2021年04月27日

FMICS BOOK PARTY 18-337 手塚 治虫 『火の鳥4・鳳凰編』

「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあうことができる「安全な場」です。ワイワイガヤガヤ、仲間とともに本を読むことの楽しさを共有します。指定図書を読破された方、読み込み中の方のご参加も歓迎いたします。
 今月の課題図書の推薦者は、桜美林大学名誉教授の高橋真義さんです。
 「文庫版」ではなく、ぜひとも「大判」で読んでください。不世出の天才手塚治虫ワールドに、潜り込むことができます。
 皆さまには、お仲間、生徒さん、学生さんにもお声かけのうえご参加ください。

【日時】 2021年4月27日(火) 午後8時〜10時

【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 手塚 治虫 『火の鳥4・鳳凰編』


【推薦者】 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加要件】 指定図書を読破・読み込み中の方
【参加費】 無料
【申込先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 申込締切 2021年4月26日(月) ※定員15名


★★ FMICS BOOK PARTY 2021.5 ★★
■日時   2021年5月28日(金) 午後8時〜10時
■指定図書 アンデシュ・ハンセン (著) 久山 葉子 (翻訳)
      『スマホ脳』新潮新書 2020.11.18 1078円(税込)
■推薦者  小西 英行 (多摩大学 経済学部教授)
■参加費  無料
■参加定員 15名
■申込締切 2021年5月27日(木)

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2021年04月23日

FMICS 4月例会(第737回例会) 学生の視座からコロナ禍の先を観る PART1 高大接続から高大社接続へ

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■高等教育問題研究会FMICS 2021年4月例会(第737回)をご案内いたします。

コロナ禍、世界的不況の中の大学活き残りのカギは、大学の主役で活きた資産である学生の可能性を引き出すために教職員はスクラムを組むべしという「学生教員職員三輪車論」を見える化することにかかってくるのではないかと強く思います。
 入口・アンコ・出口、教職員の総力戦勝負になることは間違いありません。ブツ切りの戦略ではなく、熱いストーリーを分かりやすく見える化することが求められます。
 勿論、これぞという正解はあり得ません。ただ、「虫の目・鳥の目・魚の目、THINKBIGな視座に加えて、あったかさいっぱい」のミッション・パッション・アクションは、必要不可欠です。

 FMICS人の知恵をキリリと束ねたいのです。新しい年度がスタートする4、5、6月、3回シリーズで、私たちは何をすべきかを多くの皆さまとワイワイガヤガヤと考えることといたします。

●第1弾:2021年4月23日(金)
 リクルート小林浩さまには、シリーズの方向性を示していただきます。
●第2弾:2021年5月21日(金)
 テレビ愛知高木伸治さま、伊藤忠野村典文さま、野村證券片山英治さまに、企業人の視座から、大学を切っていただきます。
●第3弾:2021年6月23日(水)
 総括として、大学新聞社安田賢治さまに登壇いただきます。

 第1弾の小林さまからのメッセージです。
少子化が進む中で、大学の数は増え続けています。社会環境が大きく変化し、日本型雇用の在り方も変わりつつあります。入学者選抜の改革も徐々にですが、確実に進められていて、偏差値だけで大学を選ぶ時代は終焉を迎えようとしています。
 では、「選ばれる大学」になるには何が必要なのでしょうか。皆さんと未来に向けた熱い議論ができればと思います。


【日時】 2021年4月23日(金)
   研究会 午後8時〜10時30分(Breakoutsession 含む)
   茶話会 午後10時30分〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 学生の視座からコロナ禍の先を観る PART1
   学生に選ばれる輝く大学・学校を作るために何をしたらよいのか
   高大接続から高大社接続へ


【問題提起】
 小林 浩 (リクルートカレッジマネジメント編集長)
【コメンテーター】
 長井 美沙希 (取手聖徳女子高等学校 2年)
 土屋 郁夫 (上越教育大学大学院 学校教育研究科専門職学位課程)
 金成 泰宏 (和泉短期大学 教育学習支援ユニットサブリーダー)
 北村 由紀子 (日経HR 営業本部教育ソリューション部 部長)
 中村 勝之 (桃山大学 経済学部教授)
【司会】 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 社会人2,000円(年会費を完納している場合は無料) 学生(会員・非会員問わず)無料

【申込&問合先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2021年4月19日(月)
*お名前、ご所属、連絡方法、本月例会を何によってお知りになられたかをお知らせください。
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。
*当日、ミーティングへのご招待をいたします。

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2021年04月01日

踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆ならどっちを選ぶ?

