2019年03月19日

FMICS 3月例会(第711回例会) AI入門講座 −1− AI(人工知能)は悪魔を生むのか?

 AIが実装されたこれからの時代、人間がAIのしもべにならないために、人間のすべきことのほとんどはアイデアを考えることになります。
 新しい情報を取り入れ、それらを組み合わせたり、深く考えるために、私たちは、常に勉強をしながら生きていかなければなりません。
 勉強することを楽しむ。AIのせいで勉強を強いられる人生にするのではなく、AIのおかげで勉強を楽しむ人生にする必要があるのです。
 小川仁志(2019)『AIに勝てるのは哲学だけだ』祥伝社 174-175p 要約

 大学は、可能性の塊の学生が、勉強を楽しみながらAI時代を強かに活き抜くためのファンダメンタルズを身に付ける「安全な場」でなければなりません。
 大学人は、AIを小中高人に比べて冷ややかに見ているのではないでないでしょうか。時代は急です。私たちが食わず嫌いであってはならないのです。AIアレルギーを払拭するために、3月、4月、5月の3回、基礎の基礎をしっかりと勉強いたします。
 皆さまには、お仲間をお誘いの上ご参加ください。フレッシュな大学人の皆さま、学生さんには、特にお勧めいたします。

 なお、ご参加にあたり、 田中 潤・松本 健太郎 (2018)『誤解だらけの人工知能−ディープラーニングの限界と可能性』光文社新書、三宅 陽一郎(2017)『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』マイナビ新書 を一読されますことをお勧めいたします。

 3月の問題提起は、勉誠文化情報研究所長・前同志社大学教授・統計数理研究所名誉教授の村上征勝さんです。村上さんは、統計学を芸術の世界に取り込まれたわが国の第一人者です。

 村上さんからの問題提起です。
 人間がAI(人工知能)で悪魔を誕生させる。人間がプログラムし、データを入力するので、人間次第で、狭義のAIでも十分悪魔になり得る。
 ましてや、知性を持たない広義のAIの場合どうなるか?
 悪魔を作るのは人間 知能を育てる教育より知性を育てる教育を!!!

 AI(人工知能)は悪魔を生むのか?

 AI(人工知能)ブームである。日常生活のあらゆる場面でAIが活躍している。
 しかし、現時点のAIは自分では思考できない。この思考能力のないAIでも、用い方を間違えば、人間にとって害となる可能性は十分ある。もしそうであるならば、「自分で思考するAI」を誕生させることは、巨大な悪魔を生む事に?がるのではないか、とAIの進歩の先に大きな深い闇を見るスティーヴン・ホーキングやビル・ゲイツのような専門家もいる。
 技術の進歩・発展の流れは止めることができないことは歴史が示している。とすれば、技術進歩の先の闇を解消するのに最も重要なことは、人間の知性の涵養である。悪魔を作りだすのは実はAIではない。AIを作り出し、それを用いる人間である。AIの知能(知識の量)はいずれ人間を超える。したがって、知能重視の教育より、知性重視の教育への変換が、これまで以上に重要になる。


【日時】 2019年3月19日(火)
   受付 午後6時30分
  月例会 午後7時〜9時
情報交換会 午後9時10分〜10時10分


【会場】 日能研 恵比寿ビル 7階プレゼンテーションルーム
*1階に、子どものためのセレクトショップ「ちえの木の実」が入っているビルです。
恵比寿日能研ビル案内図

【テーマ】 AI入門講座 −1−
    AI(人工知能)は悪魔を生むのか?


【問題提起】 村上 征勝 (勉誠文化情報研究所・統計数理研究所 名誉教授)
       司会 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
 *当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2019年03月16日

