、FMICSの軌跡と意義をきちんと後世に伝える為に、来年のシンポジウムまでには、FMICSの活動に終止符を打つ=総括する日を決めましょう、という事です。

 ほぼ毎月開催し発行している月例会や会報の『BIG EGG』。伝説の『100回BOOK』や『100人BOOK』、10号くらいまで毎年刊行していた『FUSION』などなど。FMICSの歩みとその記録は、1980年代のマス化から現在のユニバーサル化した我が国の高等教育の歩みを振り返る貴重な歴史資料となるものですし、それはきとんと後世に伝えられなければなりません。

 1981年3月14日にFMICSが産声をあげた時、高橋さんは34歳。その後間もなく加わった滝川義弘さんは27歳だったそうですから、紛れもなくFMICSは当時の若手の大学人が集って成長してきた集団です。創設メンバーの大学人としての人生や当事者性が色濃く反映しているのですから、そのパッションを代替わりによって継続していくことは、まず不可能と思います。

 FMICSとは何なのか? 創設の当事者が歩んだ歴史とともに、その果たした役割を総括をして記録に残し、次の世代の人たちにはFMICSという器ではなく、それぞれの当事者性に基づいた新しいご縁の形を創ってもらう方が、そのパッションは様々な形で受け継がれていくことでしょう。

(出光 直樹)

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保育系学校選びのポイント

 保育士を目指しているのですが、四大・短大のどちらに進学したらいいのか迷っています。とか、短大と専門学校の違いって何ですか。という質問を多くの高校生からいただきます。時には、高校の先生からも同様の質問を受けることもあります。こんな時の答えは、出口から説明します。まずは、就職先の幼稚園や保育園での学歴による仕事の違いがあるのかです。これは、どの学歴でも仕事には、影響しません。保育士さんは、おむつ替えもしますし、掃除もします。幼稚園では、バスにも乗ります。というわけで、学歴によって仕事内容が変わることはありません。

 次に、学びの内容について説明します。専門学校は、仕事と直結していて実践的な技術を先生から学びます。簡単に説明すると、師弟関係のような学びで私の技術を伝えます。四大と短大は研究機関なので、研究しますが専門学校では、学生は研究しません。四大と短大には図書館を設置しなければいけませんが、専門学校には図書館がない学校や、あっても家のリビングくらいの広さの学校もあります。

 学費については、四大は約450万円、短大は約250万円、専門学校は180万円〜300万円です。収入は初任給で、四大卒業の先生が7千円〜1万円、短大や専門学校卒業の先生より多いので、四大卒業の先生の方が、年間に約12万円給与が多いです。しかし、初期投資を考えるとコストパフォーマンス的にどうなのかは、考えた方がいいです。四大と短大では、200万円の差がありますから、これを12万円で割ると16.6年でペイできる計算です。これが高いか安いのかは、保護者の方と相談してください。

 私が個人的に感じている四大へ進学する条件として、3つ挙げます。1、幼稚園の園長先生になりたい人。(本学の専攻科では、幼稚園教諭1種が取得できます)2、研究者になりたい人。(大学の教員などですが、大学院まで考慮しましょう)3、家庭が裕福で、勉強が好きな人。上記の条件の方には、四大をお勧めします。これ以外は、短大か専門学校で充分です。

 学校選びのポイントとして、1都3県の東京・神奈川・埼玉・千葉について就職率は、ほぼ100%に近いので、就職率がいいのは当たり前だと考えてください。それよりも多くの生徒が不安を抱えるピアノについて、確認してください。保育系の学校の多くが、ピアノは初心者でも大丈夫といっていますが、そのための環境が整っているかです。本学には、ピアノ個人レッスン室の個室が46室あり、電子ピアノは48台、合計で94台のピアノは、誰でも使用できます。初心者でも大丈夫といいながら、個室がほんの数室しかない学校もあるので、確認してくださいと、迷っている方にはお伝えしています。5〜6年前は高校の先生方の中に、保育分野は四大へといっていた先生が目立っていましたが、最近は短大がいいといってくれる先生も増えてきました。

(秋草 誠)

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会報 『BIG EGG』 2017年7月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2017年7月12日(水) 午後6時〜9時+食事会