 いきなりだが、若者には解説が必要な格言(?)から始めてみよう。まずは1つ目。
「20歳までに赤くならない奴はバカだ。だが、30歳で赤い奴はもっとバカだ」

 ここで言う「赤」とは共産主義(少し広く捉えて社会主義)的発想に思考が染まる事で、過激な行動をしてしまいがちである事の比喩表現である。字面はともかく、所謂思春期は自分の認識できる環境が急激に広がり、縁遠い境遇に対する理不尽さと、それに対する「怒り」に気づきやすいタイミングである。そこに気づけない人間は相当鈍感だという意味で「バカ」と形容する。ただ、高校卒業後の様々な経験を経て思春期に感じていた理不尽さが自らの知識不足に根ざした事が分かってくると、当時ほど強烈な怒りを覚えなくなる。これをもって「かしこまった」と言う(やや)ネガティブな評価をする向きも可能だが、人間として成熟した証とも評価できる。大半の人間は30歳にもなると後者の向きに自然となるので、思春期に抱いた感情を保持し続ける状況を好ましくないと断じるのが上の格言である。

 次に2つ目。
「やる気のある無能を組織に置いてはならない」

 これは、(本来のニュアンスはもっと過激なのだが)ナポレオンが似たニュアンスを語った事で有名で、直接的にはドイツの軍人ハンス・フォン・ゼークトが語ったものである。軍隊と言うある種特殊な組織に於いて、規律ある行動を維持するためには行動力や戦略思考に長けているという意味での「有能」さが大事なのであって、任務に対する「やる気」の有無は本質的ではない。むしろ、「やる気」だけを顕示する士官は規律行動の維持困難に陥るどころか、組織崩壊に導いてしまう。最悪の事態を回避するための最善の手段、これが上の格言に凝縮されている。

 今回の裏巻頭言に当たってなぜ上記2つの格言を持ち出したのかというと、とりわけ若者に対して、格言の裏に潜む罠にはまる可能性を今回の例会の流れが秘めていた事と、今回の例会のテーマの1つである「高大接続へのモヤモヤ」に対する解消のヒントが隠されているからだ。

 後述する様に、人が本気で考えるきっかけとして作用する要素の1つが(あらゆる場面における)理不尽さに対する「怒り」である。無論、怒りばかりではない。現状に対する「不足」感、「不平」「不満」、(欲求への)「渇望」感、様々な表現が可能だが、大事なことは何がしかの事象に対して自分の感情が揺さぶられなければならないという事である。もっと言えば、感情の揺さぶりは自己正当化するためのポジティブなものではなく、自己否定に向かい兼ねないネガティブなものであった方がいい。教育の観点からはある種賭けになる部分ではあるが、『エヴァンゲリオン』の主人公の如く、少なくとも「ぼく、ここにいていいんだ…」と言わせない事が重要である。相手の感情をネガティブに揺さぶらない、マイルドに言えば居心地の悪さを感じさせないという意味では、相手を無意味に褒めるのもいただけない。凡庸な人間に対して褒める事は彼等の「やる気」を無駄に刺激する事はあっても、有能到達へのきっかけになる事はほぼ皆無なのだから。