関西FMICS FORUM 3月例会(第710回例会) 育つ 育てる 〜21世紀の大学をひらく〜

●平成最後の関西 FORUM は、FMICS の原点を検証する FORUM。発表者は5人。ピッカピカの木本さんには就職3年間の総括を、植島さんには半年間取り組んできた奨学金プランの提案を、12月に帰国したばかりの安田さんには、半年間のカナダ留学の報告を、長谷川さんには数多の図書館人を育ててきた「図書館員のためのインターネット」物語を、志垣さんには私立大学の「志」でガツンと一撃です。各世代の「育つ。育てる。」は注目です。さて、誰が育ち、誰を育てるのか。この問いにこそ FMICS の原点があります。
●夜は、恒例の、近江牛のすき焼きパーティです。飲む、食う、語るのワイガヤパーティです。懇親会のあとは、FMICS 伝統の夜プロです。時間は朝までタップリあります。大いに自己表現・語り明かしていただきます。
●春の FORUM は、発表者の思いを遂げていただくことも大切にします。少し、時間にルーズにマネジメントいたします。あらかじめ、ご了解ください。
●皆さまには、お仲間をお誘いの上ご参加ください。

【日時】 2019年3月16日(土)〜17日(日)

受 付    12:30〜
FORUM  13:00〜18:15
PARTY  18:30〜21:00
オールナイト 21:00〜34:00


【会場】 大谷大学 湖西キャンパス・セミナーハウス
 滋賀県大津市雄琴3丁目33−3 Tel 077-578-6600
JR京都駅にて湖西線に乗車、おごと温泉駅下車 徒歩10分、
または、おごと温泉駅から江若バス・仰木の里線(内 左まわり)に乗り「大谷大学グラウンド前」下車すぐ。


【テーマ】 育つ。育てる。
 〜21世紀の大学をひらく〜


【プログラム】
12:30 受付開始
13:00 開会
 司会 山内 美智 (大谷大学 図書・博物館課長)

13:15 Presentation 1
「入職3年間を振り返って 〜今、想うこと〜」
  木本 健太 (学校法人安田学園法人本部総務部総務課)

14:00 Presentation 2
「新しい奨学金を考案する」
  植島 潤 (大谷大学 学生支援部学生支援課)

14:55 Presentation 3
「『大学』基準と私学の『志』
  −“なんちゃって大学”とのおさらば −」
   志垣 陽 (関西外国語大学 大学評価・IR室長)

15:50 休憩

16:05 Presentation 4
「図書館員のためのインターネット
 − 仕事に役立つ主題ガイドを育てる −」
   長谷川 豊祐 (慶應義塾大学 非常勤講師)

17:00 Presentation 5
「カナダの大学から世界と世代の差を考える
 − アルバータ大学研修報告 −」
   安田 馨 (安田女子大学・安田女子短期大学
        学長室室長/事務部部長)


17:45 総括  滝川 義弘 (大谷大学 キャリアセンター)

18:15 第一部終了
18:30 party
21:00 休憩&お風呂
22:00 All Night FMICS 「21世紀の大学をひらく」
25:00 Free Discussion
31:00 起床&朝食
32:30 全体総括
34:00 関西FORUM 終了

【参加費】 FORUM 2,000円  PARTY 5,000円  オールナイト 4,000円

【問い合せ先】 滝川 義弘 (大谷大学 キャリアセンター 075-411-8118)
   tacky(アットマーク)sec.otani.ac.jp

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2019年02月26日

「大学入試英語成績提供システム」の課題 <中編>

<前編から>

 2018年12月28日付で大学入試センターから公表された「『大学入試英語成績提供システム』の概要」は、(1)対象となる受験生に対する共通IDの発行、(2)各英語資格・検定試験の実施主体から大学入試センターへの成績の送付、そして(3)大学入試センターからこのシステムを利用する各大学への成績提供、等の概要を示しています。

 この成績提供システムは、2020年度(2021年4月の大学入学)より運用を開始し、2020年4月〜12月までに受検した資格・検定試験が導入時の対象となります。そのため、共通IDの発行は、それに先立つ前年度の11月頃に申込み受付をして12月〜1月頃を目途に発行するとしています。その際の申込みは、現行のセンター試験の出願と同様に、高校等の在学者については在籍校で申込書を取りまとめの上、一括して申込みを行い、既卒者等については個別に直接センターに申込みを行うこととしています。また所定の申込期間以降でも、翌年度(大学受験年度)の9月頃までは追加申込・発行に対応する予定としています。

 共通IDの有効期間は2年間(大学受験の2年度分)とする予定のため、このシステムを利用する最初の世代となる2021年3月卒業予定の高校生が、もし1年浪人して翌年度に大学を受験する場合は、再度のID発行の申し込みをする必要はありません。