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2017年07月01日

FMICS シンポジウム 2017

【5/30更新】参加申込方法を掲載しました。
【6/20更新】懇親会会場を変更しました。

●1981年3月14日に高等教育問題研究会 FMICS は誕生しました。初発の原像「大学人文化を創る」を掲げて37年目を迎えました。私たちは、厳しい時代に立ち向かう今こそ、あの日あの 時の原点に立ち帰ります。

学び縁力を活かす FMICS 2017
あなたとわたし あらたに夢をつむぐ

がスローガンです。

●これまで FMICS シンポジウムは、1泊2日のプログラムでしたが、今回は土曜日のみの開催です。

●シンポジウム企画委員会では、斬新なプログラムを企画中です。お一人でも多くのお仲間と学生さんをお誘いの上ご参加ください。さぁぁぁ今すぐ、スケジュールボードに赤丸をお付けください。



2017年7月1日(土)
FMICS
シンポジウム
13:00

17:00
日能研恵比寿ビル
7階プレゼンテーションルーム
(会報発送作業で利用している会場です)


社会人 7,000円
→事前納入割引
6,000円

学生 3,000円

<パーティー代含>

FMICS
パーティー
17:30

19:30
恵比寿 和レストラン「sacra(サクラ)


FMICS シンポジウム 2017 参加申し込み
  • FMICSシンポジウム参加の申込は、なるべく6月20日(火)までに、symposium@fmics.org 宛に、以下の事項をお知らせ下さい。

    件名FMICSシンポジウム申込+氏名
    本文1 氏名 (ふりがな)
    2 所属 (学生の場合は学部名と学年も)
    3 シンポジウム参加費振込の日付と金額(事前振込の社会人の場合)

  • シンポジウム参加費(パーティ代含)は、6月20日(火)までに参加費を振り込まれる社会人の方は、6,000円となります。それ以降の場合は、当日会場にて7,000円をお支払い下さい。
    【郵便口座】 00100-9-10364 高等教育問題研究会シンポジウム
    【銀行口座】 三井住友銀行 飯田橋支店(888) 普通 5114947
            コウトウキョウイクモンダイケンキュウカイ

  • 学生の方は、事前申込の有無にかかわらず当日払いで 3,000円(パーティ代含)となります。

<プログラムはこちら>
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2017年06月21日

FMICS SD 304

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、簡単なMEMOを付してご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2017年6月21日(水) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2017年06月07日

さようなら理科館!お別れ会

 去る4月22日(土)、表題のイベントが横浜市立大学の金沢八景キャンパスで開催されました。このイベントは、1970年に竣工した「理科館」(理系の研究室が入っていた建物)が、老朽化に伴い取り壊されるに際して、卒業生や学生・教職員によびかけて開催したものです。

 私自身はこの企画の直接の担当では無かったのですが、このイベントのアイデア自体は、私の発案が担当者を通じて実を結んだものでした。本当は先月号の小欄にて様子を報告するべく、私も楽しみに参加する予定でした。しかし前日の夜に突然体調を崩して救急搬送され、命に別状はなかったものの、数日は安静を強いられていたために、このイベントへの参加はおろか、原稿掲載も見送ってしまった次第です。

 さて当日の様子は、大学のWebサイトや、Facebook内に設けられたイベントページに掲載されていますが、300人以上の方々(上は70代の方から、比較的若い卒業生の赤ちゃんまで)が集まり、機器が撤収されて空になった建物の内部を見学し、一角に設けられた落書きコーナーに思い思いのメッセージを残し、懇親会にて旧交を温められたようです。Facebook内のアルバムには多くの写真が収められていますが、研究に明け暮れた学生時代の思い出を懐かしんでいる様子が、皆さんの愛おしそうな表情から伺えます。

 古い建物を壊す際にお別れのイベントを開く、というアイデアは、以前からうすうす考えていたものです。たしかFMICSの月例会か合宿のオールナイトの議論か何かだっと思いますが、卒業生にとって自分の記憶のある建物がキャンパスから無くなってしまうと、母校という感覚が失われてしまう、というような話しがあったのが、長らく印象に残っていました。また、数年前に東京電機大学が神田から北千住に移転した際に、古い校舎(それでも高層でなかなかのものですが)を使ってアート作品の展示イベントが行われ、それを実際に見に行った事もヒントになっています。