 こう断言すれば各所から批判が殺到するのは間違いないが、正直な話、中等教育で実践される「考える教育」は早晩テクニックが生み出されて有名無実化するだろう。これはある意味仕方ない。中等教育までで実践される「考える教育」のための素材は数種類のパターに分類可能であるとともに、中等教育までの教師は教育活動の方法論は理解していても、教科内容の方法論まで十分理解しているとは言えないからである(とりわけ地歴科、公民科、数学科で顕著)。かといって、高等教育に携わる者が講義内容の方法論を熟知しているのも稀で、中等教育での悩みの一端を理解しようとする感受性の存在すら怪しい。その意味で、今回の例会のテーマである高校接続を考えるに当たって重要な論点は高校の「何」と大学の「何」をどう接続するのかと言うことである。ここに対する明瞭な解答を用意できない限り、いつまで経っても高大接続の「モヤモヤ」は本質的に解消されないだろう。

 ならば、その「何」とは何なのか。私なりの解答は「考える力」であるという事を例会後の茶話会で提言させてもらった。教育学的発想から言えば「考える力」をどう測定するのかが大きな問題となるのであろうが、ここではそれを脇に置いておく。とりわけ今回の例会で「モヤモヤ」を解消できなかった者にとっては、どんな条件が重なると「考える力」を「身に付ける」きっかけになるのかを知りたいはずだ。茶話会では3つの要素を提示させてもらった。1つ目が先述の「怒り」に代表される感情の揺さぶりであって、(厳密なニュアンスは異なるが)FMICSの標語の1つであるPassionに通ずるものである。残り2つは中等教育までの「知識」と、高等教育で学ぶ「学問」である。今の中等教育までで伝達される知識の殆んどは各種学問領域から得られた知見の「つまみ食い」で構成される。言ってみれば、中等教育までの「つまみ食い」の内容の理屈を知るために提供される教授内容が高等教育の主戦場なのである。ここで大事なのは、高等教育で教授される内容が中等教育までの「知識」と質的に異なること、その理由が各種学問領域の発想方法や論理展開の「礼儀」が高等教育に散りばめられているからである。つまり、高大接続とは中等教育までの「知識」を念頭に置きつつ、各学問領域の「礼儀」を如何に身に付けさせるか、そのきっかけとしての接続であるべきだと言う事である。言葉として簡単に書いてしまっているが、これを実行に移すのは容易な事ではない。行動力を持続するための燃料として「怒り」などを挙げる事が出来るが、勿論、こうした事だけが燃料になる訳ではない。「知的好奇心」だって重要な燃料になるはずだ。

 かなり長くなったが、昔の経済学の入門書の冒頭に結構な頻度で書かれていた格言、これで本欄を閉める事にしよう。

 “Warm heart, cool head”(心は熱く、頭は冷静に)

(中村 勝之)

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チェーン店の挑戦、個人経営店の意識改革

 各飲食チェーン店の「徹底攻略」を指南する著作がありベテランの料理人でもある稲田俊輔氏、2021年3月6日朝日新聞「いま聞く」で久保田侑睴記者が飲食業界のコロナ再起のヒントに迫っていた。

 2019年の著書『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』(扶桑社新書)で経営的な観点ではなく消費者目線でファミリーレストランやファストフードの魅力を語り、その一例としたのが「サイゼリヤ」(本社・埼玉県吉川市)。いわく「パスタやドリアは確かに安いが原価を計算するとちゃんと儲かるようにできている。でも生ハムやサラミは原価だけを考えるとずいぶん無理をしているように見える」と分析。「パスタやドリアでしっかり利益を出しているからこそ、高品質な前菜やワインを常識外れの価格で提供できる」。他に「マクドナルドの肉は本物志向」「ケンタッキーはご飯と味噌汁を付けて定食専門店を出すべき」「日高屋はビールの安いスタバ」など独自の視点で次々と斬っていく。

 なぜチェーン店に注目した本を出したのかの問いに「『しょせんチェーン店』という上から目線の評価が目立ちます。お金も時間もなくチェーン店で仕方なく食べているという人もいます。卑屈に背中を丸めていた人たちに私がどのようにチェーン店を徹底的に楽しみ尽くしているかを伝えようと思いました」。