 共通IDの発行を受けた受験生は、成績提供の対象となる英語資格・検定試験の受検を申込む際にこの共通IDを記すことにより、大学入試センターを経由して成績が大学に通知されることになります。大学に通知されるのは、受験年度の4月〜12月までに受検したうちの2回までであり、仮に3回以上共通IDを用いて申込みをしても、センターには3件以上の成績が届くものの、大学に成績が通知されるのは、試験実施日の早い順に2件までとなります。

 各大学は、大学入学共通テストを利用しない入学者選抜においても、この成績提供システムを利用する事が可能であり、また実施時期の早い「総合型選抜」(現行のAO入試に相当:9月以降に実施)や、「学校推薦型選抜」(現行の推薦入試に相当:11月以降に実施)でも利用することが可能とされています。

 つまり国公立大学の一般入試だけでなく、私立大学の一般入試や、AO入試・推薦入試を含んだ、ありとあらゆる入試で活用出来ることも想定して、共通IDを介したシステムが構築されようとしており、仕組みそのものはそれなりに便利そうではありますが、入学者選抜における英語資格の活用という点において私の立場からは、残念ながらこのシステムだけでは用が足りないのです。

<後編へ>
(出光 直樹)

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カリスマの要らない組織 その3

第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会は明治大学が22季ぶりに優勝した。昨季19年ぶりの決勝で帝京大学に1点差で敗れ、昨シーズンのチームを超える、準優勝という結果を超え るとういう意味の「Exceed」をチームスローガンに「Plus 1・Hungry」という気持ちを部員全員が持ち、就任1年目の田中澄憲監督とチームを作り上げた。田中監督は1996年度最後の優勝時のメンバー、2017年ヘッドコーチを務め、2018年4月に監督に就任した。

NHKクローズアップ現代+(2019年1月16日放送)では「日本一監督の"イマドキ若者"育成術〜明大ラグビー部 勝者の組織〜」)として今どきの若者のモチベーションを高め、結果を出す組織に作り替える大改革の舞台裏に1年間密着してきた。

 チームの改革が始まったのは2017年3月、最初のミーティングで2シーズン前の負けている試合中にダラダラ歩いていた選手たちの映像を見せたという。「ピンチの場面で歩いている選手が何人もいたシーンなんです。ゲームに勝ちたければ絶対に歩かないですよね。日本一をマインドセットする心構えが一番大事だと、ミーティングで話しました。 僕が日本一を目指すのではなく、学生が本気で目指さなかったらどれだけ練習してもきつい練習はできないと思ったんです」と田中監督。

しかし、グラウンドで指導を始めると、今どきの若者が抱えるさまざまな課題が見えてきた。大事な場面での選手同士のコミュニケーション不足、田中監督曰く「練習中、本当におとなしいんです。ミスが起きても、そのまま終わってしまう。相手が嫌な思いをするかもしれない、腹を割って話し合うことがない。傷つくかもしれないと、そういう部分があるのかなあ」。

 実は91人の選手一人ひとりとメールを通して会話をしているという。

そして精神論ではなく選手の“納得感”を大切にした。なぜ厳しい練習が必要かを選手に理解させるために活用したのがGPSデータ、選手各人に装着して試合中の選手の運動量の推移がグラフで記録され、さらに全力で走った距離まで表示される。このデータをもとに、スタミナをつける練習では1.2倍の負荷をかけたランニングの練習メニューを設定して取り組んだ。1年後、ほぼ全員がこのメニューをクリアし、フィジカル面で飛躍的に向上したという。

 さらに 一見ラグビーとは無関係のよう「クラウドコーチング」というスマホのアプリを使った生活指導を取り入れた。選手のスマホには「ゴミ拾い」「廊下の整理」「自分が使ったものを元に戻す」など、当たり前にやるべき目標を設定し、実行できたかどうか毎日振り返らせた。田中監督は「人として成長すれば、ラグビーにもついてくる。良い人間が増えれば、いい組織になる」と考えた。

