2022年06月09日

FMICS 茶話会 LOUNGE 人生を変えてくれた出会い

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 「FMICS 茶話会 LOUNGE」は、ワイワイガヤガヤ“あったかさの自己表現”をする「安全な場」です。お気軽に、ご参加くださいますようお願いいたします。

■日時  2022年6月9日(木)午後10時〜
■登壇者 長堀 一之 (北翔大学スポーツ支援室)
■テーマ 人生を変えてくれた出会い
 会報誌に岡目八目就活日誌を書かせていただいた際、最終回の1回前に書かせていただいた私の人生を劇的に変えてくれた人との出会い、もらった言葉との出会いを紹介します。参加者には、同様に自分の人生を変えてくれた出会いを紹介いただきたいと思います。人でなくても、本、映画、歌、絵画、様々な要素が入ってくると思います。まだ若い巽くんゃ城内くん、あるいは高校生の長井さんなどが参加いただけるのであれば、今までの中で一番印象深い「出会い」について語ってもらうのが良いと思います。

■問い合わせ先 米田 敬子 yoneda(アット)fmics.org

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タグ:長堀 一之
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2022年06月03日

先を見るために過去を振り返ってみようか

 本誌で本欄「裏巻頭言」を執筆し始めて丸3年が経過し、4年目に突入した。雑談めいた話から何らかのメッセージを盛り込む、言葉にするのは簡単だが、日常業務に埋没すると早晩書くネタが尽きてくる。毎号「何にしようか…」と微小な脳内をフル稼働させて考えるのが、ほぼ月末の恒例となっている。

 さて、4月からFMICS例会はポスト・コロナを素材に扱っており、先の教育現場を考えるようになった。そこで、今号では過去の本欄でコロナに関して私が記したことを振り返ってみよう。2020年5月の裏巻頭言の記述を(少々長いが)振りかえってみよう。タイミング的には最初の緊急事態が宣言され、ほぼ全ての教育機関がストップした時期であり、さまざまな意見が錯綜していた。その中で「9月に新学期を!」と言う主張に対する私見が以下のものである。

 「これまで遠隔授業を実際にやってみた実感としては対面授業と遠隔授業、両者で学力面での有意差は「確認されない」だろうと言う事である。遠隔でミニッツペーパーもどきの作成課題を学生に与えたのだが、それを実際に採点してみて、対面でやっても大差ないだろうと言うのがその感覚的根拠である。ちょっとした事であるが、ある程度の文量を書かせる課題において、資料等からそのまま抜き出すだけの物と自分なりに考えて自分の言葉で書こうとするのとでは雲泥の差がある。そして、自分の言葉で纏めようと苦闘する学生ほど追加情報に敏感である。おそらくだが、追加情報に敏感な学生は対面授業でも敏感に反応するはずである。変な話、鈍感な者は何をやっても鈍感なものである。少なくともボリュームゾーンにとって、遠隔授業による学力低下という悪影響を受ける事は少ないだろうから、これを理由に新学期を9月に移行した所で(学力で見た)状況の本質は変わらないだろうと言う事である。」

 私の担当科目についてはこの当時の予測が当てはまったと見ていいだろう。一方、平均的な学力面については微妙である。全般的に落ちたというより、コロナへの対応が迅速だった者とそうでなかった者との差が出た…こんな感じだろう。結局、いつの世も「先に走った者の勝ち」(経済学の言う創業者利得)なのである。無論、「少し後ろから追いかけたが勝ち!」(経済学の言う後発性利得)もアリなのであって、その辺りは強かに生きて行こう。

 で、同号の締めくくりにかけての記述も振り返る。

 「学期をずらす事は時間のタイミングをずらすだけの事だから、教科内容が不変である限り、9月新学期という制度変更は事の本質を大きく変えないだろう。むしろ、制度を定着させるまでに投入された有形無形のコストをその後の定着で回収できる保証はない。そして、このコスト増が大学経営を圧迫させる事は確実である。そう考える時、9月新学期説は大学大粛清の幕開けなのかもしれない。

 それを避けたいのなら、早急に(段階的にせよ)対面授業を復活させる方策を模索することである。これが私立学校の経営状況にとっても、教職員および学生のメンタルヘルスにとっても最善の方策である。」