 そんな時に出会ったのが当時サイゼリヤで提供されていた「粗挽きソーセージのグリル」。食卓でなじみのある燻製のソーセージではなく、イタリアで「サルシッチャ」と呼ばれる生ソーセージ。当時は専門店にしかないようなメニューが近くのファミレスにあったのだ。「サイゼリヤの人たちはイタリア料理が大好きで、マニアックなものをひそかにアピールしていると気付いたんです」。安くて親しみやすいメニューの中に通好みの一品を潜ませる。そんなチェーン店に自分との共通点を見つけた。サイゼリヤの広報担当者は「私たちが美味しいと思うものを提案していましたが、食通の方にそれを見つけて楽しんでいただけるのは販売者冥利に尽きる」という。

 一方で集いの場としての機能を担ってきた個人経営店、コロナ禍は長期化し依然厳しい状況。今後のカギは客側と店側の「意識改革」にあると訴え、「お一人様」の客に注目する。すでにその変化の兆しは現れていると語る。「『一人飲み』『お一人様』といった特集が雑誌でも組まれ、潜在的なニーズに世間が気付きつつあります」。チェーン店の挑戦や個人店の変革を受け入れ、面白がる。その独自の視点には、「食」を徹底的に楽しむヒントがあふれていると久保田記者。コロナ禍での大学の役割と機能の今後のカギに注目していきたい。

(宮本 輝)

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2021年03月23日

FMICS BOOK PARTY 17-336 森山 至貴 『LGBTを読みとく』

  ワイワイガヤガヤ、仲間とともに本を読むことの楽しさを共有します。指定図書を読破された方、読み込み中の方のご参加も歓迎いたします。
 「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあうことができる「安全な場」です。
 学校や職場でマイノリティーとどう向き合うか。「LGBT」を手掛かりとして、多様な性のあり方を知る方法を学ぶための入門書です。皆さまには、本書を読んであなたの人生観はどのようにかわったかについて2分間のスピーチをしていただきます。
 ブレイクアウトセッションは、少人数のグループで、「LGBT」について、じっくり語りあっていただきます。語り足りない方には、夜10時からの茶話会にもご参加ください。

【日時】 2021年3月23日(火) 午後8時〜10時

【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 森山 至貴 『LGBTを読みとく』


【推薦者】 城内 康文(早稲田大学学生)
【司会】 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加要件】 指定図書を読破された方、または読破すると決められた皆さま
【参加費】 無料

【申込先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 申込締切 2021年3月19日(金) ※定員15名

★★ FMICS BOOK PARTY 2021.4 ★★
■日時   2021年4月27日(火) 午後8時〜10時
■指定図書 手塚治虫 『火の鳥・鳳凰編』
 *文庫版ではなく、大判で読んでください。
  天才漫画家・手塚治虫ワールドの中に、潜り込むことができます。
■推薦者  高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)
■参加要件 指定図書を読破された方
■参加費  無料
■参加定員 15名
■申込締切 2021年4月23日(金)

★★ FMICS BOOK PARTY 2021.5 ★★
■日時   2021年5月28日(金) 午後8時〜10時
■指定図書 アンデシュ・ハンセン (著) 久山 葉子 (翻訳)
      『スマホ脳』新潮新書 2020.11.18 1078円(税込)
■推薦者  小西 英行 (多摩大学経済学部教授)
■参加要件 指定図書を読破された方
■参加費  無料
■参加定員 15名
■申込締切 2021年5月27日(木)

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タグ:城内 康文
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2021年03月19日

FMICS 3月例会(第736回例会) 高大接続 ただよう★もやもや★は なぜ生まれるのだろう?