 今シーズンの明治のテーマは「史上最強ではなく最高、ベストなチームを作ろう」だった。ひとつの目標はもちろん日本一、優勝することだった。そしてもうひとつの目標が「チャンピオンチームにふさわしい、ファンやOBやOGといった人から愛される、誇りを持てる集団になろう」だった。田中監督は、サントリーからの出向であり、いつか戻らなければいけない時期が来る。ただ田中監督は、母校が強くなり、後輩たちの成長していく姿を目にすることが何よりの喜びであり、「明治ラグビー部が常に日本一を狙うチームとなり、誰が監督になってもチームが強くなる文化をつくるのが仕事」と言いきる。

(宮本 輝)

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会報 『BIG EGG』 2019年3月号 発送作業

●FMICSの運営は、会員のボランティア作業によって支えられています。毎月の会報の発送作業も、その大切な活動の1つです。早い人はお昼過ぎから作業を開始し、夕方になると職場から一人また一人とメンバーが駆けつけます。

【日時】 2019年2月26日(火) 午後6時〜9時+食事会

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2019年02月16日

FMICS BOOK PARTY 2-323


 これまで321回続けてきました「FMICS SD」を発展的にパワーアップするために「FMICS BOOK PARTY」と改組いたしました。ここは、仲間と一冊の本を読むことによって、「本」との出会い、「人」との出会い、「自分」との出会いを楽しむ「安全な場」です。ポストイットを使い、グループワークにより指定図書をより深く読み込みます。

 第2回目の指定図書は『アイデアのつくり方』ジェームス・W・ヤング著 今井茂雄訳 1988.4.8 阪急コミュニケーションズ 800円
 ご参加の皆さまには、指定図書を読破の上、感想等のメッセージをポストイット3枚(右下に氏名を記入)に書き留めてご持参ください。全員に3分間の発表をしていただきます。3分間は900字程度の原稿をご用意してください。発表者には、参加者からポストイットに記入したメッセージがブレゼントされます。

【日時】 2019年2月16日(土) 午後4時〜7時

【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス SY306教室
   (JR 千駄ヶ谷駅 徒歩6分 / 地下鉄 北参道駅 徒歩5分)

【進行担当】 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
 *当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


■第3回「FMICS BOOK PARTY」の指定図書
『マーケティング22の法則』アル・ライズ/ジャック・トラウト共著 新井喜美夫訳 1994.1.15 東急エージェンシー出版部 1500円
■日時 2019年3月 9日 23日(土) 午後6時〜9時
■会場 恵比寿・日能研ビル7階 四ッ谷「蔵や」

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2019年02月09日

FMICS 2月例会(第709回例会) 就活ルールの撤廃 したたかに頑張るために学生の君たちは何をしたらいいのか

■高等教育問題研究会 FMICS 2019年2月例会(第709回)をご案内いたします。

■「超売り手市場」といわれる中、就活ルールの制度設計が劇的に変わりつつあります。学生さんと学生さんを支援する担当者の部分的な問題である以上に、学生さんを VUCA WORLD と呼ばれる先の見通しが立てにくい社会に送り出さなければならない大学の存亡にかかる極めて大きな制度設計の変更です。大学は、小手先の出口戦略ではなく、今こそ、時代の先を読み切る大局観を持って総力をあげた戦略の構築が求められます。