 2022年度に入ってようやく本格的な対面授業が復活してきた。友達や先輩・後輩と直接触れ合える。そのために身綺麗にして…そういう心理作用があるだけで、マスク越しでも学生の表情が明るくなっているのが分かるし、キャンパスが華やかになる。

 キャンパスはこうでなくっちゃ…と思いながら遭遇したタヌキとにらめっこする私であった。

(中村 勝之)

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タグ:中村 勝之
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梅雨を蹴飛ばせ

 今年の5月は5月病になる暇もないくらい怒涛のごとく過ぎ去ったが、心の支えになったのは朝日新聞「多事奏論」近藤康太郎氏の「19歳のあなたへ 失敗する権利 人間にはある」(2月19日)「向かない会社に35年 いや、おもしろく働ける」(5月7日)であった。

 「19歳のあなたへ」は大学入学共通テストのカンニング問題で「ふみはずした」19歳のあなたに向けての励まし、そもそも大学入試の受験勉強に対して、勉強は何のためにするのかを問いかけている。そもそも勉強には終わりがなく一生続くもの、勉強は役に立つかどうかもわからない。勉強しない人間は、ちょっとばかり成功すると「自分は特別」と愚かにも思い込む。でも勉強する人は知っている。「人間なんて どっこいどっこいだ。」 取り巻きを1万人以上集めて花見をする権力者も、莫大な費用をかけて宇宙旅行する大金持ちもべつにえらくない。つまり、勉強するのは「人にやさしく」なるためなんです。野生のけものは失敗できない生き物です。逃げ方をしくじると、天敵に食われてしまいます。失敗は死に直結する。でも人間は一度過ちを犯しても、やり直せるんです。長い年月をかけて、そういう社会を、システムを築いてきたんです。それこそが人間の勉強の成果です。人間には失敗する権利がある(人間は失敗してもいいのです。やりなおせるのです)。もう一回頑張りましょうよ。

 「向かない会社に35年」は「19歳のあなたへ」を授業の教材に使った学校の生徒の感想から始まる。多感な中学生は舌鋒鋭い。「理科の化学式、数学の連立方程式だって将来使う場面があるのか疑問。国語の詩だって将来使いますかね」、「勉強とは大人になることといってるけど、大人になって良いこととか大人になってなにがいいのかわかりません」。誠実に答えると難しい問題だ。そして働くといえば、気になる記事を読んだ。今春の新入社員はコロナでオンライン生活に慣れきっている。だからリアルな会社や通勤が「しんどすぎ」なのだそうである。そもそも会社の与える仕事がおもしろくないのは、ふつうだ。他人に与えられたモノはつまらんものだ。会社内で新しい仕事を創る。また、会社に全体重を預けない。社外でも働くチャンスはある。かもしれない。そんなの分からない。試す。失敗しても死にやしない。ていうか、毎日24時間ずつ死んでいるんだ。働くのはおもしろい。いや、おもしろくできる。そして、人間は人生の大半を働いている。ということは、働くのをおもしろくできた人は、ハッピーな人だ。ハッピーな人が多い社会は、住みよい社会だ。

(宮本 輝)

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タグ:宮本 輝
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2022年05月26日

FMICS BOOK PARTY 30-349 吉田 兼好 『徒然草』

「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあう「安全な場」です。ワイワイガヤガヤ、仲間とともに本を読むことの楽しさを共有します。

【日時】 2022年5月26日(木) 午後8時〜10時
【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 吉田 兼好 『徒然草』


 【推薦者】 岡村 浩 (工学院大学名誉教授)
【参加要件】 指定図書を読破された方
 【参加費】 無料
【参加定員】 15名
【申込締切】 2022年5月25日(水)
【申込先】 yoneda(アット)fmics.org 米田 敬子
【事前課題】 *MUSTとします。
  1. 自己紹介 400字以内

  2. 『徒然草』を読んだ直後の正直な感想を一文で表してください。

  3. 『徒然草』の帯のポップコピーを考えてください。

  4. アウトプットする=読み聞かせをしたいと思う3箇所を選んでください。

  5. あなたのお薦めの一冊の本をご紹介ください。

  6. .課題4.で選んだ3箇所の内1箇所を選んで、なぜ選んだのかの理由をお話しください。


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タグ:岡村 浩
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2022年05月19日