 今回取り壊しになった「理科館」は、それこそ昼夜を問わず学生達が研究に打ち込んでいた建物です。老朽化で新しい建物に変わっていくことは不可避であるにせよ、その建物が無くなる際には、当時の関係者に呼びかけたお別れの集いを持って“供養”をし、替わりの新しい建物を紹介して行くことが事が大切だと思います。

 自分自身が参加できなかったのは、つくづく残念でありましたが、イベントが実現した事ともにうれしかったのは、普段からキャンパスツアーを手伝ってくれている現役の学生で、しかもこの建物にはあまり縁のない文系の学生も何人かこのイベントに参加して、知られざる大学の一面を楽しんでくれた事でした。

(出光 直樹)

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大学のアルアル

 5年前から、毎年6月と9月に青森県と秋田県に高校訪問に行っています。まずは、青森県の八戸からスタートします。今年、八戸の駅に到着して気づいたのは、降りるお客の多さです。駅の観光案内の人に「観光客が増えましたか」と質問すると「ハイ、最近増えてきました」という答えでした。同じようにレンタカー会社の人にも聞いてみると、やはり観光客は増えたというのです。レンタカー会社の方に「八戸の魅力が広がってきた結果ですね」と確認すると、「田舎なのにどこがいいのですかね〜」というのです。すかさず、「だって八戸には朝5時からやっている天然温泉の銭湯が市内に約50カ所もあるし、日曜日の朝市は多いときは500軒の屋台が出るし、平日は一般人でも市場で新鮮な海の幸が廉価でいただけるし、夜は26軒の屋台があるみろく横丁で楽しめるじゃないですか」というと「お客さん八戸のことをよく知っていますね」といわれました。「でも他の町では、朝5時から銭湯はやっていないのですか」と不思議な顔で尋ねられたのでで、「恐らく八戸だけだと思います」というと驚いていました。普通だと思っていたことが、地元だけだと気づくと驚きに変わるのです。

 私は、新しい土地に行くと必ず次のことを聞きます。その町の人口はどれくらいか、学生の住む家賃はどれくらいなのか、自慢の場所は何処か、地元の人が好んで食べる食べ物や飲むお酒は何かなどです。

 そして、そこで得られた情報を元に行ってみますし、食べたり飲んだりするのです。その次の行動は、高校訪問した先生方に、あの景色はきれいだったとか、美味しいごはんだったとか、お酒が最高だったという感想を伝えます。地元のことを褒められて悪い気がするはずがありません。そうすると会話が弾み、今度はあれを試してみてくださいとか情報をいただけます。それをまた試していくと地元の情報がドンドン集まります。このおかげで、先生方との距離がグーンと縮まります。

 ここで気づいたことは、先生方は「自分たちは好きだけれど、ここは都会の人には田舎過ぎて、理解されないだろうな」という気持ちがどこかにあるということでした。せっかくの魅力を他県の人には伝えていないということです。

 まるで、大学と同じだと感じました。大学の教職員で自大学の悪いところを沢山見つけて発信している人の多いこと。どんな土地だって、大学だって魅力はあるはずなのに、あまりにも身近過ぎて見えなくなってしまうのでしょう。どんな組織だって、どんな場所にだって、他人が見たらいいところがあるはずです。それを見つけて魅力発信していくことが、重要だということを改めて感じます。あれがない、これがないと悩むより、アルアルを見つけましょうよ。

(秋草 誠)

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タグ:秋草 誠
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会報 『BIG EGG』 2017年6月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2017年6月7日(水) 午後6時〜9時+食事会

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2017年05月24日

FMICS SD 303

■激動の時代を教育業界の枠にとらわれることなく、多面的・大局的視座からじっくりと展望いたします。新聞・雑誌等から教育&経済トピックスを持ちより、侃々諤々とディスカッションいたします。トピックスは、厳選して1件、A4縦判にコピー(10枚程度)して、簡単なMEMOを付してご持参ください。10分間程度のコメントをしていただきます。

【日時】 2017年5月24日(水) 午後6時30分〜8時30分

【会場】 四谷・蔵や
(JR・東京メトロ 四ツ谷駅 徒歩1分)
*会場の予約名は「フミックスの高橋」です。


【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
*お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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