■日経HRコンテンツ事業部長の渡辺茂さんとお三方のコメントを踏まえて、参加者の皆さまには本音ベースで意見交換をしていただきます。

■皆さまには、お仲間はもとより、一人でも多くの学生さんにもお声かけください。学生さんには、安全な場で、じっくりと他流試合、場数を踏んでいただきたいのです。

●渡辺茂晃さんからのメッセージです。
 厚生労働省と文部科学省が発表した2019年春卒業予定の大学生の就職内定率(2018年12月1日時点)は87.9%と、調査を始めた1997年以降で最高を記録しました。日本企業の業績が好調なため、求人数が就職希望者数を上回る状況が続いています。就活生にとっては内定を得やすく、企業にとっては内定を出しても辞退されることが多くなっています。
 そうした売り手市場が続く中、企業の採用活動の日程などを決めていた経団連が採用ルールの廃止を決めました。理由は、日本だけが新卒一括採用を基本と現行の採用日程では世界的な人材獲得競争に負けてしまう、経団連の会員企業以外はルールを守っていないなどです。現行の経団連主導のルールでも形がい化しているといわれていますが、それでも一定の採用活動については一定の歯止め効果がありました。ところが、経団連ルールが最後となる2020年卒者のルールを守る企業が減るのは確実で、政府主導で決めた21年、22年卒業予定者向けの採用ルールを守る企業はさらに減ってしまうでしょう。
 VUCA(ブーカ)が吹き荒れています。このような中で就職活動を強いられる学生たちは、勿論、大学関係者はどのような準備をして臨めばいいのでしょうか。ルールなき時代の就活はどうなるのでしょうか。今後の働き方の変化を含めて考えてみましょう。


【日時】 2019年2月9日(土)
     受付 午後3時30分
    月例会 午後4時〜7時
  情報交換会 午後7時15分〜8時15分


【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス 304教室
   (JR 千駄ヶ谷駅 徒歩6分 / 地下鉄 北参道駅 徒歩5分)

【テーマ】 就活ルールの撤廃
    したたかに頑張るために学生の君たちは何をしたらいいのか


【問題提起】 渡辺 茂晃 (日経HRコンテンツ事業部長)
○コメンテーター
 興津 利継 (桜美林大学大学アドミニストレーション研究科非常勤講師・竹中工務店)
 宮下 明大 (立命館東京キャンパス 所長)
 山下 修平 ((株)リシェスインターナショナル 代表)
○司会 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)  

【参加費】 会員1,000円 非会員2,000円 学生(会員・非会員問わず)500円

【申込先】 米田 敬子 yoneda(アットマーク)fmics.org
 *お名前、ご所属等をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
 *当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2019年02月01日

出光ゼミ 96

●この勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。初めて参加される方は、単に自己紹介だけでもOKです。

●資料(コピー)は6部程お持ちください。当日、会場でのコピーにも対応します。

【日時】 2019年2月1日(金) 午後7時〜9時 +懇親会

【会場】 桜美林大学 四谷(千駄ヶ谷)キャンパス Y201教室
 ※案内表示は「出光ゼミ」です。

【参加費】 100円(会員・非会員問わず)+懇親会3000円程度(収入による増減あり)

【申込先】 出光 直樹 (横浜市立大学)
 naoki(アットマーク)idemitsu.info
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html
*お名前、ご所属、懇親会への参加の有無をお知らせ下さい。参加費は当日会場でお支払い下さい。
*当日の飛び入りも歓迎ですが、なるべく事前の連絡をお願いします。


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2019年01月25日

「大学入試英語成績提供システム」の課題 <前編>

 去る1月19日(土)と20日(日)に実施された大学入試センター試験は、全国的に天候に恵まれたこともあり、交通機関の乱れによるトラブルは少なかったようですが、インフルエンザについては“危機的”と報道されたように、例年以上の猛威であったことが、実施の現場では実感していました。2600名程の志願者を受け入れる横浜市立大学では、病気や事故等による追試験の申請者は、例年2名程度であるものが、今年は4倍程にもなり、実施側の教職員や学生補助員の病欠者もそれと同じように続出し、なかなか大変でありました。

 さてこの「大学入試センター試験」は、2年後の2021年度からは「大学入学共通テスト」に衣替えとなります。当初は、複数回実施などの大幅な変更案が議論されてきましたが、結局のところ現実的な線に落ち着き、現行のセンター試験や前身の共通一次試験と同様に、冬の悪天候やインフルエンザのリスクの高い1月中の土日に2日間の日程で実施することには、変わりはありません。

 1年程前の小欄「『高大接続改革』の忘れもの」でもご紹介したが、中央教育審議会の「高大接続改革答申」(2014年12月)、文部科学大臣決定の「高大接続改革実行プラン」(2015年1月)、高大システム改革会議の「最終報告」(2016年3月)までの議論の内容と、文部科学省が2017年7月13日に発表した「高大接続改革の実施方針等の策定について」を見比べると、大風呂敷な議論が些末な形に収斂した様子が見てとれます。