FMICS 5月例会(第750回例会) 「すこし先」のキャンパス 対面授業とオンライン授業

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FMICS4、5、6月例会の統一テーマは、「コロナ禍をプラス発想しましょう」です。
 4月例会part1「今」のキャンパス 対面授業とオンライン授業
 5月例会part2「すこし先」のキャンパス 対面授業とオンライン授業
 6月例会part3「ポストコロナ」のキャンパス 明日に向かうためにすべきこと

 3回のシリーズで、時代を強かに見届ける大学・大学人の思いを束ねます。

 4月例会には、教育関係者だけでなく、企業人、高校生・大学生、海外からも多くの皆さまにご参加いただきました。緊急避難的対応、「過渡期の今」から、「すこし先」のキャンパスは、対面とオンラインの良きところをいかに強かに使いこなしていくかが問われることになります。

 対面授業を前提にしてきた、大学・大学人の価値観は変えざるを得ません。

 5月例会は、これからの大学をどうすべきなのか、視線をすこし先に見据えて、学生・教職員、大学人の皆さまの思いを述べ合います。

【参考】朝日新聞EduA 4月例会登壇された朝日新聞社の中村正史さまが執筆された記事
 2022.01.14 対面授業再開も教室に来ない大学生たち 「ポストコロナ」を示唆か
 2022.01.24 立命館大・松原洋子学長「対面授業が再開されても学生が教室に戻らない理由」
 2022.01.25 慶応義塾・伊藤公平塾長「4月から対面授業9割に転換」

【日時】 2022年5月19日(木)
   研究会 午後8時〜10時00分(Breakoutsession 含む)
   茶話会 10時10分〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 コロナ禍をプラス発想する part2
   「すこし先」のキャンパス 対面授業とオンライン授業


【問題提起】
 中村 勝之 (桃山学院大学 経済学部教授)
 宮下 明大 (立命館 東京キャンパス所長)
○コメンテーター
 西原 裕貴 (慶応大学 湘南藤沢キャンパス学事担当課長)
 出岡 由宇 (多摩大学附属聖ヶ丘高等学校 国語科教諭)
 松家 詩英 (国立音楽大学 音楽情報専修1年)
 田中 頌子 (湘南工科大学 工学部3年)
○総括
 神戸 悟 (大学・入試ライター、リサーチャー)

【参加費】 社会人1,000円 学生無料
 ●ゆうちょ銀行振替口座(旧 郵便振替口座) 00170-9-132915 
  加入者名:高等教育問題研究会
 ●三井住友銀行 飯田橋支店(888) 普通 5114947
  加入者名:コウトウキョウイクモンダイケンキュウカイ
 ●PayPal(振込手数料無料)
  振込先アドレス: fmics1981(アット)gmail.com 

【申込&問合先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2022年5月18日(水)
*お名前、ご所属、連絡方法、本月例会を何によってお知りになられたかをお知らせください。
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。

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2022年05月15日

出光ゼミ 106

egg2.gifこの勉強会の原理は極めてシンプルです。参加者がそれぞれにネタ(話題)を持ち寄り、みんなで議論します。

●前回4月16日(土)の参加者数は、対面・Zoom合わせて4名。学習塾や高等学校の大学合格実績の表記方法の特色、『心理的安全性のつくりかた』といった話題などが寄せられました。

●ネタは、気になった新聞・雑誌記事、業務関連の資料、進めている仕事のアイデア、就活エントリーシートの原稿などなど、何でも構いません。ちょっとした事でも、他人の目に触れることにより思いがけない発見があるものです。ネタがなければ、近況報告だけでもOKです。

★今回も実会場とZoomミーティングの併用型で実施します。

【日時】 2022年5月15日(日) 午前9時30分〜11時30分

【実会場】 横浜市山内地区センター 会議室3A
  東急田園都市線・横浜市営地下鉄 あざみ野駅徒歩3分
  (横浜市青葉区あざみ野2丁目3−2 山内図書館と同じ建物で別の入口です)
  ※案内表示は「フミックス」です。

【Zoomミーティング】 ID等は申込まれた方に追ってお知らせします。

【参加費】 実会場の場合100円 + 昼食会1000円程度(収入による増減あり)