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■高等教育問題研究会FMICS 2021年3月例会(第736回)をご案内いたします。
 大学と高校はしっかりと連携すべきにもかかわらず、お互いが分かっていないというか、理解しようとしていないのかと思わざるを得ません。
 大学と高校関係者が同じ場に立っても、何だか越えがたい★もやもや★があるのは、なぜなのでしょうか。
 2020年10月例会のテーマは、「大学入試改革とコロナ禍/高校と大学の間にただよう★もやもや★はなぜ生まれるのだろう?」でした。高大接続について、高校サイドから切り込み、大いに語り合いました。しかし、★もやもや★は晴れませんでした。2回戦をセットすることにしました。PERT2の3月例会は大学側に立って、★もやもや★に迫っていくことにいたします。
 ブレイクアウトセッションは、司会&記録担当者を含めて4名以内のグループで語りあっていただきます。
 なお、語り足りない皆さまには、茶話会にご参加ください。日にちをまたいで盛り上がることが珍しくありません。

●倉部史記さんからのメッセージ
 昨年は出張授業やオープンキャンパスを、通常通りには行えませんでした。代わりに企画されたオンラインのイベントも、大学によって成否が分かれているように思います。
 コロナ禍は高校生の進路理解、進路選択にも多大な影響を与えています。でも、そもそもこうした「特別なイベント」へ過度に依存してきたことに問題はなかったでしょうか。一日限りのイベントに頼らずに、大学での学びのあり方や、各大学の教育の違いを理解してもらう方法は他にないでしょうか。そこに入学難易度(偏差値)のモノサシを揺さぶる可能性が、隠れてはいないでしょうか?
 関係者全員が困っているからこそ、検討できるようになった施策もあるはず。コロナ禍によって浮き彫りになってきた、高大接続の課題と可能性を、一緒に考えられればと思います。持続可能な学生募集を実現するためのヒントも、ここから見えてくるのではないでしょうか。

●神戸悟さんからのメッセージ
 昨年は出張授業やオープンキャンパスを、通常通りには行えませんでした。代わりに企画されたオンラインのイベントも、大学によって成否が分かれているように思います。
 コロナ禍は高校生の進路理解、進路選択にも多大な影響を与えています。でも、そもそもこうした「特別なイベント」へ過度に依存してきたことに問題はなかったでしょうか。一日限りのイベントに頼らずに、大学での学びのあり方や、各大学の教育の違いを理解してもらう方法は他にないでしょうか。そこに入学難易度(偏差値)のモノサシを揺さぶる可能性が、隠れてはいないでしょうか?

●出光直樹さんからのメッセージ
 高等学校から大学への進学。それは大きな変化であり、その選択や選考のプロセスには試行錯誤が伴い時間をかけて当然のものです。幅広い教科科目の基礎的な学力の把握、記述式試験による思考力の評価や調査書を活用した主体性の評価など、その選抜方法の在り方についての議論は尽きません。一方で、こうした選抜を行っていく日程についてはどうでしょう。
 学校推薦型選抜や総合型選抜の多くは年内に進学先が決定しますが、標準とされる一般選抜では、1月の中旬の真冬の時期、日本海側では大雪になる事も多い環境で、たった土日の2日間で多岐にわたる教科科目の試験を実施する「大学入学共通テスト」があり、2月になってから私立大学の一般入試が本格化します。
 国公立大学では2次試験の前期日程が2月25日から実施され3月10日までに合格発表、後期日程は3月12日から実施され3月20日までに合格発表となります。なおその間、多くの高校では3月に入ってすぐに卒業式を迎えます。
 このスケジュール感を当然の事と思うのか、それとも不自然だと感じる事ができるのか。例会ではこうした視点から問題提起したいと思います。

●小西英行さんからのメッセージ
「高大接続改革のもやもや」
 高大接続改革の本質は、高校と大学における「学力の3要素」を前提とした教育改革(及び経営改革)を、入試改革(という外部環境の変化)を起爆剤として一気に進めることにあるが、大学・高校・生徒(学生)の視点で、異なる「もやもや」が存在する。
 例えば、大学目線では、入試で「思考力・判断力・表現力等の能力(以下「思考力」)や「主体性・多様性・協働性(以下「主体性」)をはかるには?」であり、高校目線では「思考力や主体性に向けた教育とは?」であり、生徒目線では「思考力や主体性に向けた学修で、希望する大学に入れるの?」である。
 つまり、2021年度の大学入学共通テストにおいて、「思考力」が必要となる出題されたとはいえ、高校や生徒が思考力や主体性に向けた教育に時間をかけることは、希望する大学へのルートがはっきりしない以上、まだまだリスクが高いといえる。
 こうしたリスクを低減しつつ、高大接続改革を進めていくためには、既存の高校・大学でのアクティブ・ラーニングのプログラムを、アフターコロナのオンライン活用で連携していくことが求められる。

【日時】 2021年3月19日(金)
   研究会 午後8時〜10時30分(Breakoutsession 含む)
   茶話会 午後10時30分〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 大学入試改革とコロナ禍  パート2
 高大接続 ただよう★もやもや★は なぜ生まれるのだろう?