 今回の「大学入学共通テスト」への衣替えで加えられる主な変更点は、記述式問題の導入と、英語4技能評価の導入です。記述式問題については、国語と数学(数学T、数学TA)において従前のマークシート式問題に追加する形で実施され、それぞれ試験時間が、国語80分→100分程度、数学60分→70分程度に延長されることになります。

 英語4技能評価については、共通テストとして実施するのではなく、民間事業者等により実施されている資格・検定試験を活用する形で導入が図られます。これについて当初は、共通テストでの英語の出題を一切取りやめ、資格・検定試験のみを活用する案もありましたが、2020 2021年度〜2023 2024年度入試の4年間は、共通テストでの出題も引き続き実施する事になりました。共通テストの枠組みで活用される英語の資格・検定試験は、大学入試センターが定めた「大学入試英語成績提供システム 参加要件」(2017年11月)を満たしたと確認された資格・検定試験が対象となり、高校3年生の4月から12月までに受検した試験結果のうち2つまでが、大学入試センターを通じて各大学に通知される事になります。そしてこの具体的な運用方法や実施に向けたスケジュールの概要(2018年12月28日)が、ようやく公表されました。

<中編へ>
(出光 直樹)

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カリスマの要らない組織 その2

 第55回全国大学ラグビーフットボール選手権大会準決勝(1月2日、東京・秩父宮ラグビー場)で帝京大学は天理大学に敗れ大学選手権10連覇を逃した。2018年12月28日(金)日本経済新聞オピニオン欄で同紙コメンテーター・中山淳史氏が「カリスマのいらない組織」を論じていたのを思い出し、再度読み返してみた。

 帝京大学の岩出雅之監督は「選手が自律的に考え、自ら成長する集団をめざした」と著書で書いており、それより前に「自律的集団」づくりで注目され、同氏にも影響を与えたと考えられる監督が中竹竜二・元早稲田大学ラグビー部監督(現日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター)である。指導法の根幹にあったのは「フォロワーシップ(追随者精神)」という精神、リーダーシップの逆である。

 ラグビーとはそもそも「ワンフォーオール、オールフォーワン(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)」を信条とするスポーツ。15人の選手一人一人が自らのポジションで役割を明確に意識し、チームの勝利のために最善を尽くす。それが徹底されるのであれば、カリスマ的な指導者やキャプテンは不在でもいいとの考え方であった。

 中竹氏に話を聞いたところ、フォロワーシップとは一般に忠実で献身的な姿勢や態度を選手に求めることだと思われがちだが、同氏の場合は「リーダーである自分に向けた言葉でもあった」と話す。

 つまり、フォロワーには選手と指導者という2種類があり、監督は「リーダーでありながら周りを『支える者』であり、フォロワーとしての選手全員をリーダーのように行動できるよう導く責任を負う」と言う。この話は企業経営に通じるとして昨今の不祥事や事件を踏まえ当事者の企業経営者はリーダーである一方、よきフォロワーだったのだろうかと問う。

 さらに企業内のフォロワーシップを長年研究する近畿大学の松山一紀教授によると、社員には経営層に対して意見を積極的に言う「プロアクティブ型」と、」意見はあるものの経営者に促されないと言えない「能動的忠実型」、全く意見を言わない「受動的忠実型」の3タイプがあるという。

 世界で比べると、プロアクティブ型は欧米で全体の約3割を占める一方、日本は16%にとどまり、日本は積極的に意見を言わない能動型忠実型と受動的忠実型が合わせて8割以上に達するので、「経営者の誤りを正すような自浄作用が働きにくい構造になっている」(松山氏)と言う。

 一方で不祥事が多かったスポーツ界では一足先にフォロワーシップやオーガニゼーショナル・シチズンシップ・ビヘイビア(OCB)という考え方を参考に再建が始まっているという。OCBは日本語で「組織市民活動」のことを言う。例えば、世界が称賛した日本人サポーターによるサッカー場でのゴミ拾いなど率先的な行動、奉仕のこと。強いリーダーシップに再建、再生を託すより、まずはフォロワーがそれぞれ自主性と指導力を磨くことを新年へ向けて提案している。(次号へ続く)

(宮本 輝)

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