【申込】 naoki(アット)idemitsu.info (出光直樹@横浜市立大学) まで、お名前・ご所属・参加形態(会場かZoomか)をお知らせください。
 http://n-idemitsu.seesaa.net/category/25588543-1.html

★この次は、6/18(土)午前中または25(土)夜の予定です。

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2022年05月12日

FMICS 茶話会 LOUNGE 声に出す言の葉

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 「FMICS 茶話会 LOUNGE」は、ワイワイガヤガヤ“あったかさの自己表現”をする「安全な場」です。

■日時  2022年5月12日(木)午後10時〜
■登壇者 米田 敬子 ( 一般社団法人大学自慢 代表)
■テーマ 「声に出す言の葉」
 皆さまには、事前課題を楽しんでいただいたうえでのご参加をお願いいたします。
@ 声に出して読んでみたいと思う詩歌・戯曲・散文・漫画を選びます。発表時間は3分以内です。
A 選んだ理由、伝えたい想いを発表します。
B 誰か(例えば、作家、登場人物等)になりきり読んでください。
C 何か発見がありましたか。
 a @〜B、読みはじめるまでの発見
 b 読み終わってからの発見
D 参加者の感想を共有します。

■問い合わせ先 米田 敬子 yoneda(アット)fmics.org

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タグ:米田 敬子
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2022年05月06日

リーダーなんて、やるもんじゃぁないな

「捨てる神あれば拾う神あり」と言うべきか、「貧乏暇なし」と言うべきか。

 誰もやりたがらない仕事の1つに一段落ついてホッとしていたら、縁あって、某体育会系クラブの部長に就任する事になった。どうせお飾りだから…と何も考えずに部長就任を受託した途端、来るわ来るわ、色んな仕事が降ってくる。その中で一番の驚きは、試合に帯同するのも(観客席から)応援する程度だと思っていたら何故かベンチ入りメンバー。何故か円陣の中心に私がいる。スポーツ観戦自体は割とする方だが、プレイしたことなどない競技。そんな中で試合の前後に声掛けする。監督からは「試合にはそこまで来なくて良いから…」等と言われて安心していたのだが、(立場上というのもあるが)選手とてやはり学生。学生の傍で彼らの事を感じて痛い…そう思うようになって、ほぼ毎試合ベンチに入っている。

 プロスポーツでもそうだが、選手のプレイ面での責任者は監督・コーチ・トレイナーになるが、集団としての責任者は現場から少し離れた所に位置する人間が担当する。その方が組織としては上手く運営できるからである。それでつくづく思うのが、「リーダーはどんな人材が担うべきか?」という事である。学生の扱いと言う点においては私とて経験を通じて一家言は持っている。ただしそれは学生の学習面が主要領域であって、それ以外では皆目見当がつかない。それ以上に、運動をメインにした学生の面倒なんて見た事がない。サポート役なら何とかなりそうだが、部長である。クラブという組織の責任者の立場である。恐らくだが、何らかの意味でのリーダー的役割を私が担わなければならない訳だ。そこで上記文言が頭をもたげるのだ。

 私は比較的若いときからリーダー的役割を担う位置に立つことが多かった。そんな中で、私の中で割と納得できる結果を得た組織というのには共通点がある。それは私より有能な人材が私の傍にいたときである。そりゃそうだ、私は全能ではない。寧ろ苦手とする分野の方が多い。それでもリーダー的役割を全うできるのは周囲に優秀な人材がいるからに他ならない。それが自覚できているからだろう、周囲に対する尊敬の念は自然に湧くし、感謝の言葉も自然に出てくる。周囲に評価される成果が出たとしても私の手柄と喧伝する事はない。周囲の手柄なのだから。

 無論、私の経験を一般化するつもりは毛頭ないが、少なくとも一般的にイメージされる強力なリーダーシップやカリスマ性はリーダーの資質として相応しくないと個人的に思っている。「リーダーになりたい」という人がいるとしたら、「自分よりも賢い人間を傍に置け!」と伝えたい。そっちの方が風通しのいい組織ができるはずだ。

(中村 勝之)