【問題提起】
 倉部 史記 (進路づくりの講師、高大共創コーディネーター)
 神戸 悟 (教育ジャーナリスト・大学入試ライター・リサーチャー)
 出光 直樹 (横浜市立大学 アドミッション課専門職・学務准教授)
 小西 英行 (多摩大学 経営情報学部教授、高大接続AL研究会)
【コメンテーター】
 安田 馨 (安田女子中学高等学校 校長補佐)
 橋本 勝 (富山大学教授・教育推進センター副センター長)
【司会】 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 社会人2,000円(年会費を完納している場合は無料) 学生(会員・非会員問わず)無料

【申込&問合先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2021年3月16日(月)
*お名前、ご所属、連絡方法、本月例会を何によってお知りになられたかをお知らせください。
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。
*当日、ミーティングへのご招待をいたします。

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2021年02月27日

FMICS BOOK PARTY 16-335 宮野 公樹 『学問からの手紙』

  ワイワイガヤガヤ、仲間とともに本を読むことの楽しさを共有します。指定図書を読破された方、読み込み中の方のご参加も歓迎いたします。
 「FMICS BOOK PARTY」は、本を読んで=INPUT、人に伝えて=OUTPUT、理解を深めあうことができる「安全な場」です。
 「異分野融合の仕掛け人」としてメディアが注目している新進気鋭の宮野公樹京都大学准教授の言葉の数々は、皆さまの琴線に触れること間違いありません。宮野ワールドに、ぜひ、ご一緒に飛び込んでいただきたいと願うばかりです。
 ご参加の皆さまには、「勉強」と「学問」の違いについて思うところを、人生の先輩として、参加の高校生・大学生に対して2分間のプレゼンテーションしていただきます。高校生と大学生からは、忖度なしのコメントもらいます。
 ブレイクアウトセッションは、少人数のグループで、「勉強」と「学問」の違いについて、じっくり語りあっていただきます。
 語り足りない方には、22時からの茶話会にもご参加ください。

【日時】 2021年2月27日(土) 20:00〜22:00

【使用媒体】 Zoomミーティング

【指定図書】 宮野 公樹 『学問からの手紙』


【推薦者】 米田 敬子(FMICS事務局)
【司会】 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加要件】 指定図書を読破された方、または読破すると決められた皆さま
【参加費】 無料

【申込先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 申込締切 2021年2月26日(金)

★★ FMICS BOOK PARTY 2021.3 ★★
■日時 2021年3月23日(火) 午後8時〜10時
■指定図書 森山 至貴 『LGBTを読みとく』 ちくま新書
■推薦者 城内 康文(早稲田大学学生)

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2021年02月19日

FMICS 2月例会(第735回例会) アフターコロナ リモートワークが当たり前となる新しい働き方時代の会社選びとは

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■高等教育問題研究会FMICS2021年2月例会(第735回)をご案内いたします。
 就活の世界も、コロナ禍の影響が大きくのしかかってきています。「働くこと」についての意識も大きく変わりつつあります。今回は、時代に翻弄されない就活、会社選び、仕事選びについて、多面的、多層的に、深化することとします。
 プログラムは、渡辺さんの問題提起を受けて、2回のブレイクアウトセッションに入ります。皆さまには、課題1、課題2についての意見交換をしていただきます。グループごとのディスカッションの報告と渡辺さんには、課題についての解説をしていただきます。
 総括では、経団連が、新卒採用を含めた『ジョブ型』雇用制度の積極的な導入を呼びかけたことについてのコメントをいただきます。

■問題提起をされる渡辺茂晃夫さんからのメッセージです。
2021年3月卒業予定者の就職活動は、新型コロナの感染拡大によって一時中断やオンライン選考など混乱が続き、会社説明会から面接まですべてをオンラインで受けて内定を得た学生もいました。さらに、企業は入社後の研修についても、オンラインとリアルのどちらで実施するのかを決めかねている状況です。22年卒についても同様の就活が続く可能性があります。
 一方、学生が就職先を決める要因には「社員の人柄」や「自分が成長できるかどうか」が上位に来ます。PC画面を通して企業と学生はどれだけお互いを理解し合うことができるのでしょうか。また、集合研修から職場に移って先輩が仕事を通して若手社員を育ててきたOJT研修から、オンライン研修に変わり、若手社員はどれだけ仕事を覚え、活躍できる人材に成長できるのでしょうか。
 コロナ以降のビジネスパーソンの働き方やキャリア観の変化を参考にしながら、皆さんと一緒にこれからの仕事選びについて一緒に考えてみたいと思います。
 以下の2点について事前に考えて参加ください。
  • 事前課題1:オンライン就活の問題点は何か? どうすれば克服できるのか?

  • 事前課題2:リモートワークが当たり前となる新しい働き方時代の会社選びとは?

【参考】オンライン文献


【日時】 2021年2月19日(金)
   研究会 午後8時〜10時30分(Breakoutsession 含む)
   茶話会 午後10時30分〜

【使用媒体】 Zoomミーティング

【テーマ】 リーマン超えの就職氷河期は来るのか?
アフターコロナ リモートワークが当たり前となる新しい働き方時代の会社選びとは


【問題提起】 渡辺 茂晃 (日経HRコンテンツ事業部長/元桜美林大学大学アドミニストレーション研究科非常勤講師)
  司会 高橋 真義 (桜美林大学 名誉教授)

【参加費】 社会人2,000円(年会費を完納している場合は無料) 学生(会員・非会員問わず)無料

【申込&問合先】 yoneda(アット)fmics.org 担当:米田 敬子
 参加定員 40名
 申込締切 2021年2月16日(月)
*お名前、ご所属、連絡方法、本月例会を何によってお知りになられたかをお知らせください。
*参加エントリーをいただきますと参加費の入金を確認の上、資料を送付いたします。
*当日、ミーティングへのご招待をいたします。

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2021年02月05日

情報と好みと肌感覚と胆力と

 私は一応経済学者であるが、高等教育の大半を教育学部で過ごしてきた。今ではアクティブラーニング(AL)が教育業界でもてはやされているが、その遥か以前から問題解決学習の重要性が喧伝されてきた。知識偏重と言われる系統学習と対比される概念であろうが、正直、そこまで言うほどのメリットが理解できなかった(ALにしても、その重要性は理解できるが、全ての授業でALにするのはやめた方がいいと思っている)。今回の読書案内で【問題発見力】に関する親書を紹介したが、(いいポイントは突いていると思うが)実践的側面で言えば、ほぼ不可能なことを言っていると思っている。人は結局の所、自らの経験に根ざした視野・発想・行動しかできないのだから、そこから外れた視点から何を言われても(頭で理解できても)行動に移せる程のインパクトはないのではないだろうか。

 読書案内の内容との関連で、今回は2点指摘したい。第1に、【問題発見力】を鍛えるには自分の行動を逐一振り返ってみることである。たとえば、貴方がPCを購入しようとしているとする。このとき、貴方は使用目的に応じたスペックを調べるはずである。PCの知識の豊かな人は自分で調べられるが、知識に乏しい人なら詳しい知人や店員に聞いてみるはずである。PCに関する使用目的、知識、人脈など、購入するという行動に当たって必要な有形無形の事項を『情報』と呼ぶことにすると、何を情報にして、どのようにそれを活用するのか、ここを自覚できるようになっておいた方がいい。もう1つ考えるべきはどのPCを購入すればいいのか、その判断基準を自覚することである。使用目的にマッチしスペックも同一のPCが2種類あったとする。PCは1つあればいいのだから、必然的に1つを選択肢から外さなければならない。そこで重要になるのが貴方の『好み』である。この辺りは自覚できていると思うが、たかが好みと侮るなかれ。好みが自覚できていれば、意外な所から入力される情報についても「ピン」と来る可能性が出てくるのである。