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「魔改造」結果から学ぶもの

 4月から人事異動で新しい部署に勤務、対面授業も再開し、学生や教員が一気に動き出し怒涛の日々、FMICSの大先輩にサポートしてもらう中で見かけた記事(2022年4月21日読売新聞「アンテナ」戸部田誠氏)に思わず共感した。

 本来の用途を逸脱し、通常ではあり得ない改造をする「魔改造の夜」(NHK・BSプレミアム)、番組では「身の回りの家電やおもちゃのリミッターを外し、大人げないパワーのモンスターに改造する行為」と定義、それを日本トップの「T大学工学部」、下町工場「H野製作所」、自動車メーカー最大手「T車」といった超一流のエンジニアたちが競い合う内容と説明する。お題はトースターでいかに高くパンを跳ね上がらせるかを競う「トースター高飛び」、歩く犬のおもちゃのスピードを競う「ワンちゃん25メートル走」といった、いずれもバカバカしいもの。だが、エンジニアたちはどこまでも本気。プライドをかけ全身全霊で知識、発想、技術を注ぎ込む。

 ここからが本題、そのスピンオフ的な番組として今春からEテレで始まったのが「魔改造の夜 技術者養成学校」。「教官」の劇団ひとりの進行で、様々な技術者たちを講師に招き、番組で行われた競技の結果を基に、アイデアや技術、スキルを学ぶというもの。例えば「扇風機50メートル走」で優勝したベンチャー企業「Sライズ」のリーダーが講義したのは「技術とリーダーシップ」。会議で仕切るときはホワイトボードのペンは他人に渡さない、初日に目標を設定する、できることを信じさせるのがリーダー最大の役割―といった実践的な心得を伝えていく。

 失敗例の検証も行う。「赤ちゃん人形綱登り」の競技で、大本命と目されながら失敗した大手自動車メーカー「N産」のミスを題材にしたのは、「失敗」が死に直結してしまう宇宙飛行士の大西卓哉氏。「N産」のマシンは精密に作られながらも、安全に停止するために頭上につけたスイッチが作動するハプニングでゴール直前に止まってしまった。次の試技でもトラブルで動かなくなった。原因は、時間がない中、急きょ停止スイッチの位置を移動させ、配線が飛び出たためだった。「普段ではありえないミスが発生してしまうのが本番。常に緊急事態を想定した訓練を行わないといけない」と大西氏は説く。実際、宇宙飛行士の訓練では、7年にわたり失敗を想定した訓練を繰り返すとのこと。

 これらの講義内容は技術者のみならず、あらゆる「仕事」に通じるもの、そして「魔改造の夜」の裏で何が起きていたのかもよくわかり、番組の奥深い魅力がリミッターを外したようにあふれ出てくると戸部田氏。失敗は成功のもと!

(宮本 輝)

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タグ:宮本 輝
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2022年04月26日

FMICS BOOK PARTY 29-348 宮里 暁美 『耳をすまして目をこらす』

「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあう「安全な場」です。ワイワイガヤガヤ、仲間とともに本を読むことの楽しさを共有します。

【日時】 2022年4月22 26日(火) 午後8時〜10時
【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 宮里 暁美 『耳をすまして目をこらす』 赤ちゃんとママ社


 【推薦者】 松山 益代 (慈紘保育園園長)
【参加要件】 指定図書を読破された方
 【参加費】 無料
【参加定員】 15名
【申込締切】 2022年4月21 25日(月)
【申込先】 yoneda(アット)fmics.org 米田 敬子
【事前課題】 *MUSTとします。
  1. 自己紹介 400字以内

  2. 『耳をすまして目をこらす』を読んだ直後の正直な感想を一文で表してください。

  3. 『耳をすまして目をこらす』の帯のポップコピーを考えてください。

  4. アウトプットする=読み聞かせをしたいと思う3箇所を選んでください。

  5. あなたのお薦めの一冊の本をご紹介ください。

  6. a)『ご自身の幼児期のエピソードをご紹介ください。
    b)コロナ禍で人との関りが制限された今を生きている子どもたちに、大人の自分が取り組みたいと考える事をご紹介ください。

【これからの推薦者&課題図書】
5月 岡村 浩 (工学院大学名誉教授)
6月 白銀 泰 (朝日新聞CSR推進部)
 若松 英輔『言葉の贈り物』亜紀書房

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