 第2に、【問題発見力】を鍛えてもVUCAの時代を生き抜けるとは限らないことである。とかく同時代を生きる我々は、他者との差別化をはかるべく様々な努力をしなければならないという強迫観念に駆られているかもしれない。ただ、様々な努力やってみて理解する事は結局の所、やってみた事項の向き/不向きの自覚くらいである。読書案内で取り上げた新書では問題発見力との対比で【問題解決力】が挙げられているが、周囲を見て問題解決力を極めた人はほとんど見当たらない(言っておくが、東大を首席で入学する者は問題解決力に優れている訳ではない)。なので、問題解決力を極めればVUCAの時代を生き抜けるはずである。大事なことは、所謂「○〇力」の中で自分に最もマッチするのを見つけて、極める事である。まさに「好きこそ物の上手なり」である。こう書けば、「どうやって自分にマッチする物を見つけられますか?」と質問が飛んでくる。言っちゃぁ悪いが、この質問を投げる時点でVUCAに振り回される日常となるであろう。

 昔だって(当時の視点から見れば)VUCAだったはず。その意味では、昔も今も(見かけは違っても)さして変わった事項はない。そう考えると、昔も今も個別にやるべき事項もさして変わらない。『情報』と『好み』に基づいて行動を起こす。どの行動が自分にマッチするか、その判断は試行錯誤を繰り返した先にある『肌感覚』をキャッチする。そして、こうしたことを継続する『胆力』を鍛えることである。

(中村 勝之)

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コロナというなまえにほこり

 株式会社コロナ(本社:新潟県三条市、社長:小林一芳)は、「つぎの快適をつくろう。CORONA」をスローガンに、石油暖房機、給湯機、エアコンなどを取り扱う総合住宅設備メーカー。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、社名が新型コロナウイルスを連想させることにより、社員やその家族、子どもたちまでが学校やメディアで何気なく耳にする言葉に心を痛め、落ち込むようなことがあるとの声があったことを受け、小林社長は「株式会社コロナで働くあなたのご両親に誇りを持ってほしい」と社員の家族や特にお子さんに伝えたい!という想いで、2020年6月13日(土)新潟日報にてメッセージ広告を発信、約2300人の全社員に手紙を送った。メッセージは子どもが読めるようにかなで書かれている。
 コロナではたらくかぞくをもつ、キミへ
 まだまだ、せかいじゅうが、しんがたコロナウイルスで、たいへんなことになっているね。
 そとであそべなくなったり、マスクをしなきゃいけなかったり、つらいこともたくさんあるとおもいます。
 そんななかでも、わたしたちコロナは、くらしをゆたかにする“つぎのかいてき”をつくろうと、きょうも、がんばっています。
 コロナではたらいてくれている、キミのおとうさんやおかあさん、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、おにいさん、おねえさんも、いっしょうけんめいです。みんな、じまんのしゃいんです。いえにいるときのイメージとは、ちょっとちがうかもしれないけど。
 もし、かぞくが、コロナではたらいているということで、キミにつらいことがあったり、なにかいやなおもいをしていたりしたら、ほんとうにごめんなさい。かぞくも、キミも、なんにもわるくないから。わたしたちは、コロナというなまえに、じぶんたちのしごとに、ほこりをもっています。
キミのじまんのかぞくは、コロナのじまんのしゃいんです。
 かぶしきがいしゃコロナのしゃちょう より

 社名の由来は、石油コンロの青い炎と太陽の周囲に現れるコロナのイメージを重ね合わせ、親しみやすいブランド名として「コロナ」と名付け、1935年に商法登録された。今年の節分は124年ぶりに1日早い2月2日、疫病、風評被害、差別退散の願いを込めて参拝!

(宮本 輝)

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